第54話(Vオフィス全員集合雑談配信!!)

 コメント欄

 米丸後輩:いやぁ、楽しみだな……  


 米丸1号:いや、それは本当に同感。Vオフィスのメンバー全員が出るからな……


 米丸後輩:あっ、Vオフィス公式の概要欄にマシュマロのURL載ってるぞ……


 匿名269:マシュマロ連打するわ

……………………………………………………


 「友達のみんな! 天原夜空だよ!」

「家来たちよ! 悪食ノエルなのじゃ!」

「ゆきんこ達! 氷華ヒメナよ!」

 僕たちを含むVオフィスメンバーがそれぞれ挨拶を行ってメンバー全員集合の雑談配信は始まった。

 僕はまず友達のみんなに今回の配信の概要を説明する。

 「今日はね、Vオフィスメンバー全員集合だよ! ほら!」僕はそう言ってカメラに

 沢山のお菓子を映させる。


 「今日はね、先輩や後輩とマシュマロを読みながら雑談をするよ! マシュマロはこの配信の概要欄にあるから僕達にばんばん質問して言ってね! それじゃあ、ウメ先輩に代わるよ!」

 僕はそう言ってウメたんに進行を譲った。

 

 「私の花のみんな! 準備はできてるかな?」ウメたんのその言葉に流石Vオフィス一期生なのかコメント欄は一瞬でコメントて満杯になる。「まずは夜空んとノエルンに対しての質問だね。『ノエル様と夜空さんがもし付き合うとしたら誰ですか?』その質問に僕は少し濁らせながらも答えた。


 「僕が付き合うとしたらノエルちゃんかなぁ……」僕のその言葉に人知れずコメント欄はてぇてぇで溢れかえっていた。僕のその言葉に合わせてノエルちゃんも言葉を放つ。

 「我も、付き合うとしたら夜空じゃな……」 仕事だとしても面と向かってそのようなことを言うと恥しくなってしまい僕は急いで次のマシュマロを読んだ。


 「次はウメ先輩に対する質問というのかな? お願いだよ!『リュウト頑張ったねと言って欲しいです……』そんな願望を垂れ流した質問にウメたんは深呼吸を2度して喋り始めた。『リュウト……貴方は頑張ったの。お疲れ様……』温かい、それでいてなんか

 エロスティクな囁きに僕以外にコメント欄でも昇天したコメントが溢れ出ていた。

 けれどまだ昇天しちゃいけない。僕は何とか体制を戻しつつ次の質問を読み始めた。


 「次はワカバ先輩に対しての質問ですね」僕のその言葉と同時に『ばっちこい!』という先輩の高らかな声が響いた。

『ワカバンは初めてVオフィス二期生を見たときどう思いましたか?』初めて聞く僕達の評価…… ワカバ先輩は少し言葉を詰めて

 言った。


 「Vオフィス二期生が来たとき、正直不安とかっていうよりは息子ができたような感じがしたな。」その言葉で少し収まっていた

 てぇてぇ熱がまた再燃した。まだまだマシュマロには沢山のコメントが寄せられている。今回の配信時間は四時間だ。ふと周りを見るとお菓子が順調に減っていっている。僕が喋ってる間に食べ始めていたのだ。


 「もぐもぐ…… 次はソウマくん達Vオフィス三期生に向けてだね……『Vオフィス三期生の三人が初め会ったときの印象は?』」お菓子を食べながら言ったその質問に3期生のみんなはソウマ君を中心に喋り始めた。

 「はい。僕がアユとレイにあったときはとてもカリスマ性があるなぁと思いましたね」

 「へぇ、そう思ってくれてたんですね! けどソウマさんもカリスマ性はあると思うんだけどなぁ……」

「そう思っててくれてありがとうございます……」

 白夜ソウマと黒星アユのてぇてぇが展開されてく中で僕はあまり喋ってないレイちゃんに言葉を投げかけた。「レイちゃんは初対面の印象はどうだった?」レイちゃんはその言葉を待ってたかのように饒舌に喋り始めた。


 「私は二人に初めてあったとき、打ち合わせの感じと同じだなと思ったわ。ソウマは

 冷静そうな声だったし、アユは思った通りに元気で明るくて可愛らしい子だったわ」

 その言葉を聞いてコメント欄はまたてぇてぇで溢れかえった。もし、自分がVtuberの道へと進んでなかったら僕も今頃、友達のようにVオフィスのメンバーのてぇてぇを羨ましいように見てたのだろうか…… 僕はそう考えながらも次の質問を読み始めた……


 どれくらい質問に答えただろうか? 目の前に沢山おいてあったお菓子の山はもう形すら残さずに無くなっていた。まだ配信していたい……そんな名残惜しい気持ちが僕の胸を埋め尽しながらも僕は配信を締める。


 「見てくれた友達のみんな! 今回のVオフィスメンバー全員集合の配信はどうだったかな? ねぇ、ノエルちゃんとヒメナちゃんはどうだった?」その言葉に二人はそれぞれ言葉を綴る。


 「うむ、我がVtuberになってから初めての全員集合でとても楽しかったのじゃ! 家来たちよ! リレー配信明けの配信は今回の振り返りじゃぞ!」


 「えぇ、そうね…… 楽しかったけどゆきんこたちが楽しんでくれてたら嬉しいわね」 


 二人のその言葉を聞いたあと、僕は言葉を綴り配信を終わらせる。

 「それじゃあ、次は閉会式だよ! ここまでずっと見てくれてる友達は居るのかな? 楽しみに待っててね! それじゃあバイバイ!」

  …… 配信が終了しました……


 コメント欄

 米丸後輩:いやぁ、凄かったなVオフィス

 メンバー全員集合雑談配信……本気でてぇてかった……


 米丸1号:それは本当にいえてる…特に俺

 アユたんとソウマくんのてぇてぇが恥ずかしくて見てられなかったぞ?


 Vオフィス推し:けど、それも次で終わりかぁ…… めちゃくちゃ一瞬に感じたわ……  


 米丸後輩:そうだな。リレー配信最後の配信……必ず見るわ……


……………………………………………………


 まずは一言。本当に遅れてすいません。多分ですがこれから入試終わりまで更新できないと思います。それに加えて、前回更新時に

 示唆した内容ととても変更しています。自分に凸待ち配信を書くことは無理でした。

 さて、今回は何とか時間を見つけてかけたVオフィスのメンバー全員集合配信です。

 次回は予定だと閉会式とその他諸々を書くと思います。




 




 


 

 

 

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