第89話 第二部終了のご報告

 ここまで『最凶侯爵の逆鱗に触れた者達の末路』を読んでいただき本当にありがとうございました。


 第二部ギルドルク王国動乱編を本日をもって無事終えることが出来ましたのは、読者の皆様方のおかげであると思っています。


 特に感想やレビューを書いていただいた方々にはこの場を借りて厚く御礼申し上げます。

 やはり感想というのは作者にとってものすごく活力になります。時には厳しいご意見もございましたが、それも考えるきっかけとさせてもらっています。


 それにしても、ここまで読んでいただいた方々は、かなりジオルグやジルヴォルの考えを理解してくれているのかものすごく察しの良い感想を送っていただきました。


 『すばらしい考察です』と返信させていただいた方々はネタバレになってはマズイのであのような返信をしておりましたが、『ぎゃー展開がよまれてる!!』と内心頭を抱えておりました。


 正直、第二部最終回が納得していただいたかちょっと自信はありませんが、ジルヴォルという男は旧体制を破壊するのに忙しく、課された責務を弟に丸投げするような男ではないという印象でして、回りくどい感じになりました。


 あと、ジオルグとジルヴォルの名前が似ててややこしいという意見は多数ありました。

 もう、それは本当に申し訳ないとしか言えません。なんとか飲み込んでくださいとしか言えないのです。


 裏設定を言ってしまうと、ジルヴォルというキャラは別作品の主人公でした。ギルドルク王国を舞台にした展開もほぼ第二部の展開そのままだったのです。


 ただ、その世界にはジオルグがいなかったために本当にワンサイドゲームだったんです……。

 そのような状況でしたので、どうも話が薄っぺらく感じてしまい、いっその事最凶侯爵の第二部に組み込むかということで本作の第二部のような形になったわけです。


 感想で『ダブル主人公ですね』という内容のものをいただいた時に『この人も鋭いなぁ』と思ったものです。


 長々と伝えさせていただきましたが、今後のご報告をさせてください。


 第三部はただいま構想中となっております。


 この作品は、行き当たりばったりで書いてしまうと話が崩壊してしまいますのでそれなりの準備が必要になりますので、第三部の公開はもう少しお待ちいただければと思っています。


 ただ、第三部はいきなり十年後ということは絶対にございません。第二部ではいきなり外国に話が行ってしまいましたので、第三部では国内で事件が起きて欲しいと考えております。


 それでは第二部まで読んでいただいてありがとうございました。


 第三部が出来ましたらまたよろしくお願いいたします。

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