第4話(初配信)中編
(氷華ヒメナ)
#あんた達! 私を見に来なさい!
#Vオフィス
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[ コメント欄]
米丸一号.遂に二期生二人目のお披露目か。
米丸後輩.二人目の二期生は氷の王女らしいぞ。
無名.どんな配信をするんだろう?
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「あんた達! きちんと見ないと凍らせるわよ!」その言葉で画面の目の前に1人の美少女が現れた。
「私は氷華ヒメナ! 氷の王女よ!」
「まずは初めてだから自己紹介? をするわ」
「私は氷の世界の王国エリオール国の王女として生まれた可愛い美少女よ!」
[コメント欄]
米丸一号.美少女って自分で言うキャラか……
米丸後輩.ナルシストキャラ。萌えるわー……
無名.それ分かるわー マジで……
……………………………………………………
そのコメントを見てヒメナは口調を変えて怒鳴った。
「誰がナルシストよ!!私はどう考えても美少女でしょ!」
「まぁ、奇麗な私を見てくれているあんた達の為に許してあげるけど……」
「所であんた達の呼び名だけど、何かある?」その言葉でコメント欄は
米丸一号.精霊
無名.お母さん
無名.ゆきんこ
そんなコメントであふれる。
「へぇ、なかなか良い意見あるじゃない。けどお母さんの意見を出した奴後で見てなさい! 永遠の牢獄に閉じ込めてあげる」
「まぁ、それは置いといて ゆきんこにしたいと思うのだけれどどうかしら?」
ヒメナのそのつぶやきに賛成のコメントが溢れ出た。
「それじゃ、みんなの呼び方はゆきんこで決定したから。そこんところ忘れないでよ!!」
「けど、時間が進むのは結構早いわね。私が王国にいた頃はなんかゆっくりと時間が進んでいたから」
「私はこれからの配信で歌を歌ったりするわ‼ これでも氷の世界の歌コンテストて入賞した事もあるんだから!」
「まぁゆきんこの皆からリクエストをもらったらもしかしたら歌うかもしれないわね」
「 あ! もう時間になってしまったわ!」
「もし私の配信を見て私に仕えたいと思ったゆきんこ達は、もし良ければこの後の配信も見てくれないかしら?」
その一言でヒメナの初配信は終わった。………
(氷華ヒメナ)
#あんた達、私を見に来なさい!
#Vオフィス
チャンネル登録者︙5.5万人
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皆凄いなぁ。同期の配信を見終えた僕はそう思いながら配信の準備を始めた。同期の配信を見る為に…… 配信が終わったあとは少し時間がある。僕はまずヒメナちゃんにラインで「お疲れ様」と送る。そして僕は機材を準備する。まずはVオフィスから送ってもらったカメラにパソコン。そしてマイクも定位置にセットする。そして僕は再度設定を見直した。
そして遂に僕の、天原夜空の初配信が始まる。………
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