第14話 肥料作りと畑と。

14.肥料作りと畑と







「ん-。」

めっちゃ寝たな...びっくりするぐらい寝れた。

あー。

起きて準備しよ。今日は何かしら魔物を探して倒そう。




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お風呂にはいり食事をして。洗濯物を干し。でかける準備ができた。

庭にでて結界で自分を囲む。

「とりあえず元ゴブリン村にいくか。」

空へ上がり、ゴブリン村があった方向へ飛んでいく。前回は川までいって上流へいっていたが。もうだいたいの場所がわかるので。そのまま飛んでいく。


「お肉を落とす魔物も見つけたいな。」

お肉落とす可能性があるのは、なんだろう。いるとすればだけど、オークの用な魔物や。もしかしたら動物とかもいるかもしれないな。

上空からみとこう。




「お? あれは。」

ゴブリンがいた。やっぱりどこかから湧いてるのかな?

ついでに考えてたこと試そう。新しい攻撃手段だ。

強い魔物は窒息を狙っても無呼吸でも長いこと生きてられることがわかってから考えてたことだ。

手足や首が飛ぶのは見たくないからどうするかずっと考えていた。

属性付与の能力が増えて思い付いたんだ。

雷や氷でショックや凍らせればぐろグロいことにはならないんじゃないかって。


とゆうわけで試すために、ゴブリンの手の届かない上空で、少し近づく。


「グギャ!?」

どうやらこっちに気づいたようだ。

とりあえず動きを止めるために足に結界をはってっと。

まずは。雷からやってみよう。10日ゆっくりしてる間に属性付与も圧縮も無詠唱で、できるようになったからね。


自身を囲ってる結界の外に強めの雷を付与した結界を3つ作る。大きさは1センチにしておいた。

なんかこう、将来的には小さいキューブの結界を何個もだして属性付与して、飛ばしたらかっこいいんじゃないかっておもって練習してた。


「よし、いけっ。」


雷を付与した1センチの結界がバチバチと音を立ててゴブリンに飛んでいく。


「グッギャアァ!!」


「わお。」

ゴブリンがバチバチなっている。

あ、消えた。

ゴブリンが消えたので雷の結界を解除する。


「うーん。」

倒すことはできたけど、音がでかいな......。

他の魔物が寄ってきそうだ。

次見つけたら氷でやってみよう。

ドロップを拾って再び上空へあがる。



お? またいたなゴブリン。

高度を落として近づく。


「グギャ?」

とりあえず足に結界はって足止めしてっと。

「グギャギャ!?」


今度は1センチほどの結界のキューブに強めに氷属性を付与して。

「いけっ!」


「-----!?」

パキパキパキ


「おー、氷はいい感じだな。」

氷の結界が当たったところからゴブリンは凍っていき、ほぼ一瞬で全身凍り付いた。

そしてそのまま光になって消えた。


「氷の結界のほうがいい感じだな。」

当たった場所から凍っていくから上半身にあてれば、声をだす前に倒すことができそうだ。

次は複数の結界を同時に魔物にあててみよう。

ドロップを拾って上空へあがる。



元ゴブリン村が見えてきた。もう藁の家もないし。ただの草原だが。

「お?」

端のほうに牛みたいなのがみえる。まさかこれはお肉チャンスか?

もう少し近づこう。


「思ってたの違う...。」

見た目は牛っぽい。黒いのがいたり、白い肌に黒いまだら模様の牛っぽいのもいる。

ただ。大きさがおかしい。

4足歩行の牛っぽいやつ、高さが3メートルぐらいある。大きいのだと5メートルぐらいか? 頭の角もあそこまで大きいとまがまがしい。

頭から尻尾までは7メートルぐらいありそうだ。


「どうなってんだ、あれ...。」

あれぐらいでかくないと。生きていけないってことか?

あれは魔物なのか? 動物なのか?


そもそも倒してみないとわかんないか。

魔物だと消えて、動物だと体が残るってのも、自分の勝手な考えだしな。


牛の数は数百体いる。

上空から近づき、先ほどと同じように氷の結界を5つほどつくる。

こっちには気づいてないし。よし、いけっ。


「-----!?」

「グゴォォォ!」


「えぇ。」

牛っぽいから鳴き声『も~』だと思ってたんだけど、全然違った。

そうしてる間にも牛っぽいのは凍っていく。


「んー?」

もしかして消えない...? 

5分ほどたったが牛が消えない。どうしよう?

他の無事だった牛は逃げていったし。5匹の凍った牛がその場に残った。

アイテム袋に入れるか。


凍った牛に近づきアイテム袋に入れるために袋の口へ近づける。

少し冷気は感じるが、冷蔵庫の氷ぐらいの冷たさだ。

これなら触れるな。

そのまま袋の口を牛につけると、にゅるっと吸い込まれる。


「やっぱこのアイテム袋が一番チートなんだよな......」

原理が不明すぎる。

けどまぁ異世界にそれを求めても仕方ないか。5メートルの牛とかいるし。


5匹の牛をアイテム袋に入れ終わった。

これ解体どうしよう? 自分では絶対できないぞこれ...

