応援コメント

第22話 診察開始」への応援コメント

  • 非常に丁寧に作られていて、文章も肩肘の張ったところがなくて読み易く、好感が持てました。
    原作は読んでいませんが、アニメで観た「本好きの下剋上」に通じるタイプのお話なのかなと想像しながら読んでおりました。
    現代よりも遅れた文明に迷い込んだ主人公が、持てる知識で試行錯誤しながら、その世界の住人に好ましい影響を与えていく構造という意味でですが。

    自分は、寝る度に二つの世界を行き来するというSF的な設定に惹かれて読み始めたのですが、そういう人間にとっては、かなりスローペースな展開がまだるっこしく感じると思います。
    「異なる性別を日常的に体験することでどういった精神状態になるのか」とか「記憶を整理するための睡眠時間がなくても脳は疲労しないのか」だとか「夜中に途中で目覚めたらどうなるのか」とか「二倍の人生経験を積んでいるということは、両方の世界において、かなり老成した人格になるのではないか」などなど。
    そういった部分の方に興味が湧いている身として、きっとこの先も、その辺の謎解きがされることはないのだろうなあ(作者の主な関心はそこにはないのだろうなあ)と感じてしまいました。
    自分だったら「実はテラの方が遥か先の未来で、地球の文明崩壊後の世界だった」みたいな設定にして、そこを軸とした壮大な物語を組み立てるかなあとか考えてましたが……、流石にそれは趣味が過ぎますね(苦笑)

    全部を読まずにこう言うのもなんですが、凄く丁寧に作られているので、多分この種の物語を好む人には刺さるお話なのだろうと思います。ちゃんと完結している点も好印象です。
    決して読むに値しないという訳ではなく、あくまで自分の期待や興味に沿う種類のお話ではなかったということで、これにて失礼させていただきます。

    あ、このコメントは削除していただいて構いません。

    作者からの返信

    ここまでお読みいただいただけでも大変うれしく思います。
    また、都度誤字報告もしていただき感謝の念に堪えません。

    「本好きの下克上」は私も読んでませんが、確かに小説家になろうの方ではブックマーク頂いている方の多くが同じようにそちらもブックマークされてました。転スラに続いての2位の77人。どんな話なのか今度参考にしてみます。

    それと「夜中に途中で目覚めたらどうなるのか」や「二倍の人生経験を積んでいるということは、両方の世界において、かなり老成した人格になるのではないか」などは同じ境遇の仲間が増えていってからのお話になるのでもう少し先になってます。プロット無しで書いていて途中でそうだよねって思って、仲間を増やしていったタイミングでそのあたりのエピソードを入れたりしています。最初からうまくまとめられていたらよかったのですが、反省点です。

    「異なる性別を日常的に体験することでどういった精神状態になるのか」についてですが、この子たちは生まれた時からそうなので気にならないのかなと、恋愛については……なかなか難しいですね。ソルたちはうまく相手を見つけることができて子供も産むことができましたが、ずっと悩んでいた可能性もあるのかな……
    「記憶を整理するための睡眠時間がなくても脳は疲労しないのか」ですが、人格の移動はありますが人間的な休息はそれぞれの体で行っていますので疲労はしないのかな。
    確かにこの二つはエピソード入れてないかもしれません。こちらもこれからの参考にさせていただきます。
    あと、感想についてはこれまでどのような内容の感想でも削除したりしておりませんので、こちらから削除することはありません。作成者の方の判断にお任せしています。
    最後にこれまでお読みいただいてありがとうございました。