第12話 未知!

「『法外ほうがい』さん、出動命令です。直ちに部屋を出て、私の指示に従って下さい。」


 頭の中に『Y.T』さんの声が響いた。


 時計を見ると…午前3時…。 まだ眠い…。


 でも、これは命令だ! …と言うより、また『Y.T』さんに会えるのは嬉しい! 


 俺は、部屋を飛び出し、指示された場所に向かった。




 ホットドッグのトラックから『Y.T』さんが顔を出した。 急いで乗り込む。


 ……来る途中に、今回のミッションの概要を聴いた。 ……俺に、本当にそんな事が出来るのだろうか?



『Y.T』さんが


「先日、法外ほうがいさんのサンプルから判明した事です。今回のミッションも、貴方あなたの100パーセントを信じます!」


……と言う。


 「あの…俺に本当にそんな能力があるんすかね?」


 「それを試す意味もあります。 では、行きます。 法外ほうがいさんは、ここで私が出す選択肢に答えて下さい」



 『Y.T』さんがインカムを装着し、住宅地の中の一軒家に入って行った。

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