第2話 プロローグと神々side

 あまりにもの状況について、思考が追い付かず唖然としてしまい

「すみません、どうすればいいのか判断できないのですが?」

あわてた神は、まずこちらの事情を、話す事にした。

「亀裂は、精神と時の神クロノティオスと癒しと富と豊穣の神

アスクピオス、二柱の小競り合いが原因じゃ、罰としてそなた達の

身体の調整をすることとなった、ワシも少しは手を貸すが、二柱を

呼んでよいかの?」

聞かれたが頷く。頭の中を、整理して、二柱を待つ。

しばらくして、男性の神様が二人目の前で土下座して謝り、あわてて、サラは二人を止めた。

「やめて下さい、私たちも事情があり、わざと亀裂に、死を覚悟で飛び込みました、私たちはある施設から精神的苦痛と、身体への苦痛に耐え切れず逃げて来ました」

両手を身体に巻きつけ耐えるように話すと横からそっと顔を刷り寄せてくれる存在があり、そっと抱きつき、話し出す。

「生き物の声を感じ取る能力知り、母親から施設に高額で売られました、この子は狼と猛獣の遺伝子から生まれ実検体として施設にいました、身体が大きいから、色々な実検を二人で受けました、私たちの身体は傷だらけですが、調整に耐えられるでしょうか? 出来ればあまりこの子には痛みがないようにしてあげてくださいますか?」

精神と時の神と言った神が、優しく話しをしてくれた。

「君達が眠っている間に終わらせるよ、こちらの世界のどの種族するか決めたか?」

どの種族もわからないので、神様たちに委ねる事にした。

「すみません、よくわからないので、おまかせしていいですか?」

それを聞いて神様たちは、話し合いを始めようとすると、創造神様が止めた。

「これこれ、先に眠ってもらおう、それからじゃ」

「よいかのう?」

聞かれたので狼の方を向くと、聞かれた

【俺は、このまま?それとも別の種族なるのか?】

もう一度神様に尋ねてみる。

「この子は狼のままですか?それとも別の種族になりますか?」

創造神様が、能力を観る為、狼の頭に手を置き答えてくれる。

「かなりの能力がある、狼のままは無理があるから神獣フェンリルとして、身体の大きさも変えれるようになるだろう、魔術、魔法も使いこなせるだろう。」

感心したように撫でいる、神様はある実検の記憶に驚いたが、いずれ話しをしようと今は身体を確かめるように撫でた。「さあ、向こうの寝台で眠りなさい、心配しなくとも、起きる頃には、変わっているだろうからのう」

いつの間に寝台があるのに驚きながら、横たわると眠りについた。


神様side

「よいか、今からそちらにワシが見た光景見せる、悲惨な光景じゃ覚悟して観るように」

アスクピオスとクロノティオスに地球で行われていた、実検の数々を見せると二柱とも泣きだした。

「このような、非道的な実検は向こうの神々は知っているのでしょうか?あまりにも非道です」

「僕達はある意味で助けた事を、誇りに思います、亀裂を作って人を落とした事を後悔していましたが、この度は良かったと思う」

「それではどうしうかのぅ、狼の方はかなりの能力ある、サラディーヌの能力も高いようじゃ」

「創造神様、提案なのですが 天族と神獣ブラックフェンリルとして新たに、サラと狼の魂の器«からだ»を作って見てはどうでしょうか?」

クロノの提案にアスクも頷き創造神様を見ると何かを思い付いたように悪意のある笑顔で了承してくれる

「ワシが身体を作る間に、授けるスキルの確認と、アイテムバックと衣服、下着、靴、食料、調味料、鍋、フライパン、水筒、結界石、魔導テント最高の物を用意しておくのじゃぞ」

言い残し消えた、二柱は顔を見合せ眠っている二人の頭に手を置き授けれるスキルの確認を行って、双子の女神の元を尋ねた

「すまないがアテナスいるか?」

「すみません、ディメテルいますかぁ~」

二人はある神殿の入口で声をかけると美しい女神と可愛らしい女神が出てきた。

「何か用ですか?クロノ」

「何か用なの?アスク」

二人は、今の状況を話して、二人の協力をお願いにきた、話しを聞いた二人は矢継ぎ早に話す二人に要領を得ず、会ってみないとわからないからと連れて行ってもらう

「眠っている所に連れて行って」

アテナスに言われて、サラ達が、眠っている神殿に戻ってきた。


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