どこから書けばいいでしょう。
イーサンの心の動きが、手に取るようにわかり、そのリアルさに、私もまた心を動かされました。
子供にとって大切なものと、大人にとって大切なもの。それは大概違っていて、どちらも大事な筈なのに、結局、大人の都合に従わなければいけないのは子供。
イーサンの足掻きは、立派だったと思います。オレオの我慢も。
猫は、雰囲気で、悟ることができる生き物です。そういう場面を、私は何度も見てきて、このお話の中で、オレオの行動を書かれている烏丸さんも、そういう猫の性質をよくわかられている方なのだなと思いました。
こんな平凡な言葉で良いのかと思いますが、面白かったです。
親として、子どもとして、猫として、色々考えさせられました。
オレオ、新しい環境に慣れてくれるといいですね。
作者からの返信
緋雪さん、こんにちは。
猫って本当に、なにもかもちゃんとわかってますよね。言葉が話せないだけで……いや、猫のほうはあれで私たちと同じように話しているつもりなのかも(笑)
うちのお嬢さんも、毎日決まった時間にほれ、お布団入るよーと私を寝かせに来るので、おまえどこに時計持ってんねんと不思議なくらいです。毎晩、誤差5分で11時50分頃。
あと、他の方のコメントへのお返事でも書いていますが、このお話のベースは私の実体験なのです。
田舎の一軒家に住んでいたとき、いつの間にかうちの子になったお嬢さんを、引っ越しのときにどうするかと本当に悩みました。外の世界を、自由を知っている子にマンションに閉じこめられる生活を強いていいのか、土地が変われば水も変わるのに、一緒に連れていくことこそが人間のエゴなのではないか、と。でも結局、イーサンと同じ夢をみて、置いていくことなんてできなくて。
今はマンションの部屋に閉じこもりっきりですが、特に不満そうでもなく。家のなかでは自由にうろうろしていて、ソファなんて我が物顔で占領して寝てます(笑)
あ、その前に三、四日ほど行方不明になったとき、近所の茶トラにうちの子みかけたら――と、これまたイーサンと同じこと云いましたが、そしたら帰ってきましたよ(笑) すげえな猫コミュニティw
わ、お返事長くなってしまってすみません(^^;
読んでくださり、コメントをありがとうございました!
烏丸千弦様
この感動をより多くの人と分かち合いたいです。
動物(ネコちゃん)が出て来る物語の企画があったらシングルカットして是非出展して欲しいと思いました。
(いっそ那智氏に企画を立ててもらいましょうか!?)
オレオ、大物感が半端ない! 真打は最後に登場(=^・^=)
オレオ、都会のネコちゃんになる!
(腐女子なので敢えてカイリーのことには言及しませんが、アニメ好きという部分にシンパシーを感じています。素晴らしい留学になりますように!)
千弦様の小説はどれひとつとっても本当に超感動が味わえますね‼!
作者からの返信
猫が出てくるお話は自分もいろいろ読みたいので、企画があったらありがたいですねー。
漫画も全巻持ってるんですが。アニメで『チーズスイートホーム』ってあったの、ご存知ですか? 私、チーが大好きで♡ あの声に癒されます。チー、めっちゃ可愛い♡
オレオという名前も気に入っています。次に猫ちゃんを家族に迎えることがあったら、白黒柄ならオレオ、茶トラならリッツと名付けようと思ってます♪
引き続き、読まさせて頂いています。
イーサンの心の動きがリアルな感じで、とても良かったです。
そして、オレオ。
最後に悠然と出てくる感じがいかにも猫で、ちょっと笑ってしまいました。
ありがとうございました。
作者からの返信
たけざぶろうさん、こんにちは。またまた読んでくださって感激しています。
このお話、実は私の実体験をベースにしているんです。田舎で外飼いしていた頃、しばらく帰ってこなくて、最悪の想像しか浮かばず本当に泣きました。
そして引っ越しが決まったときも、田舎でのびのび外飼いしていた子にマンション生活を強いていいのか、どちらが本人(本猫?)にとって幸せなのかと悩みに悩みました。
このお返事を書いている今、その子はのんびりとソファで寝ています(笑)
リアルな感じ、とても良かったと云ってもらえて嬉しいです。(*^^*)
コメントをありがとうございました!
とても良いお話でした!
他のことは結構早い段階で聞き分けることができたイーサン君が、オレオちゃんのことだけは最後の最後まで食い下がったことに好感を覚えました!
しかし実際は一回いなくならなければ諦めていたので、オレオちゃん本当に絶妙のタイミングで帰ってきましたね〜。
作者からの返信
福来さん、こんにちは。
この話は、実は田舎で外飼いだった頃のうちの猫が、何日か帰ってこなかったときのことと、マンションへの引っ越しが決まって、連れて行こうかどうしようかと悩んだ実体験をベースにしています。
イーサンのみた夢も、まんま私がみた夢と同じなのです。それで、ああやっぱり置いてなんて行けない! と、今はマンションのリビングで、なんの問題もなく毎日ソファで寝ています(笑)
良いお話と云ってもらえて嬉しいです! 読んでくださり、コメントと☆までありがとうございました!
個人的な感想です!
子どもと社会との葛藤のお話だと思いました。これが核でありテーマです。
理不尽な力で望んだ人生を生きられない――子ども時代に直面する不自由さについて、問題提起する物語。
3話めを読む前に考えました。じぶんならどう落とすだろう?
猫はいったいどんな役どころなのか?
出てきた答えが上に書いたやつです。
要するに、イーサンはオレオなんですよね。
「外には自由に出るけど自分で餌を取らないんだぞ!」ってセリフがあります。これまんまイーサンの現状を言い当てていて、こころは自立してるのに母親の食事を当てにして生きている。つまり『子ども』です。
2度(確か)あった料理の描写は、このテーマを描くための伏線ってことになります。
子どもが意味するものは、自分で責任が取れない人。
理不尽に行きあった子どもは、自分の人生をどう選べばいいか?
あなたのためを想って――なんていう願望の押しつけが子どもにどう思われるのかもわかりますね。
「いろいろ考えた」と言うけど、それはあくまでニューヨーク行きは確定の上で、じゃあどうやって(イーサンをこちらの願望に従わせる)落としどころをつけようかの「考えた」でしかなく、どんな家庭の事情があったとしても子どもにとっては理不尽にしか映らない。
このへん、意見を二転三転させる描写がちゃんとあり、よくわかりましたね。
そしてラスト。
イーサンの決断は?
これはイーサンのメタファーであるオレオを見るとわかります。
オレオは家出の末に戻ってきました。それも渋々じゃなく、のんびりとね。
イーサンは知ったのです。
母の美味しい料理に頼らず生きるために、今はぐっと我慢する時間なのだと。
彼なりの子どもとしての時間は、雨が上がるまで傘をさす時間のことで、雨をやませるのは他人じゃなく自分がやることだと……なんて感じ。
いい映画をありがとう😼
作者からの返信
うわあ、今までもらったコメントのなかでいちばん嬉しいかも!!
映画みたいに分析、考察してくださって本当にありがとうございます! そうか、これってそういうお話だったんだ!(ぉぃw
いや、ほんとにお恥ずかしながら、やっぱり私って感覚の人で……。書いてくださってるなかで、自分でしっかり意識してましたと云えるのは「外には自由に出るけど自分で餌を取らないんだぞ!」のところくらいかも(^^;
このお話の元は、うちの猫が3日ほど帰ってこなくて、イーサンと同じ夢をみて近所の茶トラに見かけたら頼むって云ったら本当に帰ってきたという、実話ベースなんです(笑) でも云ってくださったとおり、思春期のこれからオトナになる子供の、自分の未熟さを知る物語でもありました。そこをずばりと、否、自分の考え以上のものを読み取ってもらえて本当に感激です。
でも、シカさんのように、しっかりと意識して組み立てることができたら、もっと「いい映画」ができるのかもしれませんね。もっといい映画をたくさん観て、精進します!
ほんとに嬉しかったです、シカさんの書く少説も楽しみです。ありがとう!!
千弦さんこんにちは~(˙ᗜ˙)
いよいよイーサンファミリーがNYへと出発する日になっちゃいましたね。
カイリーときちんとお別れ出来たのもよかったなあ。
そしてオレオ! ああもうほんとに猫ってやつは~!w
ほんと人間って猫様の下僕だよなあw
でも何とか間に合ってよかったです(T▽T)
イーサンの夢の部分はちょっとハッとしたというか、私も同じような夢みたことあったのを思い出しましたよ。
高校生の頃からインコのゴンちゃん(本名:名無しの権兵衛)を飼ってまして、めちゃめちゃ家族に慣れてたインコで毎日のように籠から出して遊んでたんですよ。
でも私が19歳くらいになった頃だったかな、ある日突然いなくなってしまって、もうノイローゼになったみたいに探し回ったりして。
いなくなって三日目くらいにゴンちゃんが帰ってくる夢をみて嬉し泣きで目が覚めた…っていうw
それを思い出してキュッとなりました。
オレオ、NYいちかっこいい猫になってくれよ~!
ウチのレイ君と遭遇したら遊んでやってね♥w
いや~、とても素敵なお話でした~♥
作者からの返信
NORAさん、こんにちはー。
猫さまの下僕……まったくそのとおりで(笑) うちでいちばん偉いのは猫さまですw 家族みんなおもちゃか? 布団か? こたつ入るんか? と気遣いまくってますww
夢は、私がみた夢をそのまんま書きました。NORAさんも同じようなことがあったんですね。インコも懐くから可愛いし、心配だったでしょうね……私も小さい頃にセキセイインコと文鳥を飼ってたことがあるんですけど、手の中で寝たりしてめっちゃ可愛かったなあ……。
>“オレオ、NYいちかっこいい猫になってくれよ~!”
イーサンじゃないんだwwww
イーサンママは、ひょっとしたらベティやミシェルとも顔馴染みになるかもですね。よろしくねー♪
いつも読んでくれてコメントありがとうです♡ 次のお話もお楽しみに~(^^)
こんにちは、千弦さん。
煩悶しながらも、家族や彼女の想いに触れて、イーサンは世界を広げることが出来たような気がします。前回の、カイリーと不幸一直線の未来予想図とはずいぶん違う未来が展けていそうですね(^^)
白黒柄のネコをタキシードと呼ぶのは初めて知りました。気取った紳士風「タキシード」も雰囲気ありますが、甘い「オレオ」も白黒柄に合ってると思います。
作者からの返信
琳さん、こんにちは。
前回のお返事で書いた if な未来図は、琳さんのコメントを見て初めて想像してみたものでした。けれど、あらためて考えてみると、ほんと人生なんてたったひとつの選択で理不尽なほど違ってしまうものなのだなあと、怖くなってしまいますね。それはちょっとしたことで生じたタイミングの差でも同じことで……私も子供の頃にシーズンオフのホテルのプールで遊んでいたとき、もしも浮き輪を外したのが親子連れが去ってしまってからだったら、溺れ死んでいたかもしれません。(^^;
黒白模様の猫、日本ではハチワレとか呼びますが、英語ではタキシードの他にソックス、バイカラー、マスクとマント、あとそのまんまブラック&ホワイトと、いろいろな呼び方があるみたいです。あと日本では「茶」トラなのに英語では「レッド」タビーなのは、赤毛の色に近いからでしょうね。色的にいちばん正しいのは黄土色な気がしますが(笑)
オレオって名前、可愛いですよね。うちにも昔シュガーって名付けた子がいました。お菓子とか甘いものの名前ってよく使われてるみたいですね。うちも次はチョコとかキャンディとかアイスって名前にしようかな……あれ、なんか違うものの話みたいになってる気がしますが、気のせいかな(ぉぃw
イーサンの心配、手にとるように分かりました。
飼い猫ちゃんがいなくなると、夜も眠れないですね。
カイリーと仲直り出来て良かった。お互いの将来は明るいですね。
そして、まさかのオレオの登場シーン、ホッとしてけど、
「あなた、どこ行ってたの!」ってツッコミました。
家族みんなで心配して、手はずも整えた矢先。
もう安心するやら、猫ちゃん特有の反応に笑えます。(=^x^=)
イーサン良かったね。ご家族に幸あれ!
作者からの返信
ハナスさん、こんにちは。
ほんとにオレオ、どこにいたんでしょうねー(笑) どこにいたのかはわかりませんが、オレオは安全で安心できるはずの我が家が騒がしいので、避難していただけなのでありましたw うちの猫も、お掃除してるあいだは上手に隠れんぼをして、終わったよーと声をかけるまで出てこないのです。猫ってそんな感じですよねw
いつも本当に、まめにコメントをありがとうございます(*^^*)
次のお話も楽しみにしていてくださいね♪
編集済
オレオのお話をようやく拝読できました! 人間の何もかもをわかっているような顔で帰ってきた彼に、拍手です♡
思春期のイーサンにとって、引っ越し、彼女との別れ、飼い猫の失踪……と立て続けに心を揺らす事件が起きて、心はもう嵐の中の木の葉状態だったでしょうね。
カイリーはさすが女子というべきか、ここでお互いの経験のためにいったん別れて……とか考えているのが、大人っぽくてすごい!
でもって、最後にちゃんと会いにきてくれて、将来また出会えたら……というような、ほんのりとした約束を匂わせる展開が心憎いです(*´ω`*)
イーサンはこの数週間で、急激に男として成長したのではないでしょうか!?
女は諦めても諦めきれないオレオとの絆。必死に捜す姿に、熱いものがこみ上げました。
いやあ、猫ちゃんって、本当にいいもんですね。
ちょっと不思議な少年と猫ちゃんの青春物語を、ありがとうございました(*´▽`*)
あ、そうだ。『湖畔の誓い』は過去二回読んでいてまだまだ記憶が鮮明なので、ひとまずこっち先に読ませていただきました♡
作者からの返信
こよみさん、おはようございます。
読んでくださってありがとうございます! 猫さんたち、本当になにもかもわかっているんだと思います。少なくとも、察しの悪い人間よりはかなり上です(笑) 拍手をありがとにゃんです♡(ΦωΦ)
女の子はドライだし、他のことも考え合わせて自分にとってのメリットを取るイメージがあってw ひょっとしたら、日本で可愛い系のイケメン彼氏ができるかもとか夢みてるのかも(心憎い匂わせを台無しにしていくスタイルww
イーサン、おっしゃるとおりちょっと成長しておとなに近づいたかもですね。ルカもそうでしたけど、この年頃って自立心旺盛で、だけどまだできないことも多くて、我も強いけど、思ったとおりにならず妥協することも知って……と、自分の無力さを知り始める時期だと思うんです。きっとイーサン、ニューヨークでしっかりしたいい男に成長することでしょう♪(´∀`*)ウフフ
『湖畔の誓い』はこよみさん、レビューまで書いてくださってますから! どうぞ飛ばしたまま放置しといてください。そして短篇集、残り2話で二回のサプライズがありますので(云っちゃうw)、またお暇なときにお付き合いくださいませー☆
コメントをありがとうございました!