第2話
私の朝は早い。
朝活ために日の出より早く起き、起床から30分以内に朝食を摂る。
私の食事は、ほとんど納豆だけだ。3パック分を独特の方法で調理し、胃の腑に処理する。調理法は、とてもとても他人には言えない。多分、気持ち悪がられる。
朝食の後は、朝活その1。動画を見ながらエクササイズ。戻しそうになるけれど、我慢。運動できるタイミングなんて、1日の中で朝しかない。
エクササイズの後は、パソコンを起動して小説の執筆。でも、ついついSNSを見てしまう。SNSでは、昨日の続きのように公募の選考にお祭り騒ぎだ。
おめでとう、と入力するのは一瞬なのに、なぜか指が動かない。
執筆も進まないうちに、出勤の支度をする時間になってしまった。
昨日突然現れたイケメン納豆は、綺麗な寝顔で熟睡している。納豆の匂いが充満しても、私がエクササイズで跳びはねても、全く起きる気配がなかったのだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます