~あとがき~
人生の中で誰もがキラキラしていた瞬間があったと思う。それは、一瞬の出来事なのかもしれないし、三希のように1年なのかもしれない。もっと永い人もいるかもしれない。
その時間は、オルゴールの音色を聞くときのように、「音色を聞かせて(あの時に戻らせて)」と願いながら、ねじを回す。そして、静かにオルゴールの扉を開ける。
その箱には、キラキラした時間と風景が詰まっている。目を閉じると全てがオルゴールの音色と共に蘇る。
今回の物語をそんな物語にしてみたかった。
たった1年のキラキラした時間をひたすら胸に留め、懸命に生きる三希の幸せを願いたい。人生そんな捨てたものじゃないよ、と。
次に生まれ変わるときには、絶対に誰よりも幸せになってね、と。
この本を読むあなたは幸せですか?
女性だったら、愛する人の愛の中に身を置いていますか?
男性だったら、愛する人を大きな愛で守っていますか?
男女平等の世の中、なんて言うけれど、私は、やっぱり女性だと思う人が男性だと思う人に守られている方がいい、って思う。
初めての書下ろしに自信はないけれど、三希の恋に私も一緒になって、ドキドキしてみた。そして、こんな風な終わり方にしてみた。それでも、三希は自分の幸せを今もどこかで探しながら、懸命に生きていると思う。そして、彼女の幸せを願って、私は1度目のペンを置く。
読んでいただいた全ての方々に感謝と強くしなやかに幸せでいていただきたいと願いを込めて。。。。。感謝。
いちばん好きな人とは結ばれない たかつ みよし @2865
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