第72話 開花

ドレットノートの振り下ろす大剣がアンリタに襲い掛かった瞬間にそれは起きた

インクリットは周りの視界から一瞬にして消えた

これにはクズリとムツキは何が起きたのかと目を疑うが、それと同時に不可思議な事が起きていた


大剣の振り下ろす先にアンリタがいなかったのだ

虚しくも地面に振り下ろされた攻撃は土埃を巻き上げ、地面を揺らす

ドレットノートの馬鹿力が成せる光景だが、とうの本人は攻撃対象がいなくなっていることに驚きを隠せない


(いったい何が起きたんです…彼らはどこに…)


一先ずは戦うしかないとムツキは気持ちを切り替え、困惑するドレットノートの背後に向かって跳躍をすると右腕を伸ばし、赤黒い魔法陣を展開する

そこにクズリが地面を走って大声を上げると、ドレットノートは振り向きながら一度声の主に目を向けるが、僅かにその一瞬の隙がムツキが攻撃する時間を与えた


『ゴロォ!?』


視線を上げた時にはもう目の前には先ほどの魔法陣、あれが来ると目でわかっていても脳までその超危険信号は届くまでの時間はない

レミントンという超近距離型魔力散弾攻撃は近ければ近いほど真価を発揮するが、数メートル離れるだけでその威力は急激に落ちる

そうならない距離、それは顔の前であった


『銃魔・レミントン』


大きな炸裂音が周りにいる冒険者に響き渡り、ドレットノートの悲痛を超えた甲高い叫び声が空を舞い、自慢の大剣を地に落とすと血が噴き出す顔を両手で覆い隠したのだ。

周りの冒険者はこれで勝てると思い込み始めるが、術者のムツキはそう感じていないような険しい顔だ。


(化け物ですね。)


しかし足を滑らせたドレットノートは背中から地面に転倒する

隙ではあるが、誰も襲い掛かる事が出来ない。

足をバタバタと動かし、のた打ち回る巨躯に近づくのは危険すぎるからだ

致命傷なのか演技なのかドレットノートだからこそわからない


しかし近づけば答えは出る

ムツキとクズリは近くの冒険者と共に恐る恐る近づいていく

残る片目は失ったのか?戦意はあるのか?

わからないことだらけの魔物に近づくのが不味いと言われていることを思い出したクズリは皆の口を開こうとした時に、ドレットノートは動き出す


『ゴロァァァァァ!』


『なっ!?』


完全に油断、ムツキが数歩だけ近づいたと同時にドレットノートは大剣を素早く掴み、そして横殴りに振ってきたのだ。間合い的に避ける事は不可能

さらに危険な時間が訪れたとわかったクズリは舌打ちをすると、ムツキを守るようにして盾を構えた。


(これは絶対…あれだな)


ムツキが彼の名を口にする暇もなく、盾に大剣が触れると同時にクズリはその馬鹿力を体全体で感じる事となる


(あ…)


