第6話 カタレプシーの誘発3 驚愕法
驚愕法
驚愕法とは、文字通り驚かせて誘導する方法です。
突然後ろから「ワッ」とされると驚くでしょう?
この驚愕です。
意識していない・予期していない突然の刺激を受けると脳が驚きます。
刺激を受けたとき、脳波が大きくブレます。
ただし、催眠誘導の驚愕はガッツリ驚かせることではありません。
ほんの少しの刺激で十分なのです。
そして驚いた直後~数秒、脳波が
ブレている間に暗示を入れます。
すると暗示が有効になります。
ただし、
有効な暗示は人それぞれです。
多くの人は手が固まる暗示でいいのですが、手(=筋肉)への暗示が効かない人もいます。
クライアントに有効な暗示は手探りですが、占い師の技法が有効なようです。
脳波がブレる時間は~数秒なので、違和感のない流れるような手際が必要です。
◆刺激の例
・直接脳が驚く
・間接的に脳が驚く
・意識が驚く
の3つです。
・直接脳が驚く
脳震盪を起こさせます。
脳震盪というと大げさに聞こえますが、本人が意識できないくらいの刺激です。
①おでこをツンと指で押す
②顎をクイッとする
頭が1cm動くか動かないかの力加減で十分です。
キスをするときクイッと顎を上げませんか?
クイッ⇒脳震盪が起きる⇒意識が飛ぶ⇒キス⇒好意が深化
になります。好意がなければブチ切れられますが・・・。
恋愛の達人は知らずの知らずのうちに催眠術と同じ理屈の技法を多く実践しています。
・間接的に脳が驚く
皮膚の刺激、音の刺激などです。
①指先でペンを思いっきり掴んでもらい、ペンを引き抜きます。
指先の力が浮いてしまった瞬間、脳が驚きます。
②お祈りの形で両手を思いっきり握ってもらいます。
大声で「ガッチガチに固まります」と言って手を掴みます。
→突然の大声、手を掴まれた刺激で驚きます。
・意識が驚く
見て驚く方法です。
→立ってもらい力を抜いてもらいます。背中のすぐ後ろに手をかざします。
後ろに引っ張られてびっくりします。
→マジックを見るとびっくりします。
→両手を並べて小指の長さを確認します。ギュッと手を握って手を開くと小指の長さが変わります。びくっりします。
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