第1章 想定外のスタートと出会い

第4話 結果的に踏みつけたことになった?

女神の神殿で神殿のバルコニーから雲海を眺めていたらもたれかかった柵が壊れ雲海に真っ逆さまに落下中の私、片手にはリュコモスの帯剣ベルトと剣とナイフがプランプラン状態で握られている。

『死が迫ってくると意外と人間て冷静になるんですね‥』

と心の中でいいながら雲海の中落ちていく、とりあえず後ろ向きから仰向けになり、見よう見まねでスカイダイビングぽい姿勢になりその腕でプランプラン握られている帯剣ベルトを動体にくくりつける、そして腕の自由を確保した後

色々考える、女神にもらったものは魔法関連の適正や耐性の類のことを

考える『魔法適正ってことはシールド系くらいならいけるかな?某米国映画のキャプテンがエレベーターから飛び降りたような振動吸収さえやればいける?』

『でも水はだめ、バラバラになる森も論外動物の上に落ちるとかそんな感じかなあ』とか考えていると猫がビルの上から路上を歩いていた人の上に落ちて助かったという動画を思い出す、『異世界だから俺より大きな生物絶対いるはず』と考えていると雲を抜け、大森林が見えてきたすると森の真ん中に空白の箇所に黒い塊のようなものが見えたのでそこに目掛けて落ちていく、『とりあえず適正があるなら魔力もあるってことだろ』と思って気張るように体の血圧が上がっていくのか?と思ったら涼しい感触が体を駆け巡り体に纏うような感じで光る膜に包まれたのでそのままいちかばちか黒い塊目掛けて落ちていく、そしていよいよ落ちるかというときに周囲を見ると黒い塊のそばに人がいる?

と認識しながらもそのまま突っ込んでいく、ある程度近づいたからか黒い塊が避けようと動き始めたので、スピードを上げてつっこんでいく、

そしてそのまま黒い塊にぶつかると、鈍い衝撃が伝わると同時に顔の周りに大量の血がきて、息が苦しくなるがそのまま、時々バキ、バキッと鈍い音が聞こえて意識が遠くなる瞬間、急にまた空気が吸えるようになり体に鋭い痛みがはしる

「痛ったああああ!!!」と大絶叫する

そして目をさっとぬぐい周りを見ると、2人ぐらいの人が口を開けてこちらをみている姿が見えて不意に体が何かの上に乗っかっている感触を見ると、1メートル以上はある、生命あるものには欠かせない臓器心臓の上に寝転がっていた、

「えっ何これ?」と言った直後

グオォォォォーと弱々しい鳴き声が聞こえた後黒い塊は寝転がる私のちょうど下側にそのまま倒れ込んだ。

「とりあえず助かった?」と誰がいるわけでもないのに聞く、そして徐に起きあがると体のあちこちが痛いが、打撲だけで済んだのを感謝すべきだろうなと思い体を見渡すと先程突っ込んだ塊の血で体中がベトベトなのに気がつき立ち上がると若い女性と60代くらいの男性があんぐりと口を上げながらこちらを見ていた。

「えーっと、俺が言えることではないですが大丈夫ですか?」と2人に問いかけると、しばらく固まったままだったが

女性の方が再起動を先にはたし返答に応じた。

「はっはっはい、大丈夫ですあなたこそ血まみれですが大丈夫ですか?」

「一応は‥身体が痛かったですが、今はとりあえず収まったので大丈夫です」

「こんな森になぜおられるのですか?」

「王都からの帰り道に、盗賊に襲われこの森に逃げてきたのです、そしたらこのアルカディア大森林に逃げ、大森林を通って遠回りにカートバウアーに帰還しようとしたのですが最終的に盗賊に追いつかれ絶体絶命になっていた矢先に、森の主の3柱の内の1柱であるであるキングブラックヘビーモスに遭遇し、盗賊が真っ先に殺されそして棒立ちだった私とロウエンお爺さまがお主らのどちらかの命を捧げよと言われた矢先にあなたに空から降ってこられました」

「ってことは私もあなたも一応助かったってことでいいですか?」

「ロウエンお爺さま?」と女性はおじいさんに声をかけるとはっとした表情になり

「なんだクリスティよ?」

「助けていただいた感謝をこちらの方にされた方がよろしいかと」

「そうだな、どなたか存じぬが私はロウエンといいしがない金持ち商人というのをやっていて一応士爵という名誉爵位ももつ身分のしっかりした商人よ、そしてこの娘はクリスティといいわしの孫娘だ」

「クリスティです、よろしくお願いいたします」とペコリと女性は頭を下げる

「私は葵 翔駒と言います、よろしくお願いします、ロウエンさんそしてクリスティさん」

「よろしくお願いします」「よろしくお願いする」

と挨拶が済む、

「とりあえずどうしましょうか?」

「私はとりあえず周りの死体から使えそうなものをかき集めましょう」

「ならワシは野営の準備をしたほうがええかの?」

「では役割分担しましょうか?」というとロウエンとクリスティは動き始めた、

そしてそれをみた後周りの死体に近づいていく、と鋭い爪でぶっ刺されたような風穴が空いているものや傷もなくただ心臓発作?と言えるような死に方をしたものや首だけがなく首から血が出続けているしたいなどやく27体があったのでズルズルと引きずり集めていく、そして死体を探っていくと使えそうな短剣や帯剣ベルト、バスタードソード?と言えるような剣やショートソードやスタッフなどの武器、そしてショートボウのような弓などの装備や、綺麗な状態のハードレザーが2枚とローブが見つかったのでまとめていると、

頭の上でピロン、ピロンという音が100回以上鳴り響いたかと思ったら、急に

『異世界に転送されました、ナビゲージョンを起動します』という言葉が頭で響いた後

『ええ!!!!』という絶叫が響く

イラつきながら、「お前誰だよ?」と聞くと

『あなたの異世界転生を補佐するナビゲーションシステムです』といういかにも異世界転生にありげなものの紹介をされたのでとりあえず信用し

「そうか、でなぜ驚いたのか答えてもらえますかな?」

『異世界転生された後私は起動するように設定されていたのですが、あなたは想定外の形で異世界転生し、本来人が1人では倒し得ないキングヘビーモスを1人で倒されたため、情報処理が追いついておりません』

「そう言うことね」と異世界あるあると諦めてそのままとりあえず納得していると

『はい』とその通りだと言わんばかりの返事をナビゲーションさんはかましてきた

「とりあえず、この場所がどこか教えてくれる?」

「ランベルト共和国のカートバウアー公爵領にあるアルカディア大森林の奥林です、カートバウアーでは通り抜ける以外の行動をすれば死ぬ以外はないとされる死の聖域とされています」

「死の聖域!?」という驚きの情報をかまされた。



後書き

いよいよ異世界に到着しましたが、いかがでしたでしょうか?割と斬新な異世界突入だったのではないでしょうか?表現しきれてない部分もありますが、ある程度物語が完成してきたら細かい部分のブラッシュアップもしていく予定ですので、ご期待くださると幸いです。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る