第七章 破れかぶれ
第七章 破れかぶれ
私は
午後七時、リクルートスーツ姿の
「
私はマンションの中に逃げ込まれる前に声をかけた。
「
「お尋ねしたいことがあります。」
そう言った私は
「何ですか?」
「
「あ、ええ。聞きました。」
「あの
「何言ってるんですか?あんなのお
「何を願ったんですか?
「・・・・・・。」
「まさか
「・・・だったら何ですか?これから死ぬ
「やっぱり!どうしてそんなことを!?」
思わず
「自分の将来のために利用できるものを利用したまでです。
「このままだと今夜また三人目の死人がでます。
私は
「そんなのありませんよ。
「
水曜の夜、
「
会社のトイレに
「大丈夫です。」
私は青い顔をして答えた。
「
「・・・そうします。」
そう言いながら
「明日も来られないかも。来週の月曜も。休んでも気にしないで下さい。
「どこかが悪いんですか?」
「はい。」
私はそう言った。
その日は会社を
昨日の内に一度報告はした。ダメだったと。三から七にも連絡するべきか
リビングのソファーに座り、家族写真を見た。
「もうすぐ行くのか。」
心のどこかでそれも悪くはないと思っている自分がいた。
壁に掛けてあるカレンダーに目を移すと、月曜日に赤い丸がつけてあった。昨日自分でつけたのだった。自分が死ぬ日に丸をつけるなんてどうかしているのかもしれないが、予定は予定。カレンダーにつけておきたくなる
今日は木曜日。また一人女子大学生が死ぬ。そして真夜中になると私の
深夜二時、ふと目を覚ますとソファーの上で寝ていた。ビールを飲んでそのまま寝てしまったらしい。この時間に目を覚ますなんて、私は
ゴトンという何かが落ちた音と共に
『
「どこに逃げたらいいの?」
『
『
こんなものを見て自分の頭がおかしくなったのではないかと
けれどその甘い考えは翌朝のニュースで
金曜日、外にいるのは週末を
「頼りない大人でごめんなさい。
私は誰もいない家の中でブツブツとそう言った。
土曜日も日曜日も首なし
この一週間、
今日は月曜日、いよいよ私の番だ。
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