第33話◆食材は空から降って来る
「グランさん、アベルさん、こんにちはー。景気はどうですかー?」
「やぁ、キルシェ。おかげ様でほとんど残ってないよ」
「キルシェちゃんだっけ? こんにちは」
午後になって、売り物が減って来た頃にキルシェがやって来た。
「グランさんのアクセサリーの性能だったら、売れない方がおかしいですしねー」
「キルシェが前回、色々アドバイスしてくれたおかげだよ」
ほんとキルシェさまさま。前回はキルシェに手伝って貰うまではさっぱり売れなかったし。
「このミサンガの効果付与、ここでやってるんですか?」
午前中に手慰み感覚で作って昼食後に並べてから、そのまま売れ残っていたミサンガにキルシェが気付いた。
学習したのでちゃんと、『水系の簡単な付与します』って書いた札を置いている。だが、お客さんの反応は今のところいまいちだ。
「ああ、水系の簡単な物しか無理だけどな」
「へー、水系って例えばどんな効果の付与があるんですか?」
「水系の防護とか浄化、回復とか小規模な幻影とかかな。氷も水系だけど、素材的にこのミサンガに氷付与は少し厳しいかな」
「水って回復も出来るんですね。回復って聖属性でしたっけ? 聖職者の人の魔法だと思ってました」
「んー、水とか土とか光でも回復系いけるよね? やろうと思えば闇もいけるんじゃないかな? 俺の場合、魔法使えないから魔術になるけど、付与とか魔道具はほぼ魔術の分野だしね」
魔法とはイメージを魔力で再現する物だ。
付与とは、その魔法で再現したイメージを、魔力を保有できる素材に詰め込む事だ。
魔法には魔導と魔術とあるが、魔導とはイメージを魔力で直接具現化する事を指し、一般的に"魔法"とは"魔導"の事を指す。
一方、魔術は魔法陣や術式、文言、触媒素材を使って、魔力をイメージ通りに具現化させる。上位の魔法になると、魔導と魔術を併用して使うこと多くなる。
ざっくり言うと、無詠唱で使うのが魔導で、詠唱や魔法陣、触媒を使うのが魔術だ。そして付与や魔道具一般的に魔術の分野になる。
俺は魔法は使えないが、魔力はあるので触れている物に魔力で干渉することは出来る。だから魔力を蓄積できる素材で作った道具に、イメージを再現する魔術を施し、魔力を込めるという形で付与を行っているのだ。
アベルのようなバカみたいに魔力が多い魔導士なら、わざわざそんなめんどくさい事をしなくても、魔力容量の大きい素材に力押しで魔法効果をそのまま付与してしまうこともできる。
そうやって作ったのが、奴に貰ったあのストーカー機能付きのマジックバッグだ。
魔術のいいところ? 魔法陣とか術式や触媒で消費魔力軽減できるから、魔力消費のコスパがいいところ?魔力消費のコスパがいいから、魔力の容量の少ない素材でも効率良く付与ができる。
魔導もそうだが、術者の魔力操作次第で燃費は更に良くなるので、魔術ならがんばればかなり魔力消費を抑える事ができるのだ。
「うん、イメージ次第では出来るよ。回復が聖属性が主流なのは一番イメージが楽だから。でもグラン、闇で回復系いけるってどういうことかな? 帰ったらちょっとお話ししようか?」
「え? 闇? 夜寝ると体力回復するから? いけるかなって? 闇というか夜というか、月の光がなんか癒し系っぽいし? え? 何か間違ってた?」
あ、やば、アベルの笑顔が黒い。魔法使えないから専門的な知識なくて、前世でやったゲームのイメージで、月の光って回復効果ありそうって思ってやってたけど違った? でも闇属性の素材でも回復効果出るのは、経験済みだから間違ってないよね?
やー、イメージ! 想像力の力ってすごいなー!
「なるほど? 理屈としてはありな気がするけど、睡眠をイメージして回復かけると、寝ちゃいそうな気もするけど?」
「そそそそんなことより、キルシェはミサンガが気になるのかな?」
話を逸らそう、いやこの場合戻すだけだ、俺は悪くないし、やましい事もない。
「ええ、目の前で付与して貰えるの面白いなぁって思って。でも、効果付与なんてどんなのがあるか、よくわからなくて」
「あー」
やらかした。
そっか、冒険者やってると属性ごとの付与の効果ある程度知ってるけど、そうじゃないとわかり難かったのか。
「商人なのに不勉強でしたね」
「いやいや、効果付与ある物に馴染みない人だと、わからないよね」
希望に答えてその場で付与すれば需要に応えれると思ったけど、ある程度こちらから選択肢提示した方が良かったという事か。
「グランさんと取引するなら、付与品についても学んでおこうと思います。それでこのミサンガだと、おすすめの付与効果は何ですか?」
「俺のおすすめは防毒かな。軽度の毒や、軽い食中毒くらいの毒を、無効にする効果なんてどうだろう。知らずに身近な毒草に触れたり、毒虫に刺されたり、中毒性のある物食べたりってわりとあるかなって思ったんだけど。指輪だと仕事の邪魔になる人もいそうだからミサンガにしたんだ」
身の回りには意外と軽度な毒物あるし、パッセロさんみたいな例もあるし、日常生活にありふれてそうな毒を軽減するアクセサリーって、ありだと思ったんだよなぁ。
「それで銀貨一枚ですか?」
「うん、材料は普通の刺繍糸に、水蜘蛛の蜘蛛糸ちょっと使ってるだけで材料費安いし、魔石使ってないから二、三回効果発動しちゃうと、魔力切れてただのミサンガになっちゃう使い捨て品だしね。それに繊維製品だから効果発動しなくてもつけっぱなしだと、一年もすればボロボロなっちゃうんじゃないかな? 消耗品みたいなもんだからそれくらいかなぁって」
「安い素材の防毒系の装飾品って、一回効果出ると普通は壊れるからね?」
「え?」
話を聞いていたアベルが唐突に指摘してきた。
「やー、でもこれ軽度の毒しか防げないから。致死性の強力な毒を防ぐような物じゃないから。軽度の毒なら二、三回防げるってだけだよ」
アベルの指摘通り、致死性の強い毒を防ぐ装備品は、強力な毒を打ち消す効果の発動で魔力を使い切ってしまい、魔力容量の少ない素材だと一回で効果が無くなったり、壊れてしまったりする事が多い。
俺の作ったミサンガは防毒と言っても、せいぜい日常的な弱い毒性が対象なので、一回の発動でそれほど魔力を消費しないので、二、三回は使えるはずだ。ちょっと強めの毒だと一回で効果が無くなってしまうと思うけど、普通に生活してる程度ならそんな強力な毒を貰うことはないと思うんだ。
「グランさん!!!」
「へ?」
「僕前回言いましたよね?『物の価値に対して正しい値段を付けるのは、その物の価値に、そして作り手に対する評価と敬意』だって!」
「う、うん」
キルシェの剣幕に思わず気圧される。
「このミサンガは、実際どのくらいの毒が防げるのですか?」
「そうだなぁ……その辺にいそうなのだと、たぶんグラスヴァイパーとかベノムスパイダーくらいの毒なら平気かなぁ? 植物ならマーヤリスの毒くらいなら防げると思う」
グラスヴァイパーとベノムスパイダーは、草原や森によくいる毒を持った蛇や蜘蛛だ。
人の生活圏に近いところにも多く生息しており、畑や庭にも入り込んで来ることも多く、ピエモンのような森が近い田舎町では、これらに噛まれて毒を貰うという事は珍しくない。
