第5話 名前と異世界へ転移

 事前に神獣フェンリルなると聞かされていたが、姿が神々しくなった、前の姿の面影があるけれどとてもカッコいいので、思わず抱きついてしまった。

クスクスと女神様達の笑い声にいず舞をただし。

「女神様、ありがとうございます、私達はこれからどうすればいいですか?」

女神様達の方へ向きなおり問いかける。

ディメテル様がフェンリルの横に行き、撫でながら私に言った。

「先ずは、この子の名前を決めましょうねぇ?」

キョトンとするディア、クスクス笑いアテナス様が、フェンリルに何やら問いかけていた、フェンリルに聞いているようです、こちらに向きなおり。

「ディアナ、天を駆けると意味がある言葉にエアソウルと言う言葉を使ってエアソルで呼び名はエルかソルではどう?」

ゆっくりと考えてから、頷いた。

「いいと思います、エアソルで呼び名はエルかソルで、私はソルと呼ぼうと思います」

 女神様達は私の足下とソルの足下に魔法陣を絵描き、私とソルを繋いだようだ。

「女神様?私とソルに何をしたのでしょうか?」

アテナス様が、魔方陣の説明を、してくれた。

「獣魔契約したのです、でも陣の術色に変化があって、絆契約に成りました、これはギルドでは獣魔契約としかわからないから、獣魔の証を付けないとダメなのですが···ちょうどいいわ、クロノ達を呼びましょう」

ディメテル様が転移して呼びに行き、二柱と創造神様を連れて戻ってきた。

「よいのう、さすがは女神達じゃ、よく似合う、スキルの確認も終わったかのう」

創造神様の確認の言葉にほかの4柱の神が、頭を垂れ答える

「創造神様、ギルドの確認の獣魔の証ですが、アクスに頼んでもよろしでしょか?伸縮性のある証が必要かと思います」

「確か、ギルドでは、伸縮自在の物はなかったな、冒険者、商人ギルド共に」

「そうだねぇ、種類は、首輪、足輪、ネックレス、ピアスだけど、どうするぅ~どれがいい?」

聞かれたソルは、ディアナを見る

「えっ、私が決めるの?」

ソルは、頷き【決めてくれ】

答えてくれた、迷った結果、ピアスにした。

痛い思いはさせたくなかったのだけど、アテナス様の話しで、決心した。

「抱きつく時に違和感が、ありそうね、ピアスか、イヤーカフスにしたらお揃いで付けられるわね」

との言葉に、クロノは嫌そうにし、私はキラキラとアテナス様を見つめた。

「あらぁあらぁ、アテナスがいい事言うから、ディアがキラキラの目で見ているよぉ~」

パッとアテナス様がソルをみていたのにディアナの方を向き、にっこり笑ってから、クロノ様に向きなおり。

「アクスと一緒に、作って、魔物と戦っている時に外れたらダメだからピアスでお願いね」にっこり笑ってお願いしていた。

二柱は頷き、転移していった。

「アイテムバックの説明と中の確認じゃ、それと身分証をどうするかじゃな」

ソルと共にある為に、盗賊や魔物がいるとの事なので、冒険者にも、商人にも登録する事にした。

創造神様が証明証を作ってくれている時に二柱が戻ってきた、ソルの方には伸縮自在と防御壁の付いたピアス、私の方は結界と、体力回復(中)の付いたピアスを神様達から付けてもらった。

「おぉ、よいのう、テイマーと薬師として、クローディアナの名前で、獣魔はエアソルの名前で、登録しておる、ワシからは、認識阻害と空調の付いたローブを、渡そう、これが身分証じゃ」

渡してくれた。

私とソルの前にアクス様が近付いてきて、クロノ様も並ぶと、肩掛けのバックとソルにはウエストバックのようなものを差し出し「これは、アイテムバックだよ、二人に必要なものを詰め込んだから、わからない事や、聞きたい事があれば教会か神殿に来てね。」

アクス様が下がるとソルにアイテムバックを着けていたクロノ様が、私の前にきた。

「俺達の名前も入った名前にしてくれたのだな、ありがとう。それと、エアソルに乗って移動する時にアイテムバックの留め金の部分が持ち手になっているから。狭間に落としてしまった時はどうなる事かと思ったが、結果は良かったと思う、向こうに行っても、身体には気をつけてな」

「さぁ、時間じゃ、深緑の森に転移する、東に30キロぐらいで街道にでるからのう街道にでたら、西に行くと、街があるから、今は朝じゃ、ゆっくりと行くがよい、元気でのう、さぁ転移じゃ」

「本当にありがとうございます、ソルと共に、生きて行きますね」

お礼を言うと意識が途切れるのがわかった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る