ローマの祭り
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イタリア出身の作曲家。ボローニャの音楽学校を卒業後、ロシアでリムスキーに学ぶ。その後、ローマの音楽院に作曲家教授として就任。院長まで勤め上げた。イタリアの古い作曲家の作品研究としてローマ風物による作品を書いた。
「ローマの祭り」は1928年に完成された交響詩。レスピーギのローマ三部作のひとつ。管楽器や打楽器を幅広く組み込み、写実的な効果を狙っている。曲は四つの部分から成り立っているが、各部を続けて演奏するように書かれている。
第四部はナヴォーナ広場で行われる主顕祭前夜の祭がモチーフ。作曲者本人が与えた説明は以下の通り。
「ナヴォナ広場での主顕節の前夜。特徴あるトランペットのリズムが狂乱の喧騒を支配している。増加してくる騒音の上に、次から次へと田舎風の動機、サンタレロのカデンツァ、小屋の手廻しオルガンの節、物売りの呼び声、酩酊した人たちの耳障りな歌声や『われわれはローマ人だ。通りに行こう』と親しみのある感情で表現している活気のある歌などが流れている」
酩酊している人を現しているのはトロンボーンの旋律である。
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