#11 離れるわけないじゃん。

 九月。夜九時。神奈川県某所。駅前。カラオケボックス『ビッグハウル』。


「お待たせしました。オードブル盛り合わせでございます」

 年若い男性定員が扉を開け、テーブルの上に大皿を置いて去っていく。大皿には唐揚げ、ポテトフライ、イカフライ、揚げ煎餅、プレッツェル、そしてボイルされたカニ(店のイチオシらしい)が、見た目にも鮮やかに盛り合わせられている。


 大皿を前に、二人は顔を見合わせて、お互いクスクスと笑う。

「すっごいね」

「すっごい。こんなたくさん種類あると思わなかった」

「なんなの、カニって。ひとつだけめちゃくちゃ浮いてるじゃん、カニ」

「食べていい?」

「いいよ」

 そう言ってミナミは手元の生ビールを一口飲む。ユイは大皿の前で目移りしながら、割り箸で料理をひょいと摘まんで食べていく。

「これ頼むのが夢だったんだ」

「なにそれ」

「高校生の時って、お金、無かったじゃない。友達とカラオケ行くたびに、高いねこれ、誰が頼むんだろ、って言いながら見てて。それで、いつか一回頼んでみたいなって、ずっと思ってて」

 ユイは唐揚げを口に運ぶ。よくある冷凍の、ほんの少し冷めた唐揚げ。取り立てて美味しいわけでも不味いわけでもない。

「夢、叶った?」

 ミナミはユイの横顔を見ながら微笑む。ユイは手元のレモンサワーで唐揚げを流し込む。


「うん。でもやっぱり、わたし一人じゃ食べきれないかな。一緒に食べよ、ミナミ」


 カラオケに再生待ちの曲はなく、部屋の大画面テレビにはお笑い芸人が何かの宣伝をしているCMだけが映されている。ユイが「今こんなに進化してるんだ?!」と驚いた手元のリモコンには、先ほどまで歌った曲の履歴が表示されていた。どれも、二人が高校生の頃に流行った歌ばかりだ。

「今って、どんなのが流行ってるんだろうね」

「やだミナミ、なんかおばさんみたいなこといってる」

「やめてよ」

「まあでも、わかんないよね。ボカロだって、今だと懐かしいとか言われてるみたいじゃん」

「あたしはあんまり聞かなかったけど……さっき歌ってた、すっごい高音のやつ?」

「うん。人間が歌う曲じゃないよあんなの」

「よくあんなの歌えるなと思った」

「練習したしね。それで、歌えるようになったよ! って友達の前で披露するとか、そんなことばっかりやってた。覚えてるもんだね、そういうの」


 ――名付けて“カラオケボックス十二時間耐久”。

 ユイが発案した遊びである。これもまた、高校生の頃に“やってみたかった遊び”だ。午後六時に入店して、朝の六時まで歌い通すつもりだった。

 ところが誤算がいくつかあった。

 一つ目はミナミがあまり歌わないこと。そもそも昔からあまり曲を聴かず、カラオケも数えるほどしか入ったことがないらしい。知っているのはせいぜい七、八年前の流行曲。それでも、なんとか歌わせた時に聞いたミナミの声はなかなか良かった。普段のやや落ち着いた声とは違う、なんというか、妙に可愛らしい声。ユイがそれを誉めたところ、ミナミは恥ずかしそうに「もう歌わないからね」と拗ねてしまった。

 そして二つ目は、ユイだけがさんざん歌いたい曲を歌ったら、三時間で早くも飽きてしまったことだ。


 結局、オードブルのほとんどはミナミが食べた。

「その。食べられないことはないんだけど、体重とか、気になっちゃって」

「ユイはもっと食べたほうがいいよ。そんなに細くなくても大丈夫だよ」

「なんか、ミナミに言われたくない」

「ええ……」

「ミナミのほうこそ、それだけたくさん食べて、よくそのスタイル維持してるよね」

「う、動いてるから」

 いわく「仕事を初めてからお腹が空くようになった」のだという。それにしても、ミナミの食欲はユイの目から見ても尋常ならざるものだった。


「で、どうしようか」

 歌い放題コース、ドリンクバーBセット(アルコール可・ソフトクリーム可)付き。十二時間どころかまだ半分にも満たない状況で、これではあまりに勿体ない。勿体ない、のだが。

「いいよ、ユイ。満足したなら行こうよ」

「でもお金が」

「気にしないでよ」

「でも」


「もっとやりたいことがあるならそこに行こう。ここで待ってるほうが勿体ないよ」


―――


 ――今日は奮発して遊びに行こう、とはミナミの提案だった。


 ミナミが“仕事”に就いてから一ヶ月弱。やっていることは不定期の派遣業なのだという。ただ一回あたりの給料は破格のようで、二人の生活はここ最近で劇的に潤うようになった。

