第5話 出動!
数日後の宵の口、俺の頭に『Y.T』さんの声が大音量で響いた。
「『
耳を抑えても声が直接頭に響いてはっきりと聴こえる。
「先日採取した、あなたの細胞から、『固有頭骸周波数』を割り出しました。先程は『聴力』が未計測だった為に、多少、高
……早口なので良く解らないが、物凄い技術らしいし、お金も貰っているので素直に従う事にして……
「よ、良く聴こえます。丁度良いお声…です。」……と
面接会場で突然されたキスの記憶がフラッシュバックして、また鼻血が滴る。
ティッシュを詰めながら言われた通りに部屋を後にする。
移動しながら…
「こ、この前の、あの……突然の……」
……と切りだそうとすると『Y.T』さんが
「先日、私が
……ここで一句
『はやくちも ここまでくると げいじゅつだ』……by
「私にとっても初めての行動でしたので、多少の興奮があったからか、私の…鼻腔からの出血もあり、0.8%の
『Y.T』さんの声が、少し和らいだ…。
…『私にとっても初めての行動』の部分だけは俺にも理解出来て、増々顔が赤くなった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます