第10話②


 ***



 サルヴァは、広場から西に入る道の境目で、端に寄りながら唸っていた。


「……やっぱり帰るかな……いやでもここまで来たし……」


 目的地に向かってから何度目かになる自問に、サルヴァは思わずため息をつく。


(……俺は、『カラルア』がニーシャとつながるのか確認したいだけだ。うん)


 苦しい言い分と自覚しながらも一人うなずく。

 それに、とサルヴァは懐のポケットを外から軽く押さえた。


(一応、ちゃんとした理由もある。……けど、できるなら、顔を合わせるのは避けたい)


 そう考えるも、無意識に乾いた笑みが浮かぶ。


「……会いたいけどな」


 自分すら聞き取れないほどの小さなつぶやきは、雑踏にかき消えた。


「――よし」


 途切れないざわめきの波に乗るように、サルヴァは石畳の境目をまたいだ。

 中央の通りから離れたそこは、活気に満ちていないが穏やかな空気が流れている。並ぶ店は、織物や衣料、小物や雑貨などがほとんどだ。ちらほらといる人々は、軒先に並ぶ品に足を止めて、あるいは店の扉をくぐってゆっくりと。時間の流れが変わったかのように、落ち着いた通りだった。

 その店は、通りの中ほどにあった。

 サルヴァは、右手に建つクリーム色の壁と木枠が可愛らしい店を見上げる。

 ――『カラルア装飾店』。

 屋根に掲げられた看板の文字を目で追ってから、サルヴァは通りに面した窓にそっと近付く。顔を少し覗かせて店内をうかがった。

 客は、老婦人が一人。そしてカウンターの内側に、店員らしき人が立っていた。四十代ほどの女性だ。


(ニーシャはいない、な)


 いないということは、直接聞いて確認しなければいけないということだ。


(……とりあえず入るか)


 サルヴァは意を決して金色の丸いドアノブを捻った。

 チリン、と小さな鈴が鳴る。その音に「いらっしゃいませ」と、落ち着きのある柔らかな声が続いた。

 サルヴァは店内を見回す。棚に見やすく並べられた装飾品は、さまざまな色をしていた。

 多種多様な石を使っているようだ。

 一色で存在感を放つもの、角度によって色を変えるもの、混ざり合うもの。

 彫りはなく素朴な土台でも目を引くもの、華やかで大胆な彫りを施されたもの、精緻な彫りで繊細な美しさを相乗しているもの。

 派手ではなく、けれど自然と目を引くものばかりだった。

 ニーシャからもらった腕飾りの模様と似た線の運びだ。

 サルヴァは足を止めて、カウンターへ顔を向ける。

 一つに結ばれたアイスブルーの長い髪が、肩から胸元へ流れている。優しく下がる眉じりが切れ長な目元を柔らかく見せていた。

 どことなく、ニーシャに似ている。


「――あの」


 サルヴァの声に、その人が目を上げる。


「はい。お決まりですか?」

「あー、いえ。……聞きたいことがあって」


 きょとりと目を瞬かせたその人は、不思議そうにしながらもサルヴァの次の言葉を待ってくれている。サルヴァは言い淀みそうな己をなんとか抑えて、口を開く。


「ニーシャという女性は……こちらで働いていますか?」


 青緑色の目が、少し驚いたように瞬いた。


「ええ、私の娘ですが……。あの子にご用事ですか? あなたは?」

「俺は……友人、のサルヴァといいます。今日は渡したいものがあって……」

「あら……せっかく来てもらったのだけれど、あの子、出掛けていていないの」


 ごめんなさいね、と頬に手を当てて眉を下げるニーシャの母に、サルヴァは慌てて手を振った。


「いえっ、突然来たのは俺なんで」


 そう言ってから、懐からあるものを取り出す。手のひらほどの細長い紙包みだ。


「これを、ニーシャに渡してもらえますか」

「ええ。じゃあ、預かりますね」

「よろしくお願いします」


 サルヴァは軽く頭を下げた。そこに、慈愛に満ちた優しい声が、そっと、囁くように降った。


「――あの子が楽しそうにしていたのは、あなたのおかげかしら」

「え……」

「この前、あの子をセリュハへ連れて行ってくれたのは、あなた?」

「……はい」

「ありがとう。すごく楽しかったみたいだから」


 サルヴァは思わず視線を外してしまった。ニーシャには楽しいだけじゃなかったはずだ。楽しかった時間を気まずいものに変えてしまった。その自覚がサルヴァにはある。

 その時、ニーシャの母が小さく笑った。


「悩んでいる様子も増えたけれど。それでも、楽しかったとあの子は言っていたの。だから、気にしなくて大丈夫よ」


 何があったのかは聞いていないけれど。その言葉と共に、見守る――見守られているようなまなざしが注がれる。サルヴァがニーシャへ向ける想いは見透かされているのかもしれない。

