第10話 稽古

今日は森にいる

しかもインクリットと共にさ


チームを持たない彼はランクを上げるにしてもソロでは困難なため、暇な俺が同行しつつも横から口を出す


『ブギギィ!』


道の向こうに赤猪が1頭

ランクFの獣種の魔物であり、全長は1メートルしかない小さな猪さ

赤い毛並みが特徴的な見た目で牙は小さい


だが体当たりをモロに受けると骨折するケースも珍しくない

攻撃は体当たりのみ、しかも小回り不可能

要は真っ直ぐに走るのみだ


『真横を駆け抜けながら斬れ』

『わかりました』

『いいか?胴体より足を狙え?』

『はい!』


『ブギャァァァ!』


鼻息を荒くし、襲いかかる赤猪

乾燥した道なのか、赤猪が駆けた後に舞うのは砂煙だ

勢いがあるように見えるが、たかが砂塵でそう見えるだけ

それにはインクリットも気づいているようだ


『むっ!』


前に一歩大きく飛び出し、タイミングよく赤猪の側面を通過しながら彼は前足の付け根を双剣で斬り裂いた


『ブギィ!』


胴体よりも先に動きを止めるのは常套手段

走りながらバランスを崩した赤猪は勢いよく転倒し、立ち上がろうとする

しかし、すでにインクリットが背後まで迫っており、彼はそのまま両手に握る双剣で赤猪の頭部を左右から突き刺した


ギュッ!という鈍い悲鳴ののち、軽い痙攣を起こして力なく倒れていく赤猪

見る分にはいっぱしの冒険者だが…


『油断はするな?』


そう告げると、インクリットは素早く双剣を抜き、茂みに体を向ける

わかっていたのだろうが、他にも魔物がいたのだ


『ギャギャ!』


ゴブリン1体のみ、それは彼に飛び込んでいく

だがいる事がわかっていれば問題は無い

そのまま振り下ろすゴブリンの錆びた短剣を双剣で弾き飛ばし、首を斬り裂いて倒す


危なげないということは手慣れているという事

以前は少し慎重になっていたが、少しマシになったようだ


『それでいい』


インクリットが魔石を回収しながらも森の周囲に警戒している姿を見て、俺は小さくそう言い放つ

少し微笑んでいるが、強張り過ぎても疲れるだけだ

そのくらいで丁度良い


『ソロだと体力との勝負だ。姿勢が上がってきたら合図だ』

『はいっ!』

『ある程度回復するまでは近くにいる魔物との交戦は避けよ』


そして森を歩く

歩き方は足音を出来るだけ森から流れる音を消さない為に出さず、歩幅は大きくなり過ぎず


すると川の流れる音が聞こえ、彼は俺に顔を向けると小さく頷いてから音のする方に歩き出す

熱した体を冷やすため、そして水を補給するためだと思われる

案外、川辺は魔物も通りやすいが今は判断としては正しい


(色々教えて正解だったな、呑み込みが早い)


彼は川で顔を洗い、両手で水をすくって飲み始める

目はちゃんと辺りを見ながらのようだが、背後は俺がいるから見てないのだろう

今は許すか


『何故強くなりたいと願う?』

『父さんが冒険者だったから』

『ほう、今もそうなのか』

『いや、もういない』

『…そうか』


ふむ、会話からの回避できない嫌な過去を探ってしまったか

しかし罪悪感は無い


『お前は何故強くなりたい?』

『絵本でありそうな夢ですよ師匠。母さんも俺と同じで父さんの夢を願ってた』

『なんの夢だ』

『B級冒険者になる』


彼の父はC級冒険者だった

カンテラ村では一番であり、今のインクリットのように出稼ぎ目的でフラクタールの街に度々訪れていたようだ

強いからこそ、C級までは仲間と共に努力して辿り着いたのだと彼は話す


しかし、運悪く重い病気にかかってしまい

その夢は肉体と共に潰えたのだ


『家には足が悪い母さんの他に弟と妹がいるので僕は出稼ぎしても大丈夫って感じです。』

『ならばお前に課せられた使命は2つだな』

『2つ?』

『叶える事と守る事、強くなる理由としては十分だろう?』


俺はそう言いながらメェル・ベールを降ろし、背後から飛び掛かる灰犬2頭を一振りで両断する

更に振り、血を飛ばしてから肩に担いでインクリットに視線を向けると、彼は少し驚いていた


『なんで師匠は強くなったんですか?』


世界で一番難しい質問だ

何だったのだろうな、目的があった筈なのに

俺はそれを見失った


違う、裏切られたのだ


『誰かを守れると思った』

『誰でも守れそうですが』

『そうだな、しかし現実は違った』

『違った?』

『いや、今はよそう』


強すぎてしまうと、駄目なのだ


(話を変えるか)


真剣な雰囲気は今はいらない

俺はふとインクリットに教えていた稽古での事を思い出し、彼に話す


『体術はどうだ?』

『あはは…』

『その様子じゃまだのようだが、まぁ今はその双剣に集中したほうが良いだろうな』

『わかりました』

『明日は試練だぞ』


すると彼は元気よく返事をする


『はい!』


試練とは風属性の強化魔法、スピード強化の会得試練だ

魔法想像図書で彼の武器火力を上げる為に必要なのだ

それにこいつには風が一番いい

本人は気づいてないだろうが、素質が十分にあるのだ


(良い色の魔力袋だ…)


彼には見えてない、俺には見える

努力すればそれに気づくだろう

だから言わない


『では続けよう』


こうしてまた森を歩き始めるが、来た道を戻るようにして進む

奥まで行く必要はなく、手頃な魔物ならばここいらが丁度良いのだ


天気も良く、風は心地よい

それはインクリットも感じているようだ


『ん?』


人の気配に気づき、俺達は右に視線を向けた

現れたのはアンリタだった

あちらも多少驚きを顔に浮かべたが、小さくため息も漏らすと俺達をなめ回すようにして見てくる


『ア…アンリタ?』

『よく一人で冒険者してるわねあんたも』

『丁度良い募集がなかったんだよ』

『まぁそんなもんよね、軽く決めれるようなもんじゃないし』


(ある程度は仲が良いのだな)


なんだ?今度は俺を見てるぞ

怪しいなと言わんばかりの顔、失礼な…

いやしかし、この見た目はそうなのかもな


『何者?』

『人間だ』

『知ってるわよ』


呆れないでくれ

質問がいちいち難しいぞ


(だがこいつも良い色をした魔力袋だ)


相性というのは人間が持つ魔力袋にも関係している

だからこそ彼女もインクリットに声をかけているのだと気づいてない

これは必然的な事だ


『50メートル先から3体』


俺はインクリットの背後を指差し、告げた

質問攻めを回避するために教えたのだが、彼は気づいて小さく笑っていた


『はぁ?50メートル先の気配なんてわかるわけないでしょ』


アンリタがそう言いながらも俺が指した方向を眺める

無意識なのか、ちゃんと足は構えてる


『師匠がいるといったらいるのさアンリタ』

『あんた弟子になったの?』

『そうだよ?アンリタもどうだい?』

『え…私は…』


(おいおい考えるなよ)


『キチキチキチ!』


そんな会話の最中に現れたのは全長3メートルの虫種の魔物であるソルマンティスというカマキリだ


ランクはE

大きなカマキリだが、鎌は鋭利で切り裂くことも可能となっている

それが3匹も低空飛行で俺達に襲いかかる


『2人で倒せ』

『ちょっと!何勝手に決めてんのよ!』

『良いからやるしかないよ!』


不満を口にするアンリタだが、魔物を前にすれば構えるしかない


2人を後ろから見させてもらうか


『キキキキ!』

『キチキキキ!』


顎から発せられる不快な音

それは仲間とのコミュニケーション音と言われている

虫種だが、利口な魔物なのだ


『久しぶりに見たよ!』


そう告げるとインクリットは先に駆け出し、直ぐにアンリタが続く


『急ぎすぎっ!』


そう思うのも一瞬だけだ

インクリットは接触する寸前でスライディングし、3匹のソルマンティスの真下を潜り抜けた

それだけじゃない


『キキィィィ!』


1体の腹部を斬り裂いており、その個体は落下して悶え苦しみだした

それを見たアンリタは驚きながらも目の前に迫る個体を素早く槍で頭部を貫いて倒す


しかし残り1匹、彼女は真横から迫る個体に体を向けて応戦しようとしたのだが

その必要はなくなった


『ギュピッ!』

『えっ!』


残る1匹のソルマンティスの側頭部にインクリットの双剣の1つが突き刺さったのだ

インクリットは立ち膝で苦笑いしながらも親指を立ててのアピールだ

これには彼女も驚かざるを得ない


『あんた…』

『稽古の成果出てるから大丈夫だよ、怖かったけどさ』

『へぇ…。Fより上のEで上がらないなんてね』

『師匠に色々キツイ稽古受けてるからさ。援護できるぐらいは余裕は出来るようになったんだ』

『やるじゃん』


そう言いながらアンリタは魔石を回収すると、ちゃっかり自分のポシェットに入れる

俺はバレないようにクスクスと笑ったよ


『師匠ねぇ』


こちらを見ている

疑うという雰囲気じゃない、何故か見定められている気がした


『シドラード王国の戦争傭兵ってのは聞いてるけど』

『ガンテイか』

『まぁね。しかも死神傭兵っぽいって聞いてるわ』


死神傭兵というのはあれだ、俺の近くで戦っていた傭兵らの事を言っているのだ

彼らも強かったのだ、いや違う

強くなったのだ、共に戦う度にな


(それで貫き通すか)


