奇妙な物事

僕は学校が終わると決まって図書館に来て勉強するというルーティンがあった。しかし何だろうか。今朝の朱芳理は少しだけ違かったような気がする。席が空いていたから座ったというこじつけは出来るがこんな毛嫌いする人の周りにいたいだろうか。少なくても僕はそうは思わない。…しかしこれはあくまでも僕の主観と思想だ。なので真相は朱芳理しか知らない。…頭に入らない。すると後ろから氷のような足音がする。聞きなくなかった。

「……その本読んでいないなら貸して。」

またもや朱芳理にぶっきらぼうに言われた。ので少しだけ強く言ってしまった。

「これから使うんだよ。だから貸せない。」

「じゃあいいわ。此処で借りるから文句ないわよね。この椅子に座って読んでるからね。」

そうして物凄く気まずいそして奇妙な時間が流れ始めた。最初に来たのは僕なのにペースが崩された。もうこうなったら使わなくてもいいや。

「…ありがとう。……。」

そうお礼の言葉を残して去っていった。何がしたかったのだろうか。なんか今日は一段と疲れたのでいつもより早めに出た。

家に帰宅して宅配物を見た。いつものように何もないと思っていた。…何じゃこれ。一通の手紙と箱があった。…頼んでないよな。…でもしっかりと一希へと書いてある。差出人は不明である。やべえ物じゃないよな。しかし中身を見ると今の僕には魅力的なものだった。

人の心理が操れる薬効力は二日間。箱には瓶が入っていた。

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