マーヤリスとは、鈴のような小さな白い花をたくさんつける植物で、花、茎、葉、球根全てに毒がある。特に球根には強い毒があり、見た目がよく似ている"行者ニンニク"という山菜と、間違えて食べてしまうという事故が多い。
「グラスヴァイパーもベノムスパイダーもマーヤリスも、解毒遅かったり、摂取量多いと命にかかわる時ありますよね?」
「うん、まぁ……」
「それをあらかじめ防げる装備で、こんなに小さいのだから、銀貨一枚どころの値段じゃないですよ!!」
「は、はい」
やばい。商売の話になった時のキルシェの気迫やばい。
「グランさんは自分の作った物の価値をもっと高く評価するべきです!!」
バーンッ! と効果音付きそうな勢いで、キルシェがこちらに人差し指を突き立てた。
「よく言ったよく言った」
それを聞いていたアベルがパンパンと手と叩く。
そう言われてもなぁ……言いたい事は分かるんだけど、商売にも相場にも疎くてなぁ。自分で商売するなら覚えて行くしかないよなぁ。
「キルシェちゃんだっけ? グランの取引先がキルシェちゃんのとこでよかったよ。その調子でどんどんグランにダメ出しして? グランの価値観ちょっとズレてるからね? グランだけだと不安だから、露店する時はキルシェちゃんに先に相談してみるとか?」
「いやいや、キルシェもお店あるからそんな手を煩わせるわけには!」
「いいですよー、どうせ五日市は毎回見に来てますから。それにグランさんの売り物、出店前に見れるなら大歓迎ですよ」
「うん、よかったねグラン。キルシェちゃんが協力してくれるなら、彼女に手間賃払っても今より儲かるんじゃないかな?」
「ぐぬぬっ」
なんか悔しい気がするけど、全く以てその通りだ。
「値段の決め方は、最初は誰でも躓く物です。グランさんもこれから商売を知って慣れて行けば、すぐに僕の手伝いなんていらなくなりますよ。グランさんが一流の商人になれるように僕が鍛えますね!」
いや、商人じゃなくて職人になりたいのだが……。
商売も器用貧乏のギフトで何とかならないかなぁ。
とまぁ一悶着あったが、今日売れ残ったミサンガは、防毒効果を付与してキルシェが買い上げる事になった。
というか、ポーションと一緒に毎週ミサンガも納品する事になった。
ピエモンには冒険者もそれなりにいるので、今日作っていた弱めの効果の物とは別に、水蜘蛛の蜘蛛糸を多く使用して効果を上げた冒険者用向けのミサンガと、半々で取り扱うと言う事で交渉が成立した。
キルシェがミサンガを全てお買いあげしてくれたのもあって、今日の為に用意した売り物は無事全部捌けたので、露店を畳んで引き上げることにした。
引き上げる前に他の露店を見て回ったが、午後を過ぎて時間も経っていたので、今日はこれといった掘り出し物はなかった。目に付いた薬草の種や鉱石などの素材類をいくつか買って、今日の五日市からは撤退。
キルシェを店まで送る途中で、冒険者ギルドの前を通り掛かると、その周辺が騒がしい事に気付いた。田舎の町の小さな冒険者ギルドだ、建物の中の喧騒が外まで響いていた。
ギルドの建物の前には数名の衛兵の姿も見え、こそこそと逃げるようにギルドの建物から出てくる冒険者風の者もいる。
「何かあったんですかね?」
「この感じだと、上位の魔物でも出たかな?」
キルシェが興味深そうに、冒険者ギルドの建物の方をうかがいながら首を捻っているので、その疑問に答えた。
ピエモンのような、兵士も最低限、冒険者ギルドの規模も小さい町で、少数で対処の厳しい上位の魔物が出ると、領主が騎士団を派遣するのを待つか、他の大きな町の冒険者ギルドに依頼する事になる。どちらにせよ対応まで時間がかかる。
