第4話 運命は交錯する。

何とか学校には間に合った。

一息ついて席に座り込む。


なんと、担任の話を聞く限りでは今日は転校生が来るらしい。

めでたいことだ。


そして転校生はこの教室に入ってくる。

その瞬間、クラスのみんなは息をのんだ。


なんと、とんでもない美少女だったのである。

当然俺も息をのんだ。


しかし、俺の場合は少し違った意味だ。

そう、その美少女とは……

朝会った彼女だったのだ。


「ええ、彼女の名前は聖竜王 破姫(セイクリッドドラゴンキング デストロイングプリンセス)。みんな、仲良くするように」


ん?

何て?


彼女、セイクリッド……なんだっけ?は、担任が自分の名前をすらすら言えたことに驚いたのか拍手をしている。

にしても驚——


隕石ドゴーーーーーーーン!

地球パッカーーーーーーン!

……世界は滅亡した。

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