『そうだ』

『そりゃ強い筈ね。』

『師匠、凄いですね…死神傭兵だったんですか』

『あまり公言するな?稽古を更にキツくするぞ?』

『ヒィっ』


アンリタは笑う

もう警戒している様子はないようだ


それにしても槍が駄目だ

軽鉄だと槍の良さを活かしきれないからだ

ただ重く、錆びやすく、そして折れやすい

毎年買うよりも良いのを買うべきだが…


(そういえばアミカが槍を仕上げていたな)


『アンリタ』

『な…なによ』

『アミカの店に行けば良い槍があるぞ』

『アミカちゃん槍苦手なのよ、それに良い素材も流れてこないって悩んでたし』

『リーフシルバーの槍が仕上がったとか聞いたな、しかもアンリタならば割引するとかどうとか言っ…』


すると突然、彼女は血相を変えた

何故かインクリットの腕を掴み、『行くわよ!』と引っ張って街の方に向かって走っていったのだ

俺だけ取り残され、少し哀愁漂うのだが


まぁ俺が嘘をつく理由が無い事はわかっていたのだろう

真実かどうかは行けばわかる、そういうことかもな


『やれやれ…』

『グルルルルル!』


茂みの奥で潜んでいたそれはようやく現れた

近づいてきているのは感じていた、だから丁度良い理由を口にしたのだ

上手くいくと思わなかったけどさ


銀色の毛並みの獅子、髭は異常に長く、そして大きい

全長5メートルもあるそいつの名は銀獅子というランクBの獣種だ

こいついるのが冒険者に知られればかなり大騒ぎだろうに


だが更に遠くに面倒な気配を感じる

それから離れる為に、こいつがこんな森に現れたのだろう


(相当厄介な事が起きるだろうに)


俺には関係ないが、一応こいつだけは片づけるか


『グルルルルル!』


喉を鳴らし、ヨダレを口から垂らすそれは猛獣そのものだ

いかなる生物が逃げ出すほどの鋭い爪、剥きだす大きな牙

それは姿勢を低くし、今にも飛び出しそうだ


俺はメェル・ベールを降ろし、首を回して骨を鳴らす

そこそこ運動になる相手か


『サンドバック』


そう告げると、地面にメェル・ベールを突き出した

両拳を握り、構えると銀獅子は怒りを顔に浮かべたのだ


馬鹿ではない、利口な魔物だ

人間は弱く、脆い生き物だからこそ装備を身に纏い、そして武器を持つ

そんな生物が大事な武器を捨てて拳で戦おうとしているのだ

だから銀獅子は気づいたのだ


嘗められている、と


『グルァァァ!』


飛び出してきた大きな巨体

それは一瞬にして目の前まで迫る

熊でさえ背を向けて逃げるその筋肉質な肉体を前に、俺は羊の仮面の奥で微笑む


『グスタフアッパー』


棒読みで口を開き、奴の顎に向かって拳を振り上げた

パコーン!と気持ちいい音と共に砕ける牙、そして大きく仰け反る

馬鹿力ならではの馬鹿げた攻撃だが、首の骨が太い獣でも脳はブルッブルに揺れているだろう


『ゴ・・・グガガガ…』


後ろ脚だけで立つ姿は見物だ

だが今何が起きたかも理解できぬ筈さ

お前は顎を殴られて仰け反ったのだ、そして死ぬ


『お前の毛皮は貴重だ』


だからこそ拳で挑んだんだ

軽く跳躍し、銀獅子の首めがけて回し蹴りだ

骨が折れる良い音が何重にも鳴り響くと、ようやく奴は力なく倒れたのだ

牙を折っちゃったのは残念だが、毛皮があればとりあえず大丈夫だろうな


奴の魔石を回収し、死体を収納袋に吸い込ませると俺も街に戻る為に森の中を歩き出す

 

途中、同じく森を出る冒険者らと出会う

野郎3人のチームだが、鍛冶屋に来た事がある奴らだ


『いやぁ武器選び助かったぜ兄貴』

『兄貴言うな、まぁ機動性を活かしたいのだろうと思ったから小柄な片手剣を勧めただけだ。装備も軽めにしていたから無理に標準の武器の必要性は無い。』


そんな話をしながら帰ったよ


そして魔石を金にするために冒険者ギルドに足を踏み入れると、驚く者もいれば近寄る者もいた


『旦那だぜ…』

『武器商人グスタフか』

『アミカちゃんとこの警備傭兵か』

『グスタフさん、珍しいな!』


(色々な呼び名で呼びやがって…)


