紀伊半島ツーリング
今日は伊勢から南下して、
まずは、県道22号と国道260号で山の中をひたすらに走る。この道では、道沿いに満開の桜が咲いて、ピンク色のゲートを楽しむことが出来る。山桜も咲いていて、視界が賑やかで、走っているだけでも楽しい道だ。この季節に来て正解だった。
そして、そんな山道を走っていると突然海が現れる。どうやら、山と海の距離が近いようだ。山に囲まれた湾が幾つも連続し、風景に飽きが来ない。山の景色と海の景色の欲張りセットだ。
せっかく紀伊半島に来たのだから、熊野古道を見学しようと思い、熊野本宮大社へ行った。しかし、とりあえず来てみた、という感じで特に事前知識もない。文化も色々とあるらしいが、ピンとは来なかった。やはり、古道というくらいなのだから、実際に歩いてみないと本質は分からないのだろう。今回は時間的にも厳しいので、なんとなくの見学だけで熊野古道は終了。
次は、国道42号で海沿いをずっと走って、
潮岬は本州最南端の地。一度来てみたかったのだ。大体の場合、端っこというのはバイク乗りが集まる場所だ。私も例にもれず、行き場がなければ端を目指す。ツーリング計画を立てやすいことも魅力だ。
約2時間走り、岬へ到着した。広い公園のようになっていて、家族連れがおおい。逆に、全くバイクがいない。関東なら平日でも結構な数のバイクが走っているのだが、ほとんど見かけない。やはり、人口の差なのだろうか。
その後は和歌山を目指した。ホテルが3,000円程度と安かったので、つい予約してしまったのだ。
和歌山までは約150km、4時間掛かってしまう。国道42号をひたすら北上する。景色が良いことがまだ救いではある。しかしカーブが多く、車は少ないが速度を出せないので、予想以上に時間が掛かってしまった。
結局ホテルに着いたのは20時前。21時には出入り口を閉じるようなので、近くの牛丼屋で手早く夕食を済ませ、今日の行程は終了だ。
3日目の走行距離は430km。こんなに長距離を走ると流石に疲れる。
正直に告白すると、私は少し紀伊半島を舐めていたのだ。想像よりも広大で、魅力が多い土地だった。ついで程度の気持ちで寄ったが、むしろ行って良かったと思える。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます