あいさつ

取り乱してしまって申し訳なかった。


この逆巻く激情をどうしてくれよう、どうしていけば、うまくかけるだろうか。

さっき、そんなことを考えて、素直に思いにしてみたのだ。


さて、申し遅れた。

僕のことを、作家名の欄から一番合戦 仁と読んでくれた人もいるかもしれない。


でも、その名義を本気でモノを書くときに書くのはやめたんだ。一番合戦 仁は、あくまで娯楽用小説を書くときの名義にすると、そう僕は決めたよ。


僕のことは、高村 許とでも覚えておいてくれ。たかむら もと だ。


今後も、本気でなにか書くときはこの名前で少しずつ出していくから、以後よろしく。


この小説は、「鬱小説」のジャンルに属する。だから全然楽しくない。

でも、心の葛藤を直にあぶり出す予定だから、もしかしたら心理的なドラマが見られるかもしれない。

それも、生の人間の、本物の物語だ。


僕がやりたいのは、「書く」という行為自体だ。

巷の人のすすめから耳に挟んだ限りでは、絵の具で「描く」という行為自体に価値を認めるという、芸術の流派があるという。


だから、皆方々が普段見ない言葉の使い方もあると思うし、娯楽性に重きをおいていないがゆえに支離滅裂になると思う。


気に留めておきたいのが、そのキャラクターたちは時折異常な行動を取ることがある、ということだ。

彼らが精神的な症状を見せることもある。

出来事と出来事の関連がなかったり、展開が飛躍することもある。


出来事やキャラの矛盾点をメタ視点で指摘して、何もおかしくないのに馬鹿笑いするキャラが出たりもする。


元々僕はライトノベル式の書き方を真似て書いてきて、それが自分にとって最適解であると言えないと知った経緯がある。


だからそういうことが起きたときは、一旦物語としての見方を止めて、「なぜ、作者はこのような書き方をしたのだろう」と解釈してみてほしい。


落ち着いているとき、こうしてある程度まともな日本語でモノをかけている自負はある。

それでも、実際に書くと支離滅裂で破滅的な展開になる。


フリーゲームのコアゲーマーの方々ならご存知かもしれないが、人のみならず、ものや事象自体が人に話しかけ、嘲笑うことがある物語と似たものを体験したことがあると思う。


これはそういうジャンルの作品だ。


作家によって、その鬱性の性質は変わってくる。


「自閉症」→「アダルトチルドレン」→「解離性症状」の順番に派生して症状が出ていると言っても過言ではない。


だから、ここで書くこともそれに準じた出来事になる。

どうか、温かい目で見守ってほしい。


神様。

僕の病が良くなりますように。

僕と、僕を支えてくれる人々を支えてください。


外を歩き回ってクタクタの夜半にて。


アーメン

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る