Eclat Etoile ―星に輝く光の物語― 琥珀様作
【あらすじ引用】
平和な世界に一つの隕石が降り立った。
隕石は日本を蝕み、世界を蝕む菌―――ウイルスを蔓延させた。しかし、真の絶望はそれだけでは終わらなかった―――――
人間を本能だけで殺す謎の人型生命体。人間のあらゆる武器は効果なく、人類は次々と抹殺されていった。夢も希望も無く、ただ絶望に明け暮れる人類。
しかし、人類の前に、希望の光が舞い降りた―――――
現代世界からのIfの世界へと発展していったローファンタジーストーリー
正義を信じ、強大な敵と世界との戦いを描いた異能力バトルの物語
彼らが倒すべき敵は世界か、宇宙か…
【良いところ三点】
1*序章では、何が起こったのか分かりやすい流れとなっている。
明確過ぎると通常はネタバレとなってしまうが、この物語では何が原因で何が起きたのか分かりやすい流れとなっている。方向性は分かるものの、この先の展開は匂わせ程度なので、ネタバレまではいかない。
絶望から光が齎されたものの、100年も戦っているということは、何か別の理由により敵を全滅させるには至らないのだと想像する。100年の間にどう変わったのか、期待も高まる。
2*単に脅威と戦う物語ではない。
戦う彼女たちの人生を描いた物語である。ヒューマンドラマ部分に重点を置いている為、感情移入しやすい。人類の為に脅威と戦うだけではなく、差別や迫害とも向き合わなければならない。
それでも自分たちの想いを貫き、戦い続ける彼女たちの心情が丁寧に描かれている。
3*オリジナル設定がしっかりしており、分かりやすく説明がなされている。
敵や戦う側の設定、世界の状況など。作品におけるオリジナル設定が細かくしっかりなされており、分かりやすい説明により理解しやすい。もちろんまだ明かされていない部分もあるとは思うが、どのような舞台の物語であるのか掴みやすい。
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