323.風の集う場所
「前にも言いましたが私は賛成です。人格的にも技術的にも問題ありません。熱意も取り戻したようですし……しばらくの間、多少の空回りは仕方がないでしょう」
「私は賛成なのです! 面白い錬金術を見せてくれました!」
「ボクも賛成ですね。ちょっとまだ気にしているみたいですが、大丈夫だと信じています」
「まあ、よろしいかと。情熱だけは取り戻せたようですし、必要そうならまた基礎を叩き込みます」
「私は……まあ、スヴェイン様の判断にお任せします。悪い部分は無くなりつつあるようですが、今後発展するかはまだわかりません」
「え? もうこちらの方なんですよね? 子供たちの相手も緊張はしていましたがなんとか務めていただけましたし、助かりました」
「本来でしたら問答無用で強制送還です。本国でも第一位のウエルナからの申し出があったからこそ様子見をすると決めたまで。私は甘い判断をいたしません」
********************
「ユキエさん。あなたの処遇ですが、あらためて本部付けとして採用します。今後は僕の目と手が届かない部分の指導をよろしくお願いします」
僕は異動指示を出してから一週間後、あらためてユキエさんをギルドマスタールームに呼び出して結果を伝えました。
彼女は驚いた顔をしていましたが。
「あ、あの?」
「申し訳ありませんが、この一週間の間、人間と聖獣の目で素行調査を行いました。あとは、あなたが関わる事になった人たちからの意見も聞き取ってあります。その中にシャルも入るとは思いもよらない結果でしたが」
「……ちなみに、不合格だった場合って?」
「もれなくシャルに頼んで本国送りです。指導員は足りていませんが、毒はいらない」
「うう、スヴェイン様も〝シュミット家〟です……」
「手は抜きませんよ。手塩にかけて育て上げたギルド員です。昔のような怠慢を起こされては困る」
はい、ギルド支部の改善は申し訳ありませんがウエルナさんたち残りの十四人に任せてしまいました。
彼らは彼らでこの一週間行った集中講義によって相当ふるいにかけたらしく、今度こそ優秀なギルド員を見つけてくれたようです。
僕の不手際の後始末を頼んでしまい申し訳ないことをしました。
お詫びに聖獣の森産フルーツを差し入れしたらその場で全部食べていましたが。
いわく、『持ち帰れば争奪戦が始まるから』と。
量の多い少ないはあれどシュミットの人間でしたら聖獣の森に足を運べば分けてもらえるでしょうに。
「さて、シャルから聞き取り調査を行った際にあなたへの処罰も聞かされました。正式な処分は明日にでも書面で送られるそうですが、僕からも告げてほしいとのことなので言います。『罰金白金貨百枚、五年間のコンソール勤務、毎年成果を上げ続ける事、追加報酬なし、懲罰期間の間はシュミットのローブ剥奪とシュミットの名を名乗ることの禁止』だそうです。シャルにしては温情がある方でしょう」
「……まことに寛大なご処置です」
「ちなみに僕に対しても伝言という名の指示が。『成果を出さない限り給金を出すな』だそうです。生活費はなんとかなりますか?」
「すぐにでも宿を引き払い一人住まい用の家を探します」
「よろしい。まあ、コンソールの物価はそこまで高くないですし、なんとかなるでしょう。あと、メンタル面のケアは僕に求めないでください。いくらなんでももうすぐ成人とは言え十五歳になる直前の若僧です。相談があるならミライさんにお願いします」
「……失礼ながら確認をさせていただけますか?」
「僕に答えられる範囲であれば」
「技術的な指導も知識面でのサポートも行わないという宣言ですね?」
「さて、どうでしょう?」
「……謹んで処分を受け入れます」
「よろしい。それから、アリアに僕たちが抱いている野望を聞いたようですが……」
「はい」
「今のあなたのような人間はいりません。どうしても加わりたいのであれば精神も含め、一から鍛え直しなさい」
「……リリス様のお力をお借りしてもよろしいでしょうか?」
「リリスはリリスで仕事もありますし、なにやら近所の子供に錬金術指導をしています。彼女が時間を作れるかまではわからないので直接頼んだください」
「……まことに寛大なご処置、感謝いたします」
「よろしい。それではあなた用のアトリエへどうぞ。ああ、教材費は……」
「自分への罰です。私が支払います」
「そうですか。ただ、知ってはいるでしょうがこの錬金術ギルドにおいて薬草類だけは無料です。無理に採取に行って無駄な時間や怪我などをせぬように」
「はい。失礼いたします」
「ええ。今後の活躍、期待していますよ」
我ながら白々しいですね。
とはいえ信賞必罰は必要な事ですし、彼女にはギルド支部で起こした不始末の責任を取ってもらわねばなりません。
さてそろそろ次の面談者が来る頃でしょうか。
「失礼いたします。エレオノーラです」
「どうぞ。開いてますよ」
次の面談者、エレオノーラさん。
ギルドマスターとサブマスター両名立ち会いと言うことでびくついてしまっています。
仕方がないことですが。
「ようこそ、エレオノーラさん。貴重なおやすみに呼び出してしまってすみません」
「い、いえ。とんでもありません」
「本当に申し訳ない。休みの日に呼ばないと、あなたは子供たちの講習準備を徹夜してでもやりそうですから」
「あ、いえ、それは……」
「咎めはしませんが体は大切に。とりあえずソファーにどうぞ」
「いえ、自分は立ったままでも平気なので」
「少し長い話になります。ソファーに座って楽にして聞いてください。聞き逃されてしまうと僕が困るんですよ」
「で、では失礼します……」
うーん、完全に萎縮されています。
こんな時どうすれば……。
「スヴェイン様、あなたのことですからどうすればリラックスさせられるか考えているのでしょう?」
「……そんなにわかりやすいですかね?」
「わかりやすいです。それにエレオノーラさんは第一位錬金術師の中でも最善の成績で入門させた人間です。あんなに夢や希望を語ってくれた人がこの場で緊張するな、なんて無理な話です」
うーん、さすがミライさん。
考えが筒抜けですね。
そして、僕たちの会話に驚いているのはエレオノーラさんです。
「あの、私が最善の成績って……」
「私たち第一次入門試験では評価をまったくつけていなかったんです」
「最終面談では錬金術にどれだけ真面目に取り組んでいるかとどれだけの熱意を持っているか、この二点でのみ判断しました」
「私の目から見て合格ってそれなりに少なかったんですよ?」
茶目っ気たっぷりにミライさんが言いますが、エレオノーラさんは呆けたままですね。
「あなたが錬金術を行う前、水が濾過水でないことにすぐ気がついたことには驚かされました。今の第一位錬金術師の中でも濾過水だったと考えているものがほとんど、魔力水を実際に作ってから水の違いに疑問を持ったのが数名、蒸留水だと気がついたのはあなたを含め三名のみ。見た時点で疑問を持ったのはあなたが最初で最後でした」
エレオノーラさんはまだ呆けたままです。
僕の説明を頭が拒んでいるのでしょう。
「そのあとの熱意も大変素晴らしかった。自分でもまだ理解できていないことは僕も感じましたが、そんな些細なことはどうでもいい。とにかく情熱と希望、夢のありったけを自分の表現できる言葉で精一杯伝えてくれましたから」
「え、あ、う」
ようやく頭が追いついてきたみたいです。
とりあえずの締めの言葉を告げましょう。
「その上で何も迷わずに合格と決めることができたのはあなただけでした。故に、最善の成績です」
「あ、り……ありがとうございます!!」
「一年近くたってようやく結果を伝えられるまでに成長してくれました」
「長かったのか短かったのか判断に困るところですね、スヴェイン様。ただ、女の子を泣かせるのはあまり感心しません」
また泣かせてしまいましたか……。
相性が悪いのかなあ。
とりあえず僕たちはエレオノーラさんが泣き止むのを待ち、次の話に移ります。
「さて、成績の話はどちらかというとついでです。ここからが本題となります」
「はい」
「昨日、シャルのところに行ったときセティ師匠からあなたを送り返すので受け入れる準備を始めてほしいと頼まれました」
「え……私、なにかまずいことでもしましたか!?」
「落ち着いて。セティ師匠に言わせれば『あなたはもうポーションを作る側ではもったいない。作らせる側に回すべき』だと。これには僕も賛成です」
「……作らせる、側?」
「つまりこう言うことです。エレオノーラさん、あなたは明日から子供たちの講習のみがお仕事です。就業時間はすべて子供たちの講習準備に使ってよろしい。わからないところがあれば、僕や周りの人間に聞いても構いません。指導の練習がしたければ、時間の空いているときにお手伝いしましょう。弟子たちを捕まえても構いませんよ。あの子たちも新しいことには興味を示すでしょうし」
「!!」
「エレオノーラさんの役職も変更いたします。『新生コンソール錬金術師ギルド講習担当錬金術師』です。……長ったらしい正式名称なのはミライさんがどうしても譲らなかったせいなので諦めてください」
「ただの『錬金術師ギルド』ではダメです。『新生コンソール錬金術師ギルド』でなければ」
「……こんな感じでどんなに言っても譲ってくれなかったのです。あなたはこれでいいですか?」
「はい! むしろその名称の方がいいです!」
「わかりました。ローブも新しいものを準備いたしますので……明日って講習会でしたっけ?」
「はい。講習会ですね」
