第11話 カタレプシーの誘発8 まとめ

 カタレプシーの誘発とは


 ラポール(無意識の合意)ができてる前提で、

 ・被暗示性テストをする

 ・驚愕法か弛緩法で誘導

 ・トランス状態の反応が出る

 ・最初の暗示を入れる

 ・暗示が有効になる

 までをカタレプシーの誘発と言います。



 催眠誘導は、マジックの仕込みや魔法使いがローブを被りドクロの杖を持ったりするのと同様に、会う前から始まっています。


 空気を纏うというのでしょうか。


 初見、第一印象は非常に重要です。

 自分の印象に合った誘導をしたほうが、成功率が上がるのは言うまでも有りません。

 印象とのギャップを狙うのもありだと思います。

 (なんかナンパの解説みたいですね)

 仕込みはなかったとしても気構えはあった方がいいです。


 集団相手に誘導する場合、確認なんかできませんから、段階踏んで

 説明⇒被暗示性テスト⇒観念運動⇒初回誘導

 のような手順で個別なトランス状態の確認はせず、暗示が入った人に楽しんでもらうことになります。


 対個人でする誘導は段階的ではなく搦め手で進めます。

 ラポールの構築とカタレプシーの誘発は同時に進めた方が効率も効果もいいです。

 私の場合は個人相手にすることがほとんどなので、ラポールの構築として催眠術の説明をしますが、説明がカタレプシーの誘発も兼ねるようにしています。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る