ハイラーキカルウォー・ワールド  柳古梨白 様作

(改稿前に読んだ時の感想です)

ハイラーキカルウォー・ワールド -その意志はまだ伝えられる-


【あらすじ引用】

科学と魔導が混同し合う世界に新たなゲームが誕生した。その名も『ハイラーキカルウォーワールド』

最新技術でサイバースペースに移入するMMOだ。そんなの嘘だろ!!!!と思いつつもPvP初心者の俺は、気合を入れてキャラ名を「シュー・クリム」と決めてオープンワールドへ飛び出す。

やがて『紅鋼さん』『無尽蔵殺戮人形』『対人間プレイヤーの裏ボス』『… …』と呼ばれていくのだが……あれおかしい。俺はこっそり強くなるはず……そのはず……だったんだけど。気のせいか?

そんな何処か真面目な、けれども抜けてる1プレイヤーのやり込み譚。


~世界の表を支配する組織がいれば世界の裏側を支配する組織も存在する。FLOSよ、永遠に~


【感想】14話「謎職業の緊急審議」

実は、『【補説】ただカッコいいルビを眺める回』が一番読みたかったのですが、物語の進行と直接関係ないのかも知れないと、諦めて別のところへ。

謎職業がプレイヤーたちの中で、噂になって居るのだろうかと想像しながら、ページの方へ。

実際拝読すると、予想は外れた。主人公が審議をしている場面であった。ゲームの好きな人なら、夢中になってしまいそうなほど設定が細かい。そして、主人公が行き当たりばったりの性格ではなく、慎重派なため面白さが更に増す。理由として、大雑把な性格なら思考部分はそんなに詳しくはないし、何をどうするためにこうしているなどの説明も不要となるからだ。

主人公が慎重派であり、判断材料をきちんと集めようとする性格な為、ゲームシステムについて詳しく知ることができる。その中で主人公はきっちり情報を得、まだ獲得できない情報についてどうするかも決めている。その部分が開示されることを期待してワクワクしてしまう。ただ、この部分を読む限り、簡単にはいかなそうだ。(レベル上げが大変そう)先の気になる物語だと感じた、

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