「では、明日の講習会は僕も参加しましょう。子供たちの要望も多いらしいですし。そのときに新しいローブも渡しますのでお楽しみに」
「はい! 子供たちもギルドマスターが来ると喜びます!」
僕が顔を出すと錬金術以外の講習になることが大半なので困るんですよね……。
やり過ぎるとほかのギルドからギルドマスターという苦情が飛んできますし。
「あと、お給金ですが……」
「今でももらいすぎです!」
「まあ、話を聞きなさいって。今後、シャルから取り寄せてもらわなければならない資料も出てくるでしょう。そういったものはギルド負担で取り寄せますので希望があればお気軽にどうぞ」
「わかりました! 早速の希望なんですがいいですか?」
「かなえられる範囲ならですが。とりあえず聞きましょう」
「子供たちにポーションも作らせてあげたいんです! もちろん初めての子たちには教えません! そうですね……三回目くらいの子たちなら!」
「構いませんが……三回目の子供たちってすぐにわかりますか? 子供たちなら好奇心に負けて嘘を……」
「大丈夫です! それくらい来てくれている子供たちなら全員の顔と名前が一致します!」
……ウサギのお姉ちゃん、恐るべし。
ギルドで受講回数も控えてあるのですが、それも念のために渡しておきましょう。
「ほかになにかありますか?」
「それじゃあ、子供たちが休めるような長椅子を。加減がわからなくて魔力枯渇を起こす子もときどきいて」
「それでしたらお安いご用です。そういうことに詳しい人に頼んでどういうものがいいか見繕ってもらいます。ほかには?」
「あとは……すみません、考えついてからでいいですか?」
「ええ、いつでも構いません。なにか案がありましたらいつでも僕かミライさんのところへ。すぐに対応できるかはわかりませんが、できる限り善処します」
「わかりました! ああ、明日の講習どうしよう! それでは私はこれ……」
「ああ、もうひとつあるのでもう少しだけ待ってください」
「あ、すみません。子供たちに新しい遊びを教えられると思うとつい」
「本当に根っからの講習担当になりましたね。スヴェイン個人としてとても好ましいのですが」
「ギルドマスター個人?」
「はい。ここから先はギルドマスターではなくスヴェイン個人からのお願いです。プレーリー」
「キュッ」
僕は今まで張っていた遮音結界に加えてプレーリー……カーバンクルの結界も重ねがけします。
それを見たエレオノーラさんは嬉しそうな顔から一変して真面目な顔つきになりました。
「真剣に話を聞いてくれるようで嬉しいです、エレオノーラさん」
「カーバンクル様の結界まで使って遮断したってことはそれだけ重要なお話なんですよね?」
「はい。とてもとても重要な話です。エレオノーラさんの将来を変えるくらいには」
「怖いですが……覚悟して聞きます」
「聞きたくないのでしたら無理はしなくても大丈夫ですよ。嫌がる相手まで巻き込むことはしたくありません」
「大丈夫です。ギルドマスター、いえ、スヴェイン様は私に夢と希望を与えてくれた、そしてそれを叶えてくれた大恩人。そのお話を聞かないわけにはいきません」
「わかりました。その覚悟を受け取ります。実はですね、ギルド評議会やシュベルトマン侯爵、あとは……事故で知ることになってしまった僕の弟子やサンディさんにしか語っていない野望を僕は持っています」
「野望、ですか?」
「ええ。僕がこのコンソール周辺一帯の領地をシュベルトマン侯爵から割譲してもらったことは知っていますよね?」
「はい。さすがに」
「結構。その理由ですが聖獣たちの憩いの場を勝手に作らせないためでもありましたが、そちらはどちらかと言えばついでです。僕が支払った対価をシュベルトマン侯爵が高く買い取ってくれたのでいろいろなものを準備させていただいたにすぎません」
「ついで、ですか?」
「本命はまったく別物です。僕の本命、それはコンソールのそばに都市を造ることです。それも普通の都市ではなく学園都市を」
「学園都市!?」
「はい、学園都市です。そこでは様々な知識、武術、技術を学ばせ、高めあう。そんな都市を目指しています」
「そんなだいそれたことが……」
「もう秒読み段階なんですよ。街の外郭は最低でも魔法で作れる。それは証明済みですよね?」
「はい。私もコンソールの住民ですから」
「実はもっと上位の魔法に『クリエイト・キングダム』という魔法が存在します。
「……スケールが違いすぎて夢でも見ている気分です」
「現実ですのでとりあえず戻ってきてください。これで僕は街を造るための場所、方法、お金を手に入れたことになります」
「スヴェイン様ってやっぱりお金持ちでしたか。やっぱり、婚約者に立候補してもいいですか?」
「ダメです。本気ですか?」