僅かに耐えた、しかし一瞬にして押し込まれると腕から鈍い音が聞こえ力が入らなくなる

そして彼はムツキを巻き込んで森の奥まで吹き飛んでいったのである。

逃げるという選択肢はない、クズリは盾士であり、一番危険な位置にいる職でもあるからだ


攻撃のヘイトを自身に向けさせる

仲間が危ないならば防ぐ

バランスを崩して攻撃の隙を作る

自ら攻撃の要となって魔物を倒す

盾士には幅広い位置が存在し、彼は基本である盾という役目をこなすために逃げる事を諦めた


『マジ…かよ』

『ありゃ…死んだろ』

『誰か拾ってこい!数人行け!』


絶望的にしか見えない状況で冒険者は何としてでも持ちこたえる為、命を燃やし始めた。

今どのくらい時間が経過したのか、今何をすべきなのかわからない所まで来ると人は諦めがつくという特殊な覚悟が生まれる

今残された110人近くの討伐隊らの殆どがそれを感じ、苦笑いを浮かべた


『ゴロロ…ゴロォ』


ゆっくりと立ち上がるドレットノートの片目はまだ生きている

せめて失明さえ…と皆が心の中で神を恨む思いだ。

しかし切羽詰まった状況は彼らだけではない、それは相手も同じだったのだ


上手く立ち上がれず、下半身に力が入らない様子に皆が驚く

あっちも甚大なダメージを頭部に受けており、同時にムツキの攻撃によってまだ脳震盪が起きていたのだ

それがわかっていても近づくのが容易ではない魔物に四苦八苦していると、消えていた2人が予想外な場所から姿を現す


『属性付与・炎!』


片膝をついたドレットノートは空を見上げた

小雨が降る黒雲の中に紛れ込む一点の炎、それはアンリタの槍の炎

何故彼女がそこにいるのかドレットノートにはわからない

迎え撃とうにも、流れる血が目を遮り、そして脳が揺れてその手に握る大剣で狙いが定まらない


小さき人間は決死の一撃、ドレットノートにはわかる

小さな存在でも、命の届く攻撃をしてきたとなれば迎え撃つしかない


『ゴアァァァァァァァァァ!』


最後の最後にガムシャラに大剣を頭上に振るが、それはアンリタの肩を僅かにかすめた。


肩から流れる血すら彼女は気づかない、今はただ目の前にいる化け物のトドメを刺ささんと意識を全て眼下のドレットノートに全集中していたのだ

大剣をすり抜ける人間の女と目が合うドレットノートは片目を大きく開き、己の最後を知る


火属性中位魔法付与・炎

彼女は最後の一撃で覚えたばかりの切り札を使い、その槍先はドレットノートの残った左目の深くまで貫く


その炎はドレットノートの内部で広がり、激痛と高熱で暴れると思いきや巨躯は止まったままだ

彼女の一撃はドレットノートの脳まで達しており、その時点で勝ちという本来の予定にはない事態が起きる


槍を抜き、そして飛び退くアンリタは空に顔を向けて口を開いた


『やるじゃん』


彼女の向いた先、空には背中に緑色の円状に回転する魔力の塊で浮遊するインクリットがおり、彼の顔はまだ今の自分に驚いているようだった

自分の今の姿だけではない、別に理由があるがそれはアンリタが見上げながら答えを口にする


『怪我してないの珍しいわね』


怪我をした右肩を抑えながら彼女は言う

今になって痛みが走り、血が流れていることに気づくと苦笑いを浮かべた


(これは一体…)


一番驚いているのはインクリットだ

背中にある2つの円状に回転したそれはまるで風力を生み出し彼を空へ飛ばせる機動力になっているようにも思える

徐々に下降していくと、魔法を解除してからアンリタに近づく


しかし2人の視線は立ち上がろうと必死に藻掻くドレットノート

脳がやられたはずなのに、動くのはなぜか

それはドレットノートの肉体が戦いを覚えているからである

尋常じゃない底力を目の当たりにして息を飲んだのは2人だけじゃなく、他の冒険者や傭兵らも同じ思いだ


『本当に…何なんだこいつぁ』

『意味わかんね…』

『やったのか…』


そんな声が聞こえている最中、ドレットノートはとうとう動かなくなる

誰もが勝ったんだと勘違いし歓声を上げるが、あまりに単純な事を一部以外は忘れていたのだ。

魔物は魔石が顔を出して初めて死んだ判定となる。

インクリットとアンリタそしてムツキと一部の者だけはその事を思い出し。小雨の中で冷めぬ熱を帯びていく


『嘘でしょ…』

『でも動いてないのは何故だ』


アンリタに肩を貸し、インクリットが呟く

近づきたくても、もう誰も近づきたくない

脳は確実にやられているからこそ、ここから何かを出来る筈などない

そう思っていると、それは間違いだと気づく瞬間が訪れた


『ゴァァァァァァ!』


流血した頭部を起こし、ドレットノートは立ち上がったのだ

これには勝ったと思っていた者達は驚き、無意識にその場から逃げ出した

予想外な事は一瞬、だからこそ人は予想外な事に出くわすと防衛本能が最優先されてしまう

逃げる、という生きている者に必要な防衛本能からは逃げられないのだ


大きな断末魔をあげ、白目をむいた化け物は右手で剣を掴むとアンリタとインクリットの方向へ駆け出す

最後の抵抗、そう思えるほどに今まで見た事もないような速度でそれは動き、そして一瞬で2人の前に立ちはだかる


流石Bランク上位

ここまで人に恐怖を与える魔物に相応しい凶悪な抵抗を目の当たりにし、インクリットはアンリタの手を掴んでその場から逃げ出そうとするが、予想外な事は予想外な展開で幕を閉じた


『しゃがめ小僧!』


インクリットは男の声を耳にし、アンリタと同時にしゃがみ込んだ


『炎断』


インクリットとアンリタの頭上からドレットノートと周りの木々を巻き込むほどの巨大な赤い斬撃が通り過ぎた

それはいとも容易く化け物の胴体を切断し、激しい炎の中で灰にしていく

小雨にも負けぬ業火は周りの木々に燃え広がり、辺りを照らす

こんな凶悪な技を持つ者は誰なのだろうか…インクリットはグスタフではない事だけはわかっていた


その者の姿に誰もがざわつきだす

黒い騎馬隊が彼らの前に現れ、そしてその中央から歩いてくる高貴なる存在に答えが出ない。


黄色い長髪、黒光りの鎧を来ているが、彼の装備だけ金のラインがある

胸元にはアデル・イン・ファーラットの者の証明である猛禽類の嘴の紋章

インクリットはまさかと思い、開いた口が塞がらなかった


『負傷者を早急に運べ』


援軍が来た

ならば一安心だと思うとインクリットの体から力が抜けていく


『ちょ!インク』


魔法を発動し続けた反動により、彼の魔力は底を付き、自動的に眠りにつく








彼が目覚めた時には白い天井

見慣れた白い仕切りが横にあり、ここは医療施設だと気付く


(いっ…!)


体中から激痛が走り、身動きは取れない

包帯で巻かれた体はドレットノートとの交戦で彼が気付かず負った傷もあったが見に覚えがなかった。


『避けていた筈なのに…』


すると隣から聞きなれた声

それはクズリであった


『土殴ってたろ?あれでみんなやられてたんだ』

『クズリ!?』


必死で手を伸ばし仕切りを倒すようにしてどかすと、両腕にギブスをつけた彼がいた

首にも頭を固定するギブスがあるが、それはクズリが重傷を負っていたからなのだ。


『あの石の散弾、吹き飛ばされなくても体に食い込んでたんだぞ?興奮してて気付かなかったようだな』

『お前は大丈夫なのか!?』

『折れまくりさ。だが成果はある』


苦笑いをするとタイミングよく現れたムツキ

彼は腕に包帯を巻いているだけであり、軽傷だ。


そして直ぐに松葉杖をついて部屋に入るアンリタ

彼女は右足首のヒビ、あの戦いで殆どが重傷だったのだ。


『私は全治1週間、アンリタさんは2週間、インクリット君は1週間、おめでとうクズリ…君は1ヶ月半だ』

『嬉しくねー!』


だがクズリは笑った

みんな無事だったからだ。

治す時間は惜しいが、それでもまたこの仲間と戦える


ドレットノート2体はガーラント公爵王率いる黒騎馬大隊とロイヤルフラッシュ第二将校が別れて援護したらしく、ガンテイにはロイヤルフラッシュ第二将校、そしてインクリット達には公国最高司令官であるガーラント公爵王


彼らは王を見たのだと感じ、静かに驚く

あれが公爵王、あのドレットノートを手負いといえども一撃


(手負いじゃなくとも…)


