第5話(初配信)後編
[コメント欄]
米丸1号.遂に最後の配信だぞ!!
米丸後輩.天原夜空だって。どんな配信をするか楽しみたな!
V推し面.それには激しく同意。
無名.おっ、始まるぞ!!
…………………………………………………………………………………………………………
僕は時計の針が6時を過ぎた事を理解して配信を始める。まずはオープニングだ。
オープニングはYou Tubeの時のオープニングを改良した奴にしている。オープニングを流して僕は定位置についた。そして僕の配信が始まる。
配信が始まって僕は声を出した。
「どうも、こんにちわです……… 僕は
天原夜空と申します。」夜空は悪魔に民を殺された可哀想な子という設定だ。だから僕は人見知りのようにキャラクターを演じる。
米丸1号.なんかあったのか? 予想より全く違う系統なのだが……
米丸後輩.人見知りじゃね!
V推し面.それか、設定が悪魔に家族を殺された可哀想な男の子だから疑いぶかいのかも……
僕はそのコメントを拾って喋り始める。
「そ、そうなんです…… 僕は悪魔に家族を殺されてから家族以外に素で話せなくなってしまいました。リスナーの皆さんには僕の素で接しても大丈夫でしょうか?」
その言葉に対して「大丈夫」 などのコメントが溢れた。僕は嬉しくなって少し涙が出て来てしまった。そして僕は 「それでは これから、僕は素の自分で話します。……」
「みんな! 僕の素を受け入れてくれてありがとう‼」僕のその言葉でコメント欄は
米丸1号.やばくね……
米丸後輩.最初と素て全く雰囲気が違うんだが……
V推し面.なんかこの声聞いた事ある気が……
僕の変わりようにリスナーの皆は驚いていた。僕はそのまま配信を続ける。
「所でリスナーのみんな! みんなの呼び方を決めたいんだけど どうかな?」僕のその言葉にコメント欄で様々な意見が飛び交った。
米丸1号.親友
米丸後輩.友達
V推し面.お兄ちゃん
なんか変な意見も出てるけど僕はその中から一つピックアップしてリスナーのみんなに伝えた。
「米丸後輩さんの友達っていいね! 気楽に話しかけたりできる感じで、僕はそんな友達も悪魔にやられてしまったから……」なんとなく暗い雰囲気で僕は言う。するとコメント欄で慰めのコメントが溢れ出た。
「みんな ありがとう!! それじゃ、みんなの名前は友達に決定だよ!!」
「そういえば、友達の皆に言わなきゃいけない事が有ったんだ。」
「改めまして! 僕は天原夜空だよ!! 好きなものは友達。嫌いなものは悪魔だよ!!」
「所で配信が終わる時間まで後少し有るから友達である皆だけ特別にリクエストに答えようと思うんだけど…… 何かある?」
「とりあえず僕は歌、ゲーム雑談なら出来るから一応大丈夫だよ!」
僕のその言葉でコメント欄は炎上する勢いでコメントであふれかえる。
米丸後輩.VTuberになろうとした経緯は?
米丸1号.愛してるって言って!
V推し面 おやすみボイスプリーズ。
無名.今何色の服着てる?
無名ライバー.そこはパンツじゃ無いのかよ! By無名
なんか最後は変態チックな質問があったが僕はその中から一つを選んで実行する事にした。
「沢山のリクエストありがとう! 友達のみんな!! それじゃあ、今から言うよ?」
「あのさ、あまり人を信じれて無かった時に君は僕を助けてくれたよね。その時は本当に嬉しかったよ。だからね、
「愛…し…て…る」よ…… 」
僕がそう言った時コメント欄は炎上した。別に悪い意味では無いのだが。
「あぁ、恥ずかしいよぉ…… 」そんな僕を見てコメント欄は「可愛い」」などのコメントで溢れた。
「それは違うよ! 僕よりも氷華ヒメナちゃんとか悪食ノエルちゃんとかのほうが可愛いよ!」
悪食ノエル.ありがとなのじゃ、夜空よ!
氷華ヒメナ.や、やっぱり貴方はよく分かってるじゃない!
「え! ヒメナちゃんにノエルちゃん!見に来てくれたんだ。」僕が驚いていると「そろそろ時間じゃね。」というコメントが書かれてきた。やばい。もう時間だ。僕は声を出す。「友達のみんな!もう時間になっちゃった。僕はこれからゲーム配信や雑談、歌など幅広く配信していこうと思うから みんな助けてね!」
「あ! それともし 僕の配信を見た人で気になった人が居れば僕以外の最高な同期の悪食ノエルちゃんと氷華ヒメナちゃんの配信も見て出来ればチャンネル登録してほしいなぁなんて……」
「多分だけど次回の配信は一日後かな?それじゃまったねー! みんな!!」
(天原夜空)
僕の…配信…見てくれると嬉しいな……
#Vオフィス
#チャンネル登録者数︙5.5万人
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