晴天前夜 木風麦 様作
前編 感想
これは酷いパワハラだ。上司に殺意を覚える。そこまでに、書き方が巧いと言える。誰が見ても憎たらしい人間というのはなかなか書けないものだ。何故なら、作者にとって生み出したものは愛しいという気持ちが少なからず芽生えてしまう為。そして読んだ人の気持ちも考えてしまう為だ。
しかしタイトルが晴天前夜とあるところから、なんらかの爽快感が後編にあるのではないかと思う。
とても感情移入しやすい物語である。
結局嫌な仕事をなかなかやめられないのは、すぐに仕事が見つかるだろうか?
生活は大丈夫だろうか? と不安になるから。しかし、本来やめるべきは上司なのだ。もっとパワハラが訴えられやすい社会になればいいのにと感じた。自分もパワハラにあったことはある。気づいていないのは本人だけ。そういう人は、最終的に孤立するので何かあればポイされるのだが。
ここで彼女を救ってくれる人物。彼は素性は分かってはいるが一体どんな出会いがあったというのだろうか?後半がとても楽しみな作品である。
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