「この前の仕事でさ、ボーナスが出たから。ちょっとお金に余裕があるんだ。ユイのやりたいこととか食べたいこととか、パーッと叶えちゃおうよ」

 ミナミからそういってくれたのは予想外だったし、嬉しかった。


 とはいえ、ユイには少し気になっていることがあった。

 本当は原宿や渋谷でウインドウショッピングをしてみたかった。もちろんユイがそう希望すれば一緒に来てくれるだろう。けれど――ミナミは以前から、外出して人通りの多い場所に行くのを好まなかった。理由は顔の右側にある火傷痕だ。前髪で隠しているとはいえ、よく見れば目立つ。ユイはまったく気にしていないが、そのことで一緒に歩くミナミがどういう気分になるのかを想像すると、無邪気に都心まで連れ出すのは少し憚られた。


 だから、最寄り駅の付近で思い切り遊ぶことにした。


 朝から地元のケーキ屋のイートインで値段を気にせず好きなだけ食べ、昼はファミレスで贅沢なメニューをたくさん頼んだ。駅ビルに入っているテナントを巡り歩いて、前から気になっていた服やアクセサリを見て歩いた。

 お金を気にせず買い物をする――そんなことより、ユイにとっては二人で遊ぶという事そのものが一番の楽しみだった。

「もっとやりたいことがあったら、遠慮しなくていいんだよ」

 そう応えるミナミの指にはネイルアートが光っていた。駅ビルの中にあったネイルサロンで、少し強引にミナミの手を引いていったものだ。ユイから先に施してもらい、それからミナミにもやってもらうようにした。店員さんはミナミを“きれいな指だ”と誉めていた。それが何より、ユイには自分のことのように嬉しかった。サロンから出て、二人で指を合わせ、キラキラと光る爪を見ながら「きれいだね」と笑い合った。


 そして今に至る。夕方六時からカラオケボックスに入り――朝まで粘るつもりが、九時に出てきた。


「もう帰る?」

 午後九時過ぎ。フードをかぶったミナミが言う。それでも構わなかったが――ユイにはもう一つ、行きたいところがあった。


 カラオケと同じように、一人で行く意味はなく……ただ興味だけはあった場所。


「ねえミナミ」

「うん」

「明日、特に予定はないよね」

「たぶん。呼び出しがかかるとしても夜だろうし」

「じゃあ」


 ユイは左手でもう一度ミナミの手を引いて、残る右手で目的地を指さした。


「“お泊まり会”してみようよ」


―――


 午後十時過ぎ。


「まあ、確かに、あたしもちょっと興味はあったけどさぁ」

「でしょ。見て見て、天井のやつ」

「え、なにこれ、どういう仕組みになってるの? 動くの?」

「光らせてみる?」

「いいよ別に」


 神奈川県某所。駅前。


「意外と女の子二人で入っても何も言われないんだね」

「自販機みたいな仕組みになってるのって面白いよね。あ、これ」

「何ソレ。あ……ああ。あー」

「まあ、あるよね。フツーは」

「すごい。ソファー、ふっかふか。身体沈んじゃう」

「ユイ、埋もれちゃってるじゃん」

「あっ、カラオケもできる」

「歌う?」

「あっはっは。もういいって」


 ホテル『ヴィラ・アパラチア』。403号室。ご宿泊 \9,000~。


「歯ブラシとかタオルとか。これ、持って帰ってもいいのかな」

「それ、持って帰っていいの?」

「前にパパとママで旅館に泊まった時は、パパ持って帰ってたよ」

「ううん……それはちょっと。わかんないけど」


 人目も気にせず、二人で遊ぶならここしかないと思った。入る際、周りをきょろきょろと気にしながら手を引かれるミナミの姿を見るのもなかなか愉快だった。“一度はやってみたかったことランキング”上位。どうせ遊ぶなら、とことんやってみようと思った。


「じゃあ」

「うん」

「とりあえずあたしからシャワー浴びるけど。それとも、いつもみたいに一緒に入る?」

「今日は待っておく。先に入ってきていいよ」

「そうなの?」

「いやその、一度やってみたかったんだよね、相手がシャワー浴びてるのをじっと待ってる、っていうの」

「なにそれ。ちょっと変な趣味だよ、ユイ」

 ミナミの顔が少しだけひくついた。引いているのだろうか。

「あ、ネイル、大丈夫かな」

「だいぶ乾いただろうし大丈夫でしょ、たぶん」


 いつもは見上げるほど高いミナミの背丈も、心なしか縮んでいるように見えた。その後ろ姿を見届けて、ユイはベッドの縁に座り込む。ぼよん、と尻が跳ねた。


 間接照明でぼんやりと照らされる天井を見ながら、ユイは自問する。


 ――自分のワガママでミナミに迷惑をかけていないだろうか。今日も、迷惑じゃなかっただろうか。

 思えば、出会ってからずっとミナミには頼りっぱなしだ。あの地獄の中でも、ミナミと同じ分隊にいなければ生きて帰ってはこられなかっただろう。そうしてこちらに戻ってきてからも、再び会うことになったミナミが一緒に住もうと言ってくれなければ、自分はとっくに路頭に迷って、何をしていたかも分からない。時折、ユイはそんな自分が情けなくなる。いつまでも、自分は誰かの下でしか生きられないのだと。


 静かな部屋に、シャワーの音が妙に響く。そういう作りになっているんだろうか?


 第六回の“マッチング”に選ばれなかったら、ミナミと会うことはなかった。あの地獄があったからこそ、出会うことができた。でも……もしそうでない、偶然にして、とても幸福な出会いがあったとしたら――パパとママと、そして“ともだち”のミナミと……とても幸せな日々を送っていたに違いない。そんな勝手な想像を、今でもユイはたまに夢見てしまう。


「出たよ」

 それから十分ほど経ってから、バスローブ姿のミナミが出てきた。

「……その格好、何?」

 思わずユイは吹き出してしまった。

「いや、どうせだからと思って着てみたんだけど、男モノでしかサイズが合わなくて……ちょっとユイ、笑わないでってば。ね、あたしが着たんだから、ユイも着てよ」

「やだよぉー、なんかエロいし」

「あたしだけバカみたいで恥ずかしいじゃん! そういうこと言わないでよ!」


―――


 そうして夜が更けた。


 持て余すほど大きなベッドに、二人は並んで寝ている。

 いつまでも寝られずに、結局ずっと起き続けている。


「……あのさ、ミナミ。なんかあったの?」

「どうして?」

「いや、さっきの、いつもより色々……アレだったから」

「あ。……ごめんね」

「謝んなくっていいって。その、まあまあ良かったし。ちょっと“壊れる”かと思ったけど」

「良かったって、何が?」

「……なんでもない」


 ユイはごろごろと身体を回転させて、ミナミの胸元に顔を埋める。いつものように、二人で互いの指を絡める。カラフルなネイルが、暗闇の中でよく映えた。

「今度は旅行に行こうよ」

「わたしも行きたい。どこがいいかな」

「温泉があるところがいい。伊豆とか、熱海とか」

「焦らないで、色々調べようよ。せっかく行くんだから」

「そうだね」

「次ね。絶対行こうね」

「うん。絶対」

 首ごとシーツの下に潜り込む。ミナミの、整った身体と、それを包む滑らかな……“傷一つない”肌が見える。


「――ねえミナミ。ちょっと聞いて」

 シーツの下で丸まりながら、ユイは呟く。

「わたしのこと、迷惑?」

「……前に言ったよね。またそういうこと口にしたら怒るよって」

「違うの。聞いてよ。……だってそうじゃない。わたし、何もしてないんだよ。それなのに、今だって、ずっと」

「じゃあ逆に聞くけど。ユイは、あたしの事、迷惑に思ったことある?」

「思うわけない」

「だからそういうことだよ」

「わかんないよ、その理屈」

 ユイの首筋に腕がまわる。

「わたしは……わたしだって、ユイが居なかったら、今頃どうなってたか分からない。元から身よりなんて無かったし。一人で生きてるつもりだった。でもあの地獄から戻ってきて、またどうしようもなく寂しくなった。だからわたしはユイを“利用した”。それで今も生きてる。迷惑だなんて少しも思ってない。だってこれは、自分の為でもあるんだもの」


―――


 ――ユイの家庭は円満だった。それなりに大きな家の一人娘で、不自由なく育てられた。使うお金には厳しかったけれど、それも今思えば愛情の一つだったのだろう。

 第六回。“マッチング”で選ばれ、あの地獄に送られた時は、ただ家に帰りたい一心だった。帰ればパパとママが待っている。帰って、暖かい風呂に入って、またみんなで夕食を囲む。それだけを希望として、生き抜いた。


 帰ってきたユイを待っていたのは、両親のいない空っぽの家だった。生まれてからずっと、自分が過ごしてきた家は“いわくつき”になって売りに出されていた。


 家の中で、両親は自ら命を絶っていたという。たった一年。なぜそうしたのか、なぜ一年ばかりも待ってくれなかったのか、答えてくれる人はもういない。希望はあっという間に打ち砕かれ、ユイは天涯孤独の身になった。