「冗談に決まっています。軽口でも言わないと意識が遠のきそうで」
「まあ、おいておきましょう。あと足りないもの、なにかわかりますか?」
「……住人ですか?」
「惜しいです。住人は勝手に集まるように仕向けます。足りないのは教育者です」
「教育者? そうか! 学園都市!!」
「正解です。そこではもちろん優秀な研究者も育て上げます。ですが、僕の野望はそれだけではない」
「まさか……子供たちも育てる?」
「はい、その通り。都市を造ってすぐに、とはいかないでしょうが最終目標は交霊の儀式直後からの教育です。子供たちの教育は大人の教育よりも遙かに困難で険しい。まさか、あなたのような人材が見つかるとは夢にも思わなかった」
「あ……」
「大人を教える立場の人はアトモさんやそのご友人たちを含めた人材を引き抜く予定です。でも、彼らでも子供の教育は無理でしょう。そこに現れたのがエレオノーラさん、あなただ」
「……」
「あなたが情熱と夢と希望を持って成長し続ける限り、僕個人としても援助の手は緩めません。なので、エレオノーラさん。将来的には僕の野望に乗ることも考えてみてください」
「え? 決めろ、ではなく?」
「僕の野望では強制して集まったような人材は必要がない。自分たちの意思で集まってくれた人材だけで達成してみせます」
「……」
「なので今回の話、頭の片隅にでも置いておいてください。忘れても構いません。そんな夢があったな程度で十分です。それでは、僕の野望、確かに伝え終わりました。今結界を解きますので気をつけてお帰りください」
「は、はい……」
エレオノーラさんは本当に夢を見たかのような足取りで部屋を出て行きました。
階段で足を滑らせなければいいのですが。
「スヴェイン様、ずるいです」
「なにがですか、ミライさん」
「私、あんな熱心に誘われていません。サブマスターに指名されたときは気軽にでしたし、指輪をはめてくれたときももっと淡泊でした。あんなに情熱的な誘われ方をするエレオノーラさんに嫉妬します。アリア様にも言いつけます。リリス様にも言いつけます。ええ、必ず言いつけますとも!」
「構いませんよ。その程度であれほどの人材が手に入るなら安すぎる」
「……本当にうらやましい」
なお、ミライさんは本当にアリアとリリスに言いつけたようです。
でもアリアは『夢に近づくための大きな一歩です!』と大喜びでしたし、リリスも『自分が育てた弟子がスヴェイン様の野望の一助になるなんて夢のようです』と泣いて喜びました。
結局、不機嫌なのはミライさんだけで、アリアの計らいにより『一晩僕に甘えさせる権利を譲る』ことで決着しました。
……ミライさん、結局僕に甘えたかっただけでは?
********************
「これ、新しいローブです。一応錬金術師ギルドの紋章を入れてありますがあなた個人のものにしてください」
翌朝、講習の前に新しく僕が作ったローブをエレオノーラさんに手渡します。
「素材を聞かれる前に答えますが、カイザーの脱皮した翼膜を錬金術であれこれしたものです。エンチャントなどもアリアや弟子たち、それにミライさんのものと一緒。これを身につけている限り、
「高く評価していただきありがとうございます、ギルドマスター。いえ、スヴェイン様」
「それだけ後進の育成は重労働なんです。セティ師匠だって頭を悩ませるのですから」
「話を少しだけ聞いていただけますか?」
「はい。子供たちが来る前に終わるのでしたらここで」
「私、昨日帰ってからずっとスヴェイン様の野望について考えていました。それこそ夜遅くまで。でも、結論は最初に出たものからまったく揺るぎもしなかったです」
「では聞きましょう。あなたの結論は?」
「スヴェイン様の野望、乗らせてください。今はまだ頼りないですが、この先もっともっと成長してみせます。スヴェイン様の想像を遙かに超えるほどに」
「……大きく出ましたね?」
「それくらいを言えないと野望に乗る、だなんて言えません。スヴェイン様の野望が結実したあと、何年先になるかははっきりと言えません。でも、必ず駆けつけます」
「わかりました。その日を楽しみに待っています」
「はい!」
「ウサギのお姉ちゃん、おはよう!」
「あれ、お洋服の色が変わってる?」
「あ、スヴェインお兄ちゃんだ!」
「……まずは第一歩から始めたいと思います。皆、おはよう! 今日も楽しく遊ぼうね!」
「「「うん!」」」
さて、本当に思いがけないところで人材を得てしまいました。
この調子で人材を見つけられれば嬉しいのですが……シャルやセティ師匠にすら難しいことです。
気長にやりましょう。
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