単騎で倒しきる力がある、インクリットはそう感じた


『いってて…』

『あんたいっつも頑張り過ぎよ。』

『でも良かったよ、アンリタは生きてる』


ホッと胸を撫で下ろす彼を見てアンリタは思い出す。

閻魔蠍の時も同じ無茶を彼はしていた。

どういう理由なのかわからない彼女は額に手を当てて溜め息を漏らす


『助かったわ。んで新しい魔法で肉体酷使して包帯まみれねぇ…』

『あはは…声が聞こえてさ。それはあとで話すよ』

『それがいいなぁ!てか街は大丈夫なんだよなぁムツキ?』

『安心してもいいですよクズリ。死傷者は約190人前後と甚大ですが、街は無事です』


ならば本当に安心だと思い、インクリットはムツキの話を聞く

街は無事なのに、彼の表情は何故か複雑そうな様子を見せている

どうしたのかとインクリットは聞くと、ムツキは話したのだ


『ガンテイさんなんですが…』


重い空気を漂わせた言葉

告げられた言葉に誰もが耳を疑う

一人の身勝手な行動だけで多くの人間の運命を変えてしまう事にインクリットはグスタフの言葉を何度も脳に刻み込む


【力と知は共存、否定すれば力は意味を変え傲慢になる】


何人犠牲となったのか、何人の未来が消えたのか。

想像するだけでゾッとする思いだ


静まり返る部屋の中で小雨の小さな音だけが彼らの耳に入る

これから何が起きるかも想像すらできないからこそ何を口にして良いのが誰にもわからない

倒した筈なのに、喜べない状況に無言は続く

そんな最中、彼らを救う者が足早に部屋に入ってきたのだ


『みんな大丈夫!?』


それはアミカであり、汗を流して彼らの前に現れた

無事とわかるや安堵を浮かべ、一息つくと彼女も重たい空気に気づいた


『何があったの?』


彼女はそう口にするが、誰も答えようとはしない

困惑を浮かべるアミカだが、そうしている

間にも時間は進む


タイミング良くまた一人、その部屋に入ってくる者がおり、その存在に一同は驚く

屈強な黒騎士数名を従え、立派な鎧を身に纏う男はガーラント公爵王

彼は部屋の外に部下を下がらせるとインクリット達に小さく頭を下げた


『貴方はガーラント公爵王様ですね?』


インクリットが口を開く

少し驚いた様子を見せたガーラントだが、小さな笑みを浮かべると首を縦に振る

公国の最高司令官がここにいる事に変わった空気が流れ始めたが、インクリット達にとっては救いでもある


『ある程度、何故こうなったかは理解している筈だ』

『はい、ガーラント公爵王様』

『こうなったのは我ら王族の責任でもある。原因の者を見つけ次第は迅速に対応する』


静かな口調、それほどまでにガーランド公爵王は今回の事態を重く受け止めていた

焦りと不安、そして怒りと悲しみという人間の持つ多くの感情が彼の頭の中を動き回ると小さな溜息を漏らす

聡明かつ、剛健そして王族らしからぬ腕力を持つ武人とも言われた男がそのような様子を見せる事にインクリットだけでなく皆が息を飲み驚く


誰もが考えて想像しているレベルの事態ではない

見ている世界が広い者だからこそ今回の件に関し、ガーランド公爵王はどうすべきか悩む


(完全に私が間違っていた…か)


彼はそこで都合のいい言葉を浮かべた

よりにもよって何故フラクタールなのか、と

あの戦争から1か月も立たぬタイミングは最悪以外のなにものでもない


『君たちは魅入られた者達、だな?』


ガーランド公爵王の言葉に、アンリタは首を傾げた

そんな彼女の様子に気づく王は苦笑いを浮かべると、頭を抱えながら話し始めた


『鬼哭グスタフ、彼は今やこの国の抑止力となる男だ。力のギュスターヴ、魔導のグスタフという双璧がアクアリーヌ戦で証明されたのだ。』

『あの…師匠って』

『あの者はハイペリオン大陸最強と誰もが謳う男と同じ強さを持っている』


強すぎる事は誰もが理解していた

きっかけは単純だが閻魔蠍2体との激闘でインクリット達は想像以上に彼が強い人だということは理解している。

見えない所で何をしてきたか、その答えを目の前にいる公国のトップが口にした


アミカは口を開けたまま固まる始末、そんな最中にガーランド公爵王は彼らなら話しても良いだろうと思い、再び口を開く


『以前…彼と会食した。昔の知り合いと雰囲気は似ているが…』

『どういう事かしら?』

『すまぬ、そこは別の話だった…気が気でない為にプライベートな話をしてしまった。』

『あ…あはは…』

『勇者以上の素質ある者を育てている、と彼は言ったのだが私はその者らを魅入られた者と言っている、きっと君たちの事なのだろう。初めて見た瞬間に体から漏れる魔力を見てそう感じた。』

『そそそんな僕たちなんか…』

『なら何故貴公はファーラット公国の歴史上、初代シャルドラ大公王以来誰も会得出来なかった風魔法のカゼノコを覚えている?』


初めて聞く魔法、その場にいた全員が驚愕を浮かべた

自分達の知らない魔法、彼の知らない魔法とばかり思っていた

調べればわかるだろうと思っていたインクリットの使用した魔法は多大な功績を上げた魔導の者でも覚えるにまで至らなかった幻とも言われた風魔法であり、それを覚えたのは歴史上では公国再建を果たしたシャルドラという女性の女王だけだったのだ。


『異名の女王、二つ名は未来人シャルドラ。元選ばれし者だ』


理解が追い付かない、そんな様子は皆の表情を固まらせる

王族が選ばれし者の末裔、別世界から来た女性が国を作った

知らぬ真実に開いた口が塞がらない


ガーランド公爵王は10代目の王、となるとインクリットが手にした魔法は約700年も誰も見たことが無い魔法という事になる

他国はどうなのかとか彼らには思いつかない


『初代公国王の残した日記を機密保管庫にて保存していたが一文にはこう書かれている。神の声が聞こえた…と』


今日、彼らは何回驚けばいいのか誰にもわからない

しかしインクリットだけは真剣な面持ちで、ガーランド公爵王に打ち明けた


『確かに声は聞こえました。とても優しく穏やかで母性溢れる女性の声に安心しそうになる、自分をデメテルと名乗ってました』


ガーランド公爵王は驚き、後退る

あり得ない言葉がインクリットから飛んできたからだ

その名は王族ならば誰もが知る、そして頭を垂れるべき存在

シャルドラ大公王の日記にも記されていなかった声の正体を自分の代で聞いてしまったのだ


(神よ…あなたはこの子らに何を求めているのですか…)


彼に声は届かない

答えを知るのはインクリット、そしてそれは今ではない


『…公国の民や王族が最も信仰する豊穣神デメテル、本当だとしたら貴公らはそういう意味で魅入られた者ということだ』


ガーランド公爵王はここに来て彼らを見てようやくグスタフの言っていた意味を知る

彼が魅入ったのではない、彼以上の存在が目の前にいる4人を選んだのだと

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る