二日目
今日は悪夢を見なかった。気持ち的には整理整頓が出来ているらしい。…今日で朱芳理は元に戻る事を考えていると朱芳理から着信があった。僕はすぐに取った。
「あ起きてた。あの突然何だけど今家行って良い。…その下駄が壊れたから。」
少しばかり言っている意味が分からなかった。しかし困っている感じだったので了承した。
「良いよ。お茶を準備するね。」
…はっきり言ってこの部屋は散乱しすぎている。ので片付けをした。なんだか軽く楽しかった。チャイムがなった。急いで確認してドアを開ける。朱芳理は浴衣を着ていた。
「どうしたの。さっきから目を背けて。」
朱芳理は玄関に腰を下ろして壊れている下駄を直していた。
「その。綺麗だね。」
「あ、この花ね。イヌホオズキ何だって。白くて可愛いでしょ。」
さっきの言葉の意味伝わっていないらしい。
「…その…朱芳理が、綺麗だって。」
すると朱芳理は照れ臭そうな素振りを見せた。
「ねえ暇だから此処にいて良い。」
「じゃあ上がって。」
僕は気持ちを今すぐに伝えたかったがそれはダメだと誰かに言われてるので殺して善と悪の境界線に一線を張った。その後も昨日の楽しい雰囲気が続いて僕はこのままでいたいと強く願ってしまった。
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