9話 公爵家との日常

 迷宮核ダンジョンコアについては俺がマスターになるとした。あの迷宮ダンジョンは野良ダンジョンだった。野良ダンジョンはマスターがいないダンジョンなのだが殆どの迷宮ダンジョンはマスターがいるので絶好の機会だったのだ。

 そうして俺は帰ることにした。迷宮ダンジョンの使い道は後々考えるとしよう。











帰宅後


「ただいま」

「おかえりなさい」


 帰ってくるともう日が暮れるぐらいだった。明日からは久々にゆっくりしようと思う。戦闘もせずにたまには妹と幼馴染と遊ぶのもいいと思う。

 アンジュはいないかな?いや部屋にいるな。多分4人かな?まあ妹と幼馴染の双子と公爵令嬢の4人で女子会だろう。


「もうそろそろ、夕食にするからアンジュを呼んできて。部屋にいるから」

「わかった」


 部屋の前に行くと何やら話し声が聞こえる。残念ながら内容は分からなかった。

 

 俺は部屋の扉をコンコンと叩いて呼んだ。


「アンジュ〜夕食の時間だぞ」

「わかった〜。すぐいく〜」


 その日はこのあと夕食を食べて寝た。明日はほのぼのとしよう。たまには休憩も必要である。









次の日


「今日は何しようかな?」


 その時コンコンと部屋の扉を叩く音がした。


『お兄ちゃん、起きてる〜?』

「ああ、起きてるよ」

『入るね』

「いいぞ」

「ん?お兄ちゃん今日は出かけないの?」

「ああ、たまにはのんびりするのも悪くない」

「だったらさ!一緒に遊ぼ!」

「お!いいぞ」

「シルフィちゃんたち呼んでくるね!」

「ああ!」


 今日は遊ぶのがいいな。たまには構ってあげないと拗ねるかもだしね。


 そういえばあいつら、普段何してんだ?一体何で遊ぶんだろうか?まあおままごとだったら逃げるか…。


「あ、朝ごはん食べに行こ」


 まだ起きただけでに着替えてないなし、朝ごはんも食べていない。遊ぶまでに行くか。





〜お着替え中〜





 よし行くか、


「おはよ、お母さん」

「おはよう、朝ごはんできてるわよ」

「分かった」


 今日の朝ごはんはいつもと同じの質素なものだ。パンとスープ、あとは俺が狩ってくる鳥だった。鳥は昨日、俺が狩ってきたものだ。

 妹はすでに食べていたから友達を呼びに行ったのだろう。

 あ、忘れてた。遊ぶ前に鳥を狩っておくとしよう。すでにこの行為も日課と化している。


 俺はいつも鳥を狩るときは基本的に無属性魔法を使っている。火魔法だと燃えちゃうし、水魔法でも水浸しになってダメなのだ。そのため何もならない魔弾マジックバレットを使っている。神級になれば炉心融解が使えるので傷がない獲物が取れるのだが生憎まだ神級に行っている魔法はない。

 それどころか王級もないのだ。


 おっと獲物がいたな。狙いを定めて頭を吹っ飛ばすっ!


魔弾マジックバレット


 よし!当たったようだな。回収して遊びに行くとしよう。


虚無空間インベントリ


 これでいいかな?遊びに行くとしよう。鳥は夜に出したほうがいいかな?

 そっちのほうが新鮮だからな。









 村に帰ると妹たちは村の広場的なところに集まっていた。


「あ!お兄ちゃん遅いよ!」

「ごめんごめん思った以上に時間かかってさ」

「何してたの?」

「ちょっと日課のことをしててな」


 あ、これは分かってない顔だな。まあ、知らないのも当然だ。食材調達なんて誰にも言ってないしね。


「わかんないけど…まあいいや」

「何で遊ぶの?」

「そうだね、何する?」

「鬼ごっこ?」

「お兄ちゃんは何したいの?」

「俺?かくれんぼとか?」


 かくれんぼとは言ったもののあるのだろうか?前の世界の遊びだしないかもしれないけど。


「かくれんぼか鬼ごっこどっちがいいと思う?」


 この様子はありそうだな。まあ知らなかったら俺が不審がられるだろうし、

よかった。


 結局その日はかくれんぼをした。俺は体がみんなより大きいからすぐに見つかってしまった。まあみんなの隠れる場所もすぐに分かったけどね。

 こう言うのもいいものだ。それにソフィアが一週間しか居れないからもっと遊ぶとしよう。公爵家の繋がりは太くしておきたい。

 何かあったときに頼れるからね。もしもの保険になるから、こうゆう権力者とのつながりは重要だと思う。

 

 そのあとはアンジュと共に帰り、夜ご飯を食べて寝た。結構楽しい1日だった。こう言うのもいいな。スローライフだっけ?おじさんになったらスローライフでもしますかね。


 あじさんになるまでは冒険者で稼げると思うしな。このステータスだとまあまあのランクまで行くと思うし、流石に最高ランクのKランクまではいかないと思うがな。このステータスだとBランクまでかな?それともCかな?


 あれ?地龍アースドラゴンは確かA +級だからAランクか。

 そう考えるとこのステータス結構、強いのでは?まあ過大評価はいけないけど。過小評価もいけないからな。


 自惚れることなく自分の力と向き合うとしよう。これからもっと強くなるしな。そう考えるとどこかの陣営に着くのはいけないかな?

 でも他の異世界人もこんな感じかな?でも俺だけの称号だよな。神の代理人って…。


 なんでついたんだろうか?神とか信じてないからついても困るんだけどな。信者とかにつければいいのに。まずこの世界の神とか知らんし。なんかやらないといけないことでもあるんだろうか?




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