様々な思惑を分かりやすい

先ずジオルグの報復とそれ迄に取り掛かった行動理由。
先代の母上はその家系故か入り婿の思惑は分かってはいたとその息子に託し、息子は託されたモノを理解し掌握とクズ共の断罪する為の証拠集めとより残酷な死を行う。

……色々と言いたいところだけど、一人の思考と言動、思惑。他人から見た相手の思考と言葉とその意図。自分から見て相手の能力や考え方とその思惑。貴族としての矜持か貴族としての立場という毒にも極上にもなるモノに縋るか。王位を持つと王位を持たぬというその立場と鎖。
惨劇と絶望の中で王位を持った事で己の立ち位置が明確になり、聡明化する王女の胆力。
様々な人物を描きながらも一人の人物像を明確に描き、物語の流れもどういう風に持っていくのか考えさせられる。

兎に角、続きが楽しみで仕方ないです!
これでエンドはどういう風に行くのかが……。

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