 それから何をしていたかは覚えていない。数ヶ月後に流れ着いた先は監察局だった。だが何の取り柄もない彼女がまともに働くこともできず、監察局の担当者は毎月の面談でもきわめて不遜な態度でユイを陰からなじり続けた。それでも“給付金”が貰えるならばと、ユイは耐え続けた。

 そのうちにフロイントシャフトとも繋がりができた。そうしてユイは――ミナミと出会うことが出来た。


 ユイにとってミナミは友達であり、それ以上のかけがえのない存在でもある。

 あの地獄で……もしミナミの――“ジャガーノート”の分隊にいなければ、ユイは生き残ることが出来なかっただろう。第六回のルール、50 vs 50の“グラウンド・ウォー”。もし勝ちチームになっても“臆病者”の分隊は還ることが出来なかった。

 ユイは臆病者だった。けれどミナミの分隊にいたから生き残れた。


 そうして、こちら側に戻ってきてからもユイはミナミと共に生きることになった。ミナミもまた帰るべき場所のない独りの身だった。ひとりぼっちの二人は、共にこの世界でまた“二人だけの分隊”を組むことになった。あの時に見た“ジャガーノート”と同じく……とても頼もしくて、優しくて、どこか不器用な……ミナミの後ろ姿を、ユイはまた見ることになった。


「あたし達は“ともだち”なんかじゃない」

「え?」

 ミナミはユイの頬を両手で掴み、ゆっくりと引き寄せる。そして耳元で、小さく低い声でそう言った。ユイは目を見開き、聞き返す。ミナミは驚く声に構わず言葉を続ける。

「“ともだち”はいつか離れる。もしかしたら裏切られることだってあるかもしれない。だって、所詮は他人だもの。あたしはそうなるのが怖い。だから、昔からあんまり人付き合いは得意じゃなかった」

「……」

「あの地獄で五人一組の分隊になった時も、いつか裏切られるんじゃないかってずっと不安だった。他人同士だもの。でもみんなは……ユイは、ずっとついてきてくれた。それが何より嬉しかった。ずっとあのままで良いとさえ思ってた」

「だって。わたしは、ただ」

 二人は顔を寄せ、向き合う。シーツが擦れる音が、やけに大きく聞こえる。

「あたしは“戦友”を見つけた。戦友の絆は、血よりも濃い。だから――ユイを信じてる。ぜったいに切れない絆がここにあるって。それを感じているから、あたしはユイといる。自分の希望で。自分のワガママで」

「ミナミ」

「ねえユイ。ユイは――あたしを、離さない?」

 暗闇の中で、ミナミの顔がはっきりと目に映る。その表情は頑なで力強く、そして不安を必死に隠しているように見えた。火傷痕の残る、格好良くてきれいな顔。こんな顔を見られるのは、世界できっと自分だけだろう。


 答えなんて、もちろん一つしかない。

 戦場はもうない。だから自分の居場所も、もうここにしかない。


「離れるわけないじゃん」


 それ以上の言葉は不要だった。


 二つの身体は再びベッドに埋もれていく。

 今が何時だったか、外はどうなっているのか。

 そんなことは、今の二人にはどうでもよかった。


―――


 九月。都内某病院。待合室。


「意識は戻っていませんけど、とりあえず命に別状はないとのことです」

「そうか」

 戻ってきたヨシムラの報告を聞いて、モリワキは大きく息を吐いた。

「面会できないといっても、自分で聞いてくれば良かったんじゃないですか」

「それもそうなんだが」

 ヨシムラはモリワキの隣に腰掛け、天を仰ぐ。

「でもやっぱり、回復にはだいぶ時間がかかるみたいで」

「医者は何て?」

「肩と脇腹に一撃ずつ。“とても人間の力でやられたとは思えない”と」

 その一言に、モリワキは唇を噛んだ。口の中はもうカラカラだ。

「でもクシタニさん、担ぎ込まれた時に一回意識を取り戻したみたいで。それで言ってたらしいんですよ。バットとか、そういうものは持ってなかったって。なのに、骨が砕けるような打撃を加えられてたって」

「……」

「別にクシタニさんの事を疑うわけじゃないんですけど、ただの人間が殴ったり蹴ったりするだけでそんな威力があるなんて、そんなこと」

「いや」

 静かに否定する一言。ふと見ると、モリワキは顔を上げ真正面を見据えていた。

その横顔には、例えようのない気迫があった。


「先輩」

「……」

「顔、怖いですよ」

「……」


 表情のない顔。生気の無い瞳。ヨシムラが、ただの一度も見たことがない姿。

「とりあえずクシタニさんの意識が戻ってから、また聞き出して――」

「なあヨシムラ」

「?」


「俺達は刑事だ。事件を解決する。ただそれだけ――それが、仕事だよな?」

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