町に常駐する兵団と冒険者の合同で対応する事もあるが、先日冒険者ギルドを覗いた時の感じでは、高ランクの冒険者が常駐してるようではなかった。
こそこそと逃げるようにギルドの建物から出て来る冒険者風の者がいるのは、危険な魔物の討伐に駆り出されない為だろう。
強力な魔物の少ない地域の冒険者ギルドの仕事は、弱い魔物や害獣駆除、薬草などの素材集め、民間の仕事の手伝いと言った危険度の低い仕事がほとんどである。
そういった場所で活動している冒険者は、本業は別の仕事をしている兼業冒険者や、自立前の子供が多い。故に、強力な魔物が出た時の対処が厳しい事がある。
「何かあったのか?」
冒険者ギルドから出て来た男に声を掛けてみる。
「あぁ、町から少し離れたとこだが、東に向かう街道にランドタートルが居座って塞いでるらしい」
「は?」
思わず変な声が出た。
ランドタートルとは成体で十メートルを超える巨大な亀のような魔物で、普段は植物が少なく岩の多い荒野や岩山、火山に棲んでいる魔物だ。
普段は鈍重でほとんど動かず、動いても非常にゆっくりで、自分の住処からほとんど動くことはない。そして、自分の周りの、魔力を帯びた岩や鉱石を食料にしている魔物だ。
なんで、こんな森と山に囲まれてる平原に、そんな奴がいるんだ?
そしてこのランドタートルという奴、強さのランクで言うとA+、Aランク冒険者を集めたパーティで対処すれば、問題なく倒せるだろうというくらいの強さの魔物だ。つまり一般的には、結構強い部類の魔物だ。
ちらりとアベルの方を見ると、めんどくさそうに首を横に振られた。
「やだよ、アイツ魔法耐性高いんだもん」
男がもんとか言っても可愛くねーから。
確かにアベルの言う通り、ランドタートルは硬い岩のような甲羅を身に纏っており、魔法に対して非常に耐性が高くほとんど効果がない。
もちろん甲羅なので物理攻撃に対しても硬い。そして、危険を感じるとその甲羅の中に引き籠る。
その上その甲羅には噴火口のような砲台がついており、甲羅に閉じ籠った状態でその砲台から土属性の魔法で岩を発射してくる。
比較的温和な魔物なので、こちらから手を出さない限り攻撃してくることもあまりなく、巨大な体で動きも遅いので目視してから、迂回してしまえばまず戦闘になる事は無い。
しかしうっかり戦闘になってしまえば、硬い甲羅に攻撃を阻まれてなかなかダメージが与えられない上に、強力な土属性の魔法を使ってくるので、正直相手にするのはくそめんどくさい。
その硬さ故に討伐に時間がかかり物資の消耗も激しく、持久戦必須になるのでA+というランクに位置付けされてる魔物である。
「なんでランドタートルがこんなとこにいるんだ?」
「目撃者によると空から降って来たらしい、地面に大きな穴が開いてて、そこから抜け出すのに土魔法使ってて、そこら一帯の地面がボコボコになってるんだとよ」
「は??????」
空から降って来たって何だよ!!
「東の山の方にロック鳥の巣あったから、ロック鳥が捕獲したの運んでる途中で落したのかな? 南の方に荒野あるし、そこら辺で捕って来たんじゃないかな?」
アベルがそんな予想をしているが、迷惑すぎる落とし物だな?
ロック鳥は大きければ百メートルを超え、小振りでも数十メートルという巨大な鳥の魔物だ。ランドタートルとは捕食者と被捕食者の関係である。もちろん捕食する方がロック鳥だ。
落としたなら回収していけよ!! ていうか、あんなデカイ図体の奴が、高い場所から落とされてよく生きてたな!!!
