バレエ音楽「火の鳥」
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ロシアの作曲家。父親は宮廷歌劇場のバス歌手。はじめ法律の道に入ったが、リムスキーと出会い、作曲家になる決心をし、彼について学ぶ。ストラビンスキーは独自の管弦楽法でバレエ音楽を作曲し、20世紀の音楽における革命児と言われた。特に、「春の祭典」に見られる野性的で強烈なリズムを主体とした音楽は、その後の彼に作風の基調となると同時に、ヨーロッパの現代音楽のひとつの傾向をも作り出した。
「バレエ音楽『火の鳥』」はロシアの伝説を元にしたバレエ音楽。一幕二場の構成。この曲はディアギレフ率いるロシア・バレエ団の公演のために依頼された。はじめは、別な作曲家に依頼されたが、思うようにはかどらず、ストラビンスキーに依頼が来たという。彼は「期限のきまった注文だったので、うまくいくかどうか心配だったが、選ばれて当代大家たちに、
現在では、バレエ音楽そのものの「原典版」の他、組曲版(1911年版、1919年版、1945年版)がある。1945年版が初演された時の舞台装置をシャガールが手掛けたことが著名。
<あらすじ>
夜。イワン王子が不死身の魔王コシチェイの魔法の庭に忍び込み、不思議な火の鳥を捕まえる。火の鳥は王子に自分の羽根を一枚渡して「必要になったらいつでも助けにくる」と約束し、逃してもらう。魔王に捕らわれた12人の王女たちが現れ、王子はその中のツァレーヴナと恋に落ちる。夜が明けると、魔王と魔物たちが現れ、王子を石に変えようとする。王子が羽根をふりかざすと、火の鳥が現れ、魔物たちを眠らせ、魔王の魂が収められている卵のありかを教えてくれる。王子が卵を壊すと、魔王は滅び、すべての魔法が解ける。王子はツアレーヴナと結婚し、宴が催される。
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