君と旅をするために ナナシマイ様作
【あらすじ引用】
「お前は、魔力を暴走させるだけの危険物だ」
赤い髪を持って生まれた子供は“忌み子”と呼ばれ、
魔力を上手く操れない危険な存在として
人々に忌避されていました。
その忌み子でありながら、
魔法が大好きで、魔法使いとして生きる少女 リル。
彼女は、剣士の少年 フレッドとともに旅をしています。
楽しいことにも、危険なことにも出会う中で、
次第に明らかになっていく旅の目的。
そして、リルの抱える秘密とは――――
これは、とある小さな魔法使いの、後悔をたどる物語。
【感想】第13話 準成人のお祝い
前の方に気になるタイトルがいっぱいありますが、レビュー時に読む部分なのでそちらは我慢で、こちらを。
童話調の地の文が印象的(ですます調)。これはターニングポイントかも知れない。
微妙に揺れ動く二人の気持ちが伝わってくる回。特にフレッドの方は、表情に出ているが主人公は気づかないようだ。自分のその先を相手に決めて貰うというのは、どんな心境なのだろうかと想像する。
自分の意志を告げた上で、答えを貰おうとしなかったことには、何か意味があるに違いない。恐らく気持ちは一緒であり、互いが相手の出方を窺うといったところだろうか。
気になるのはあらすじの”後悔をたどる物語”という部分。これが何を指しているのか、このページだけでは分らない為、彼関係していることでなければいいなと願ってしまう。
この回で感じたのは”人々に忌避されていました。”とあらすじにあるものの、この街では少なくとも穏やかに過ごせたのだということ。そして、主人公がむやみやたらにひどい目に合ったりする物語ではないということ。とても前後の気になる物語である。旅の目的も是非知りたい。初めから読んでみたいなと感じる作品です。
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