学校というものから離れて久しいボクには出てくる単語や感情が凄く新鮮で、ミステリー要素もあり、時間を忘れて没入出来ました。
描写が凄く丁寧で、ボクが書く物語の部屋にはいつもテーブルと椅子と最低限の物しか無いんだけど、この作品では様々な物があって当然の物が置かれていて、引き出しの中までイメージ出来る……黒澤明作品の様な作品への愛情が窺えます。
昨今の作品にありがちな、削る作業が無く。一生懸命書き上げた作品には、作者の愛情が伝わってきて、だからこそ素敵な作品と呼べるのではないでしょうか?
あの頃を忘れた大人達に是非読んで欲しいです!