春の頃、さよならを言えない俺に、じゃあ、また。 藤野ひま様作

【あらすじ引用】

今日、俺は高校を卒業する。捨てたい想いを抱えたまま


【感想】P5.

タイトルの意味が色んな風に受け取れる作品。余韻を残すスタイルが印象的である。(ページの終わり方)

このページから伝わってくるのは、好きな人との大切な時間について。彼はこの時点で、自分の恋の行方に気づいてしまっている。それでも、思い出は自分だけのもの。宝物の時間なんだよ、という事が伝わってくるため、切なくなり、泣きたくなった。

恋愛は一人でするものではないので、うまく行くこともあれば行かないこともある。

もし、うまく行かなければ、いつかそれを思い出に変えなければいけない。

この物語では、どんな結論を出すのだろうか?

”また”が何に対してなのかによって、きっと未来も変わるのだろう。いろんなラストを想像してしまう物語だなと感じた。

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