第4話 結婚生活
まー君と私は入籍して二年弱、別居婚だった。
仕事の都合で合理的だったからだ。
まー君が地元にある部署に転勤することになって、家族寮に住めるということになり、私もそれについていけるよう会社に異動を申し出た。
入籍して2年経ってやっと一緒に暮らし始めることになった、最初の日。
仕事から帰ってきたまー君におかえりーと言ったら、
「家に帰ったらみつきがいるー!」
と嬉しそうにしていた。
その笑顔を見て、この人と結婚して良かったなと思った。
とはいえ、私はアパレル販売業で平日休み、まー君は土日休みで、2人の休日が重なるのは3ヶ月に1回程度。おまけに私は片道2時間の売場に行くことも週の半分あって、生活の時間帯もずれている。
料理以外の家事はまー君が積極的にしてくれていたのでとても助かっていた。
と同時に、家事もまともに出来ない奥さんでごめんねって思う日々だった。
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