第6話
初配信が終わって一日が経ち僕は学校へ向かう。VTuberとして活動は始めたが僕はまだ高校生だ。普通に勉強には励むし、普通に学校へいく。
僕は学校へ着いてひっそりと自分の机へと向かった。僕は端的に言って独りの状態になっている。その原因は最近の趣味に合わせられないから…… まぁあと僕の声が少し男の子っぽくないのも影響してると思う。僕の声は何故か声が変わっていない。多分家族の遺伝子を継いだからだと思うけど……
けど僕は親友が居ないと言うわけではないのだ!!
「よ!! 海里」そういうのが僕の親友 新宮
賢人だ。賢人は僕の声になんの疑問を持たずに接してくれている。しかも、VTuberについて話せる唯一無二の親友だ。
「なあ、海里。Vオフィス二期生のお披露目みたか? やばかったよな? 特にさぁ、
悪食ノエルちゃん。あれは恋するよぉ!」
僕はその言葉で一瞬冷や汗が流れる感じがした。もしかしたら賢人はVTuberの天原夜空は僕だと気付いてしまうかも知れない……
もしも気付いたらどうなるんだろう? 今のまま親友で居てくれるだろうか? 僕は不安になる。
まぁ今は気付いてる感じがないから多分大丈夫だと思うけど………
「うん。僕は悪食ノエルちゃんと氷華ヒメナちゃんの二人推しかな? 二期生では。」
「おい、海里! 二期生はあと一人 天原夜空ちゃんが居るだろう?」賢人はそう言うが僕が僕自身を推すなんておかしいじゃないか! そう声に出して言いたいが僕は誰にもVTuberとして活動してるとは言ってない。
「まぁ、やっぱり全員好きだよ……」そう言ってこの場を乗り切ろうとする。けどそれは失敗する。これがホームルームが始まる前の僕達のルーティン。なぜかわからないけどこんなやり取りを高校生になってからずっと繰り返している。
そしてホームルームが始まる。………
ホームルームで先生が言ったのは転校生が来ることだった。先生の言葉で転校生は教壇へと来て自己紹介を始めた。
「皆さんどうもこんにちわ!如月 乃恵留です! ノエルンって呼んでください!」
如月乃恵留さんが自己紹介を終えて僕は何故か同期の悪食ノエルちゃんと彼女を重ねてみていた。なんか雰囲気が似てる。……
同期が同じ学校へ来る。そんな事はあり得るのだろうか?Vオフィスはグループ単位だが、活動は個人だ。
マネージャーも個別だし、同期とリアルで会うこともオフコラボをくっつけない限りない。僕はすぐさまその考えを無いと切り捨て他の事について考え始めた。
それは明日の配信の事。You Tube時代にもゲーム実況はやっていたからゲームは沢山持っている。 バイオハザードのようなホラゲーをやるのも良いかもしれない。 いつか、同期ともコラボをしてみたいな。てぇてえを生み出したい。あっ、てぇてえはとてつもなく尊い事を現代的に言ったものだ。てぇてえ
は見るだけで癒やされる。僕も、そんなふうになってみたい。一旦雑談する事に僕は決めた。まぁ、ゲームをやるとしても明日の配信でやってほしいゲームとかを募集しなくちゃ……僕はそう思いながら家へと帰っていった。 帰った後僕はチャンネルを見たのだが僕のチャンネル登録者数を見て僕は絶叫したのであった。
(天原夜空)
#Vオフィス
チャンネル登録者数︙8万人
………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………
というわけで配信なしの日常回でした。出来るだけ毎日投稿目指すので、ぜひ毎日見に来てください……更新する時間帯は夜、夕方を予定しています。………
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます