転生して二度目の人生とチート級の魔力(略)狼狐 様作
転生して二度目の人生とチート級の魔力を手に入れたけど、もう魔王退治はこりごりです!
【あらすじ引用】
魔王によって完全敗北した勇者のパーティーの一人。魔法使いのシルヴィ。
彼女は最後に魔王によって殺されたが、ふと目を覚ますと赤子になっていた!?
二度目の人生と、チートな魔力を手にした魔法使いシルヴィは、再び魔王と対峙するた――
「あ、魔王討伐はもう懲り懲りなので、魔王討伐はしないです」
シルヴィは魔王討伐を諦め二度目の人生は平和に暮らそうと試みるのだった。
【良いところ3点】
1*描写が全体的に丁寧であり、情景や状況が分かりやすい。何故彼女は、戦況が不利であるにも関わらず、強大な敵に挑み続けなければいけないのか。心情や世界の状況なども描かれている為、どうにもならないのだろうなと、思いつつも静かに見守る気持ちになる。
2*登場人物に魅力を感じる。主人公は転生後は赤子である。大人びているのは、前世の記憶があるに他ならない。しかし、それを知っているのは自分だけ。ある年の誕生日の場面からは父母の愛を強く感じる。恐らく、父母はわき役なのだろうが、彼女の性格や思考などを際立たせているのは、この二人が居てこそである。
(例えば入学式について来られて恥ずかしいなど)
3*世界観がしっかりしている。本当に偶然なのかはわからないが、かつての自分をなぞるように展開されていく。過去と、今の違いがはっきりしていくという対比を利用しているところも良い。つまり、現在はどんなところが違うのかを主人公が知ることによって新しいエピソードが産まれる。この後の展開は、とても面白い。何故二人はライバルとなったのか。この部分とても読みごたえがある。
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