『限界大学生の栄養標本』 


飯沼第二中学校 2年 品井 叶都


~自由研究・理科展出品~



〈研究の動機〉

 一人暮らしをしている大学生の「孤食」について、家庭科の授業で習い、食事が及ぼす効果や影響について興味を持った。栄養という観点から考え、その実態を調べていきたい。


〈ねらい〉

 レシートの購入内容から、食品が健康に及ぼす影響を推察する。また、レシートから読み取れる情報と立地などの地理的条件との関連性を分析する。


〈方法〉

 大学通りにある「AKEBONO」、「タカムラストア」の二店舗を利用する大学生と思われる人物に聞き込み調査を行う。レシートは許可を取ってから、撮影する。

 概要に示したA~Dの4つの診断区分は、厚生労働省の策定した「食事摂取基準」に記載されている栄養素の目安量と比較して、決定することにした。


〈結果と考察〉

 上記の Sample#1~5 同様に、Sample#30 (Sample#6以降は別紙記載)まで、データを取った結果、健康に気を遣った食事をしている大学生は少なく、「限界大学生」が7割を占めていることが分かった。

 これは学生ということもあり、個人の経済状況によっては、健康的な食品を選んで食べる余裕がないことが原因だと考えられる(実際、レシートの中には、精神的に追い詰められていることを示唆する購入品がいくつか見受けられた)。

 また、「栄養」とは関係ないが、飯沼大学では東南アジアからの留学生を受け入れるプログラムを推進していることから、どこの国かまでは判断がつかないが珍しい名前の留学生が店員として働いていることが推測される。


〈感想〉

 大学生の人たちは、 いい意味でも悪い意味でも自由な食生活を送っていることが分かり、驚いた。そして、栄養について分析する中で、自分の食事を見直すいい機会になったと思う。

 例えば、授業でもいわれたが、ファストフードのように手軽で廉価な食品はカロリーや脂質が高く、太りやすいので注意したい。コンビニフード等も、味付けが濃いものは常習的になりやすく、危険だといえる。

 You are what you eat. (あなたはあなたが食べたものでできている) ということわざを念頭に置いて、健康に気を付けようと思う。

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限界大学生の栄養標本 押田桧凪 @proof

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