 どう返せばいいのか。サルヴァが言葉に詰まっている間に、ニーシャの母の話は続く。


「あの子は、冷めているように見えて、とても頑固で、甘えるのが下手なの」

「……頑固」

「ふふ、そう。とっても頑固。こうと決めたら、なかなか曲げられない」


 あまり、ニーシャと結びつかない言葉だった。


「だからね、サルヴァくん」


 合わさる先の青緑の目が、一瞬ためらうように揺らいでから、ぴたりとサルヴァの目を見つめた。


「これは親の勝手なお願いなのだけれど……。あの子があなたへ手を伸ばしたら……そのときは、その手を掴んであげて」

「――……」


 息を呑んだ。親が、そう願ってしまうほどの状況に、ニーシャはいるのだ。

 視線も声も、想いも。向けられるものすべてを、サルヴァもまた、まっすぐ返す。考えるまでもなかった。


「――もちろんです」


 サルヴァはゆっくりとこぶしを握る。

 『カラルア』とニーシャが繋がった。何を調べるべきかも定まった。

 あとはもう、動くだけだ。

 そうしてサルヴァが次の行動を組み立て始めたその日の夜、長方形の細い紙包みがニーシャのもとへと渡った。


「これは?」

「あなたへのお届けものよ」

「お届けもの?」


 褐色の紙包みはわずかに固い重みがあり、長方形の箱が一本だけ入っているようだった。心当たりのない届けものにニーシャは首を傾げる。

 夕食を終え、食休みの紅茶を準備していた手を止めて、ニーシャは封を開けた。そして、包まれたものを見たニーシャの目がおもむろに見開かれていく。


「これ……」


 紙包みから現れたそれは、一本の封蝋。

 未だ瞼の裏に残る可憐な白い花のさざなみ。その香りの記憶がニーシャの鼻孔をくすぐった。

 珍しい、香り付きの封蝋。セリュハで立ち寄った小さな雑貨屋で売っていたものである。


「サルヴァくんからよ」


 母が知るはずのない名前を口にしたことで、一つの予想が確信へ変わった。……嬉しくないはずがなかった。


「……、来たの?」


 けれど、会いたかったという気持ちと共に、会わなくてよかったと安堵する自分がいる。


「ニーシャが出掛けて少ししてから、一人でね」

「……そう」


 吐息のようにつぶやきながら、封蝋の入った長方形の箱を親指の腹で撫でる。

 あの時、ニーシャの目にとまったものだった。サルヴァは違うものを眺めていると思っていたのに。


「……気づいていたのね」


 誰に向けるでもなく言葉を落としたニーシャ。

 お湯を注いでそのままだったティーポットを引き取った母が、テーブルに並ぶ三つのカップに紅茶を注ぐ。礼を口にしながら、ニーシャは置かれたカップの前に座った。湯気の立つカップに口を付ける父と同様に、ニーシャも慣れ親しんだ茶葉の香りを口に含む。ふ、と聞き取れないほど小さく息をついた。


「セリュハのお店?」

「ええ」

「ああ……ニーシャを連れて行ってくれた子か」


 父の合点がいったような声に、ニーシャはうなずく。


「そう。……友人よ」

「それだけ?」


 母の短い問いかけに、ニーシャは視線を向けた。どうしてそんなことを聞いてくるのか、理由も必要性もわからなかった。

 言葉が出てこないニーシャに、母は違う問いを口にしてきた。


「ニーシャ。ジルゲンさんと何を話していたの?」

「……どうして?」

「あなた、出掛ける前にずいぶんと緊張していたでしょう。いつもと――いつもより、顔も空気も強張っていたもの」

「……」


 ニーシャは黙った。ただ母の、自分よりも濃い青緑色の双眸を見つめるしかなかった。

 両親は、結婚後は『ソレイスの所有権を分ける』という条件をもちろん知っている。

 ソレイスを扱ってくれる。船がないと行けないような異国へソレイスを運び、売り込んでくれる。だから結婚の申し込みを受けた。ニーシャはそう、両親に話していた。それ以上のことは伝えていない。ニーシャも、おそらく結婚を申し込んできたジルゲンも、ふたりとも最初から純粋な感情で動いていないということだって、言えるはずがなかった。

 それでも当時、母に一つ問われたことがある。今と同じように、ニーシャの瞳の奥を捉えて。


「ちゃんと、気持ちはわかった?」

 ――ちゃんと、気持ちはわかっているの?

 同じ問いだ。

 これから育てていく。そんな当時のように正直な思いを、もう口に出せそうになかった。


「あれから、気持ちは芽生えた?」

「……」


 答えられない。ニーシャは唇を引き結ぶ。

 否定なんてできない。……だからといって、嘘でも肯定はしたくなかった。

 その時、会話に入らず聞いているだけだった父が、はっきりと言った。


「断ろう、ニーシャ」

「だめ」


 弾かれるように否定したニーシャに、父は首を振った。まだ遅くない、と父が続ける。


「おまえがちゃんと彼を好きになるならと見守っていた。でも彼と会うときは、ニーシャ。いつもおまえは辛そうだ。これ以上は見逃せないよ」

「それでも、今さら断るなんてできない。……逃してもらえない」


 一瞬の逡巡ののちに付け足した言葉に、両親の表情が硬くなった。

 その様子を一瞥したニーシャは、自分の前にあるカップへ視線を落とす。湯気の消えた紅茶が、揺らがず凪いでいた。


「……ソレイスをこの町の外へ広げるのは、おじいちゃんがずっと望んでいたこと。内陸へは行商人を通じて、海の先にある異国へは船で。私たちには、どちらを叶えるにも商人の力を借りるしか方法がない」


 そして、祖父は海を越えて広まることを第一に望んでいた。


『――ばあさんがな、このエメリードの海みたいな石が飾り物に姿を変えても、美しさを保ったまま、本物の海を渡って、知らない土地の、顔も知らない人々の目に、手に、触れられたらこんなに素敵なことはない……なんてな、若い娘みたいに目を輝かせて言うんだよ』


 ニーシャは、祖父が語るこの思い出が好きだった。物心つく前に息を引き取ってしまった祖母の記憶は無いけれど、祖父が語る祖母はとても可愛らしくて。そして、祖父が祖母を、自分の妻を変わらず愛しているということが伝わってくるのだ。だから、ニーシャはその手助けがしたかった。祖父と一緒に、最愛の夫のそばにいるだろう祖母を喜ばせたかった。


「おじいちゃんの夢は、おばあちゃんが夢見ていた未来で……それは、もうずっと、私の夢でもあるの」


 だから守りたいのだ。この手で、守りたい。

 体の奥からせり上がる苦しいほどの感情に、ニーシャは唇を噛んだ。目に届きそうな熱を押しとどめる。「……でも、」そう続けるニーシャの声が少し掠れた。


「……でも、あの人の手を借りるしかなくなってしまった。断ったところで……ソレイスの未来さきは続かない。……何も探らず任せていれば、まだ夢を追える」

「待て、ニーシャ。それはどういうことだ。まさか、脅されているのか?」


 目を上げると、父が愕然とした表情を浮かべていた。ニーシャは答えず視線を返す。


「それだけじゃない。ジルゲンくんは、何か……不正を働いているということか?」

「……証拠はないわ」

「……なんてことだ……」


 父が片手で顔を覆った。指の隙間から見える眉はひそめられている。そんな顔をしてほしくなかったから、ずっと黙っていた。ニーシャが勝手に決めたことなのだ。胸を痛めてほしくなかった。隠し通せず、迷わないで苦しみに勝って進み続ける覚悟ができていなかった自分が、情けなくて、悔しい。

 また視線を落としかけたとき、静かな、けれど芯の通った母の声が、ニーシャの動きを止める。


「ニーシャ」


 交わった先の目は、まっすぐ心を見透かされるようだった。珍しいまなざしだ。初めて向けられる――いや、一度だけ覚えがある。

 幼い頃、友人ができなかったときに一度だけ。……本心を問われた。


「ニーシャ。それだけじゃないでしょう?」


 青緑色の瞳が、促すように優しく細められた。


「もっと、心を締め付ける痛みがあるでしょう?」

「……」

「あなたの本心を聞いているの。あなたの一番深くにある心よ。ニーシャのなかで、最も大きな気持ちは、何?」

「……そんなの、」

「――何も悪いことじゃないのよ、ニーシャ」


 呼吸を忘れた。息を呑んで、喉が引きつる。ニーシャの海に似た瞳の中で、光がかすかに波打つ。揺らぐ瞳は、ニーシャの心そのものだった。


「……一緒に、いたいのは……あの人じゃない……」


 母の手が、ニーシャの右手を包んだ。詰まる言葉を、抑えていた気持ちを押し出すように、優しく手の甲を撫でられる。

 止めきれなかった涙が、視界を滲ませる。震える吐息に乗せて、ニーシャは想いを吐き出した。


「……っ、――好きな人と、離れたくない……!」


 ニーシャ、と。頭のなかで、サルヴァの明るく穏やかな声が流れる。紫がかった夜色の瞳を細め、歯を見せて、爽やかであたたかな笑みを浮かべて。

 気持ちを殺せないほどに、好きになっていた。


「……っでも、ソレイスの未来を守りたい……っ」

「ニーシャ……」


 本音を吐き出しても、求め続けた夢を捨てることはできないのだ。途方に暮れたような、ニーシャを憂えるような母の様子に気づいていても、その考えは変えられない。

 どうすればいいのか、どうしたいのか。もはやニーシャにはわからなかった。


「……わかった。おまえの、ソレイスに懸ける想いは尊重する。だけど、このままにするわけにはいかない。何か方法を考える。……ニーシャ、とりあえず今日はもう休みなさい」

「……はい」


 目じりに浮かぶ涙を拭って、ニーシャは席を立つ。おやすみ、と言うふたつの声を背に、ニーシャは上階の自室へ上がった。

 体と意識の間に薄い膜が張っているように、現実がどこか遠い。ニーシャはその感覚のまま、そっとベッドに腰を下ろした。

 とうとう話してしまった。言葉にしてしまうと、抑えていた想いが途端に強く大きく存在を主張する。

 自覚していたつもりだった。それでも、自分が思う以上に、しっかりと押し込めていたようだ。

 会いたい。顔を見たい。声を聞きたい。名前を呼んでほしい。目を合わせたい。真正面から、きれいな夜の瞳を見つめたい。この口で、自分の声で、名前を呼びたい。

 ニーシャは次々に溢れてくる想いを耐えるように、感じ入るように、目をつぶる。

 いつの間にか、こんなにも好きになっていた。

 彼なら。サルヴァなら、夢を傷付けず大切に触れて、背中を押してくれる。それは願望ではなく、『そう』なのだ。


『普及したい文化とか、知ってほしい特産品とか……そういう思いの、――橋渡し役だと俺は思ってる』

『――食材でも工芸品でも人材でも、扱う品に敬意を払って、望まれるように繋いでやりたいって思うよ』


 なんてことないように、そう口にしていたサルヴァを前にして、まぶしかったことを覚えている。

 きっとその時に、自分を欺けないほどサルヴァに惹かれた。

 仕事に対する誇りや誠実さ。仕事を通しての出会いを楽しんでいる心。その出会いの喜びを自分だけで留めず、近く遠くどこまでも広めたいという純粋な思い。

 職人として。自分の仕事が好きで誇りに思う者として、ニーシャが欲しかったものだ。名ばかりの婚約者から向けて欲しかった、熱だ。

 それを口にすれば、始まり方が変わっていたのだろうか。……今となっては、詮ないことだけれど。

 膝の上に置いていた手を緩く握る。カサ、と手の中で紙が擦れる音が鳴った。瞼を上げて手の中の包み紙と箱へ視線を落とす。

 箱の上面を開けて、中身を取り出す。空気に触れると同時に、ふわりと花の繊細な甘さが香った。ふ、と力が抜ける。


「いい匂い」


 笑みを含んだ声が空気に溶ける。

 くすぐるような香りに包まれて、まるであの丘にいるみたいだ。意識が、夕陽に照らされる白い花の丘まで戻る。

 心情を口にしたところで、どうすればいいのかわからないまま、胸を締め付けて重い苦しさは、あの時と何も変わっていない。動き方がわからないから、出口も見えない。サルヴァを好きだという思いがはっきりと形を帯びたけれど、それを拠り所にするには、気持ちがあまりに大きい。自分の感情に素直になってもならなくても、どちらにせよ苦しいのだ。

 丘の上で夢の話をした時。ジルゲンとのことがどうなるのかも、ソレイスを守り抜けるのかも、夢を追えるのかも。どうなるのか、どうするべきかわからなくて、こわかった。

 そして今も。好きだと言ってくれたサルヴァをずるくも待たせている、そんな状態がいつまで許されるのか。いつまで、待っていてくれるだろうか。サルヴァとの関係は、変わってしまうのだろうか。すべての先が見えなくて、こわい。

 その時、白い花が風に揺れた。記憶のなかで、揺れる花が、空が、海が、濃い夕焼けで上塗りされる。鮮烈な橙色に染まっていく。


『ただ、俺が守りたい。君を』


 サルヴァの声が響く。紺碧の髪が、夜へ近付く空のように、夕陽と混ざっている。

 いいのだろうか。そんな迷いすら受け止めるように、芯の通った声がニーシャへ差し出される。


『耐えられなくなる前に、俺を頼って。必ず助けるから――』


 続く言葉がニーシャの心に熱を落とした。

 何度も、何度も。頭の中で、心の内で繰り返した言葉だ。


「……っ」


 突き動かされるように、机に向かった。使おうとしては思いとどまって出しっぱなしだった便せんを一枚破り取る。

 握りしめていた封蝋をそっと便せんの横に転がして、ニーシャはペンを走らせた。

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