くそぉ、我慢だ

まぁでも嫌いじゃない、何故か良い気もしてきたのだ

こんな雰囲気は初めてかもしれないが、このままの俺でいればきっと…


受付に向かうと、そこには若い受付嬢だ

多分18くらいで本当に若いし愛嬌がある子だ


『あれ…』


あれ?じゃない

まぁここに一人でくるのは初めてだから狼狽えているのだ

そして冒険者カードを提示しようにも俺は困ったんだ

俺のカードを見せれる筈がないのだ、素性がバレちゃう…


(どうしよう…)


悩んでいると、受付の奥でギルド職員と話をしていたガンテイが俺に気づき、ニコニコしながら歩み寄ってきてくれた

彼に任せよう


『ようグスタフ!どうしたのだ』

『頼みがある』

『ほう?珍しい』

『ちょっと内密でお願いしたい』


という事で俺は特別に応接室に呼ばれ、テーブルを挟んでガンテイと共に椅子に座る

女性のギルド職員が飲み物を出してくれたが、オレンジジュースだ

オレンジは上手いのだ、世界で一番美味しい飲み物だと思うぞ


腕を組み、ちょっと真剣な表情のガンテイは俺に視線を向けている

どうやら俺から話がくるのを待っている感じだ


『魔石報酬を頂きたいが、あいにく冒険者カードを見せられない』

『なるほど、んで魔物は?』


俺は銀獅子の魔石をテーブルに置くと、彼は非常に大きく驚いた

テーブルに両手をついて前のめりになり、魔石をマジマシと見ていたのである


『お前…1人でか?』

『殴り殺した。死体は毛皮を剥ぐためだがここの街を統治するシューベルン男爵に送りたいが伝手はあるか?』

『殴り倒しただとぉ!?!?』


本当に大きな声だ

俺の鼓膜がやられそうになる


『伝手はあるが…たまに飲むからな…しかしお前、銀獅子だぞ?』

『剥いだら送れ、それで交渉したい事がある』

『本当に何者なんだグスタフ』

『グスタフだ』

『は~、わかったわかった。内密にするよ』

『助かる』


金貨150枚の収穫

同ランクの将軍猪でさえ突進を躊躇う程の猛獣だ

Bでも上位に位置する生物だから高いっ!


『やはり死神傭兵の者か』

『答えは控えて置く。飲み代くらいはそっちでピンハネしてもかわまんぞ』

『へへっ、ならば今言った質問は忘れるか』

『助かる』

『なら今度飲みだな』

『面倒な男だな』


無下にはできない

一応そういう事にし、俺はその場を去ろうとする

しかし念のために話さないと駄目だと思う点があり、俺は彼に話したのだ


『不吉な気配を森の奥に見える山から感じた』

『気配?』

『魔物だ、一応調査隊ぐらい出しておいた方が良い』


それまでニコニコしていた彼はひと際真剣だ

その目は一線を越えた者が見せる目をしており、俺がなんとなくで言ったわけじゃないことを理解してくれたようだ


(ほう…、こんな表情を見せる奴だったか)


『お前的にどう感じた?』

『この街の冒険者を集めて五分、理由は2体だ』

『お前ならどうする?』

『魔物による。この場合はツガイという最悪な状況を考えればお前でもわかる筈だ』

『近隣の街からの応援依頼か』

『きっとランクはB、用心しろ』

『時はいつだと想定している?』

『そこまではわからないから調査隊だな』


俺はそこまで告げると、彼の肩を軽く叩いてから部屋を出た

こうして夜のフラクタール街を歩く

酔っぱらう傭兵らに挨拶され、慣れた道を眺めた


悪くない街だ

ここならば不自由なく暮らせるだろうが

静かに生活するのは無理そうだ

それはどこにいっても同じだろう


『あっ!師匠!』


インクリットだ

調子が良い顔だが、理由は今日の稼ぎがいつもより良かったからだろう

Eランクの魔物もそこそこ倒したから当たり前だ


彼は泊まっている宿まで俺の隣を歩き、色々と話し始める


『明日は試練ですか』

『風属性のスピード強化だ。そこからある程度の経験積んだら付与魔法だな』

『楽しみです』

『緊張はしないのか?』

『不思議としないですね。』


だろうな

魔法がお前を待っているからだ

魔力袋も、魔法も生きている

彼は共鳴している事を知らない


(面白いな)


『アンリタが試練突破したら仲間なるの考えるって言ってたんですよ!僕とですよ!?』

『あいつも無意識に呼応してるのだろう』

『へ?』

『いや、何でもない』


いらぬ言葉だったな


 

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