第4話 フォロー
千重が自分の部屋でへとへとながらもルンルンとした気分でフカフカの広いベッドに座っているのは晩のことである。
可愛らしいクマのぬいぐるみを抱きしめている。マイケルからの言葉はまだかしら。そう千重は思っている。携帯電話をそばに置いて鼻歌を。
ピコン。携帯電話のアプリが通知を鳴らす。千重はドキドキしてアプリの画面を見た。マイケルだ。どうやらマイケルからのフォローだ。フォローってなにかしら? 千重はちょっと考えてみる。もう少し待ってみる千重。マイケルからの言葉、発信はまだかしら、千重は待ってみる。
しばらくしても、マイケルからの言葉はない。見知らぬ相手のフォロー、千重はドキドキと不安に包まれる。けれども、千重もマイケルをフォローしたくなった。けれども、千重は勇気を出せない。でも、千重は退屈な日常を変えてくれるマイケルを信じてフォローを返した。
見知らぬ相手、見知らぬマイケルを恋しいと思うのはどうしてだろう。千重は、なんだかいけないことをしているかのように感じる。見知らぬマイケル、千重の心には、その見知らぬという状況が千重を熱くさせる。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます