第15話破滅の序章

本当に自分の価値が分からなくて、合コンにも行きまくり。

好きの言葉も響かない

物も沢山貰った

それでも、満たされない

寂しい

虚しい

家に帰れば、猫が待っている。

それだけで、幸せ。

人間不信になってる。

久しぶりに友達に連絡をとる。

何となく、我が家で鍋を作る。

適当鍋

皆が好きな具材を買ってくるから、不思議な味。白身の魚の横に、豚肉みたいな。

なんか、久しぶりに笑った。

友達は、開けてもないプレゼントを見て

「あんたらしいな」

どうも

親とも絶縁状態だし。

私に対して、愛情が無いのがよく分かった。

悲しいとか、全く。

代わりに、私は沢山の経験が出来た。

友達も。

私は変わり者だと思う。

友達も個性的。

幸せだと。

元旦那に関しては、味覚が私の味に慣れているから、相手の女性は大変だなって。

私には関係ないけど。

夜の仕事で、悩み事というのは裏稼業の方と、ヤンチャな方に執着されている事。

2択しかないよなー

浮気するような人は嫌

ヤンチャな方にしよう

恋愛感情は、全くない。

だけど、私の為に逃げてくれるのは嬉しい。

なんか、友情みたいな。

逃げた先は、彼の祖母の家。

ここから、地獄の第2幕が始まる。

一生を狂わされる

「ばあちゃん世話になるわ」

蛇みたいな人だった

男尊女卑の典型的な人。

晩御飯を作るのも、私はボケ防止の為に食卓を分けたが、何故か私は悪役。

一緒にご飯作ってあげたらいいのにというが、味の好みが違う。

今いる彼は野菜がほとんど食べれないから、大変な訳で、おばあちゃんは野菜が好きな訳で彼氏はヒモな訳で。

それに対して、私に謝るか孫を叱るのが道理だと思うけど、私が至らないから仕事にいかない。しかも、毎日お酒を飲む。

それも、私の貯金。

おばあちゃんは風呂もない家に対して、月10万要求。彼氏は、毎日パチンコ、パチスロ。

私は貯金もあっという間に底をついて、朝の七時から3時までラーメン屋さんでバイト。

次に、部屋を掃除してご飯を作り七時まで寝る。起きたら、2ヶ所の居酒屋で月曜日から日曜日まで2時までバイト。彼氏はたまに塗装のバイトに行く。給料日は、3万渡す。

パチスロ関係に行く。

ずっと働いてるが、おばあちゃんからは歩き方が、うるさいと注意される。

菓子折りをご近所さんに、配る。

本当に倒れそうで。

働いても、働いても、お金が無くて。

泣きたくなる。

彼氏は、財布からお金を盗むので隠している。この人といて、安眠した事が無い。

愛せない。

何故一緒にいるかは、ほとぼりが冷めてから地元に帰るため。

情だけでいてる。

猫は実家に連れて行った。

猫だけは、大切にする家族だから。

折れそうになると、猫を思い出す。

絶対にあの子には幸せになって貰う。

私の支え。

「金貸してくれないか?」

「無理です」

食べていくだけで、必死。

おばあちゃんのお金払うのに必死。

嫌な予感がして。

「借金してない?」

本当に不意に思った。

「200万位かな?消費者金融で。お前も借りてくれへんか?俺が返すから」

無理。

借金なんかしたくない。

今なら冷静に判断出来る。

あの頃は、冷静な判断が出来なかった。

言われるがまま

100万近く借りた

そして、彼氏の借金と、私の借金合計月16万

これ以上は、仕事が増やせない。

節約レシピ。

米も10キロ買えない時は、2キロとか。

おばあちゃんの所に行く。

「彼氏の部屋代払っていたのは、私だからこれからは彼氏から貰って下さい」

「男が仕事に行かないのは、女のせい」

私が思うに、親の教育。

責任感。

これから、生き地獄がスタートする。

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