第65話　魔法薬学　夏の特別編　【感想】

どうやら、何かを作る場面のようである。

ここではハーブを精油にする作業を通して、この物語での精油の仕方などを学べる。この作業の中で魔法がどのように活かせるのかなど。そして作業の合間に、休みの日のことなどが明かされていく。中でも、女性の貴族社会での暗黙のルールなど。世界観の分かる部分が多い。

主人公は、特殊な魔法が使えるが、サポートが好きな少女。

この段階で、どれくらいの人がその秘密を知っているのか、ここの場面だけでは分り辛い。しかしながら、心理が丁寧に描かれている為、言っても大丈夫なことと口に出すことを迷うことについては分かりやすい。

最後にどんなものが出来上がったのかが分かるのだが、この世界での魔法薬学を用いた道具（？）作りのようだ。本編では戦ったりもするようなので、その中の日常の一場面なのだろう。番外編として、本編との繋がりも感じる素敵な場面だと思った。

特別編なので番外編ではないのかも知れないが。

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