街までいかないといけないのかな? この間行ったところなのに...

パッといってパッと帰ってくるか? それしかないか。お肉も、もうないし...


明日街にいこう。その前に畑の肥料のゴブリンを探そう。




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あれからゴブリンを探し倒しまくった。30匹ほどだろうか?

「こんだけあれば、十分かな?」

途中レベルも一つあがったようだ。確認は寝る前でいいか。

正直レベルあがっても恩恵あるのってMP量ぐらいで、力とか守とか上がっても、攻撃は結界だし。基本相手の攻撃あたらない位置にいるからな......。

まぁそのMPも毎分回復するし、使い切ることなんてないんだけどね。

そう考えるとステータスってなんであるんだろうな? まだ知らない事でなにか意味があることがあるんだろうきっと。


とりあえず家に戻ろう。




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家の前に降りて自分を囲ってる結界を解除する。

さて肥料作りだが、本によると魔物素材を粉砕して土に混ぜるといいらしい。

どうやって粉砕しようかな? 結界ですりつぶす? どうやって?

うーん。


風の結界でするか? でも飛び散っちゃうからな。

素材をいれた結界を作ってその中に風の結界をつくればいいのか。

とりあえず試しで素材を入れずにやってみよう。


50センチほどの結界を作る。その中に1センチの風の結界を強めに出す。


「ふむ。見た目はミキサーっぽい。」

結界の中で風がぐるぐるまわってる。

これならいけそうだな。


アイテム袋からゴブリンの魔石、爪、牙の素材セットを30個だす。

「あれ?そういえば。魔石って魔道具で使うんだよな?」

ってことは魔物素材って爪と牙だけでいいのかな?本にはそこまで詳しく書いてなかった。


想像だけど、魔物素材が肥料になるのって素材の中にあるマナがどうのこうのってやつなのかな? そうゆう感じの設定を地球にいた頃に本でよんだ。

この世界がそうかはわからないけど。素材が肥料になるってことは、なにかしら不思議な力が素材にあるってことだよね?


その力が一番あるのって魔石なんじゃないのかな...。

だからミルト商店みたいなところでもゴブリンの素材って普通に売れたのかな?

使い道が多いから常に需要があるんじゃないんだろうか?


で、話しが戻ってくるんだけど。魔石って魔道具でもつかうよね...?

んー魔石全部おいてたほうがいいのかな......。でもそれで野菜の育成が悪くなるのはいやだしな...。

今回は全部使ってみるか。またゴブリン倒しにいけばいいしな。


ゴブリンの素材を50センチほどの結界に入れ、1センチの風の結界を結界内に入れる。

「おー。」

うまく粉砕されてるな。どれぐらい細かくすればいいんだろう?

混ぜるんだしできるだけ細かくするか。



「こんなもんでいいかな?」

かなり細かくできた気がするけど。どうやって土に混ぜようかな?

とりあえず畑に撒くか。


風の結界を消し、結界内に残ったゴブリンの素材の残骸を畑の上までもっていき、結界を解除する。


ドサッ


せっかく畝作ったけど、もっかい結界で囲ってシャカシャカするか。

昨日と同じ結界を作ってシャカシャカする。


「こんなもんかな?」

ある程度混ざったと思ったので結界を解除する。

昨日と同じように結界で畝をある程度作る。


これでやっと次に進めるな。

畝に50センチ間隔で小さな穴をあけてそこに野菜の種を入れていく。

この先の季節がわかんないし、どれでもいいか。


とりあえず畝はちょうど買ってきた種の種類の数だけあるし。1列づつ種類わけて種を入れよう。






「ふぅ、意外と疲れる。」

畝に小さな穴をあけて種を入れるだけだが。疲れた。

これ結界で作業が楽になってなかったら、畑無理だったな...。

あとは水やりか。これも水の属性付与した結界でいいか。


1センチの水の結界で水やりしていく。

これだと水やりも楽だな。


今日はもういいか、時間もいい感じになってきたし。

寝る準備しよう。






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晩御飯を食べて、お風呂に入り。部屋のベッドに寝転がる。

「そういえばレベル上がってたんだよな。」

ゴブリンを倒してる途中で上がってたステータスの確認をする。



名前:ケイ   15歳

LV 7→8

HP41/41→HP42/42 MP66/66→MP68/68

体:21→22

力:14→15

魔:32→34

守:11→12

速:20→21



スキル 言語理解  結界術Lv3






ふむ、やっぱりステータス見てもよくわからないな。そのうちこのことも調べたいな。

明日は牛の解体に街まで行ってみよう。パッといってパッと帰ってこよう。

何とかなるだろうきっと。

おやすみなさい。頑張れ明日の俺。








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