「こないだ近くで、俺がロック鳥仕留めてるから、警戒して回収に降りて来なかったのかなぁ」
お前も迷惑な奴だな。ロック鳥の唐揚げは美味かったけど。
そんな、とてもめんどくさい事で有名なランドタートルなのだが、食料として体内に取り込んだ岩石の成分が、甲羅や皮膚に反映されるという特徴がある。つまり食べた鉱石が甲羅や皮膚になるのだ。
ごく稀に、稀少な鉱石が含まれる岩石を食料にしたランドタートルから、稀少な鉱石が採れることもある。
だがその手の稀少鉱石を含むランドタートルは、普通のランドタートルより硬い事が多い。その鉱石の持つ特性を反映してるので、ただでさえ高い物理、魔法に対しての耐性が更に、跳ね上がっている事が多々ある。
「ランドタートルかぁ……皮は硬いけど唐揚げにすると美味いんだよなぁ」
表面は硬いけど肉の食感は鶏肉にわりと近く、淡泊な味わいで食べやすい。
「えぇ……ランドタートルなんか食べたの?」
アベルが少し引いた顔をしながら聞いてきた。
「あぁ、皮剥いでみたら白くてぷるぷるした肉だったから、いけるかなって食べたらいけた。普通に美味かったし、鑑定してみたら食用可だったし」
まぁ、実のところ前世の知識があって、多分美味いだろうなぁって。
前世の記憶にある"スッポン"って生き物に顔だけなら似てるから、いけるかなって思って食べたら美味かったんだよ。食感も近かったしぷるぷるした部分もあったし、おそらく前世の記憶にあるスッポン同様にお肌にいいと思うんだ。
もちろんスッポンと同様に強壮作用も強くて、食べた日は男としてイロイロ大変だった。
「……の?」
「え?」
アベルが俯いてなにかボソボソ言ってる。
「何で? 俺それ食べてないけど? どうして食べる時に呼んでくれなかったの?」
「は? ソロでダンジョン入った時に荒野エリアで迷って、その時に食料節約の為に食べたのが最初だし」
「なんでソロでダンジョン入って、ランドタートル出るような階層まで潜ってるのかも気になるけど、あんなでっかいの一人ですぐに食べきれないよね? どうして教えてくれなかったの?」
うわぁ……ハイライト消えた虚ろな目になってるよ。食い物に執着しすぎだろ?
「わ、わかった! ちょっとギルドでランドタートルの討伐請け負えるか聞いてくるから! 倒して戻って来たら、お肉貰って食べようね? ね?」
「やった! 唐揚げ食べたい唐揚げ!」
「はいはい」
「あのぉ……僕も食べてみたいです」
話を聞いていたキルシェが上目遣いで手を上げた。
「まだ依頼受けれるかわからないし! 依頼受けて、倒して肉もらえたらな!! あ、あとランドタートルA+だし、俺Bランクのままでここのギルドで仕事全くしてないから、俺一人じゃ受けれないかもしれないから、アベルも一緒に来てくれ」
冒険者ギルドの依頼は、自分のランクの一つ上のランクまで受けることができる。俺の場合Bランクなので、Aランクの依頼までは受けれる。
ランドタートルはA+の強さに分類される魔物なので、基本的にAランクの依頼になるはずなのだが、個体の強さや周りの状況によってランクは上下することがある。
A+の魔物になると危険度からして、ギルドの判断でBランクの冒険者が一人で受ける事ができない事の方が多い。
「え? A+の魔物なんですか!? A+ってすごく強いんじゃ? とても危険なのでは?」
「んーランドタートルは動き遅いからA+っつても、そこまで凶悪な強さじゃないんだ。ただくっそ硬くて倒せる人限られてるから、A+みたいな? 動き遅いからヤバイと思ったら逃げ切れるから、ランクのわりに戦いやすい部類の魔物だと思う。それにアベルはSランクリーチ掛かってるAランク冒険者だし、アベルがだいたいなんとかしてくれるはず?」
「魔法効きにくいってさっき言っただろう? でも肉食べたいからやるけど」
「肉だけじゃなくて血も肝も食べれるよ」
「へー、じゃあ帰ったらランドタートルフルコースね?」
すっかりランドタートルをやることが決定事項になっているけど、依頼受けれたらだよ? 倒して肉引き取れたらだよ?
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