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  • 見える色がしょっちゅう変わるの煩わしいですね
    でも、最後は同じ時、同じ物を見ているというのを共有する為に空の色を一緒に付けるというのが凄く素敵でした

    作者からの返信

    いつもコメントありがとうございます。
    小説では、生まれた時からそのように見える設定なので、個人の感覚としては慣れてしまうと思うのです。でも、それを他人と共有しようとしたときに違和感が出てくると思うんですよね。その分、「共有できた感」がすごく尊くなるんじゃないかと思って書いてみたのですが、好評をいただいて嬉しいです。

  • 日食観察と色についての考察を見事に組み合わせたお話で、興味深く読ませてもらいました。空の色に名前をつける、という考え方が素敵ですね。色の認識って、本当に他人が同じ色を見ているのかなんて考えたことが無かった(色盲など器質的なものは別として)ので感性の鋭さに感銘を受けました。

    作者からの返信

    コメント、ありがとうございます。
    こちらは「未来の色彩」というテーマで書いたのですが、結局、色自体よりも、そこに紐づいた記憶というかストーリーでもって人は繋がるのかも、みたいな感じで結論づけてみました。なかなかまとまらず、苦戦した作品なので、評価していただけて嬉しいです。

  • 非常に興味深く読ませていただきました。SFという世界の中に詩的な情緒を感じられました。また、哲学の香りも漂っていて考えさせられる作品だ、とも思いました。拙いながらもレビューを書かせていただきましたので、悪しからず……。

    作者からの返信

    レビューとコメント、ありがとうございます。
    大変、嬉しく読ませていただきました。
    『エポケー』という用語、恥ずかしながら全く知らなかったのですが、この小説で書きたかった本質を表しているように思います。
    もともとは、近年問題視されている社会の分断(フィルターバブルやアメリカの議会襲撃事件など)から思いついた話なのですが、この現象学の考え方を用いると、小説も実際の社会問題も、一層深く読み込み、理解することができるなと思いました。
    教えていただきありがとうございました。

  • こんにちは、お邪魔します。
    科学的な視点を入れながら、人間社会の分断、だけどもその互いに本来は優劣はないのだということ、寧ろ互いが互いにコンプレックスを持ち生きているということ……それらの要素をこの文量で描ききった、見事な作品だと思います。
    ひとはそれぞれ見える色が違う。でも、違って見えるからこそ、どちらの世界も美しいし、尊重されるべきなのだ……拙いながらもそんな言葉が浮かびました。
    うつくしいものがたりでした。ありがとうございました。

    作者からの返信

    コメントとレビューも、ありがとうございます。
    とても美しい感想をいただいて、本当に書き手冥利を感じております。
    頂いたお言葉に恥じぬよう、これからも精進します!
    ありがとうございました。

  • 面白かったです。
    他者との共有って難しいですよね。
    自分自身とだって、時が経てば当てになりませんし…。

    そういえば、色覚異常を最近は色覚多様性と呼ぶらしいです。
    しかし、多様性は異常の言い換えなのだと思うと、世の中がまた違って見えます。
    まぁ、間違った解釈なんでしょうけどね(笑)

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    「色覚多様性」という言葉、初めて聞きました。今はそのように呼ぶのですね。
    「異常」という言葉を避けるあたり、世の中がちょっと優しくなったのかしら、と思うと気持ちがほっこりしますね。

  • 私の拙い言葉ではうまく言い表せないのですが、とても心に刺さりました。「共有」しようとすることの難しさと愛おしさ、そんな風に感じました。

    作者からの返信

    美しい感想をありがとうございます。まさに狙ったところをくみ取っていただけて嬉しいです。

  • ああ、凄いです。未来の色彩では多くの人がプラス要素として書かれたと思いますが、黒井さんはそれによって分断される社会をテーマとされたんですね。
    生物学的に言えば、私たちは光のスペクトルを同一の色として感じていない。いわゆるクオリアを科学で拡張した世界において、優生思想や劣等感が生じる仕組みを上手く表現されていたと思います。
    本当に大事なのは共有することなんだっていう読者の気付きの部分が、思ったよりもさらっとし過ぎていて勿体なかったかも。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。SF猛者の須藤さんに褒めていただくとテンション上がります!ラスト、確かに文字数がキツくなってプツっと終わってしまったのですが、文字数がないなかでも、もう少し工夫した方が良かったかもです。精進します!

  • 色を題材としたSFの物語…美しく、そして楽しく拝読させて頂きました。人は誰しもまわりの人と同じものを見ているの…ふと不思議になったりしまよね。

    この話を読んで思い出しましたが色覚テストってありましたね(^^)

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    ありましたね!色覚テスト。
    自分は先生に「このテストはなぁに? 何のためにやるの?」って聞いた覚えがあります。「人によっては真ん中の数字が見えないんだよ」と教わって、「ふーん」と思ったのですが、今考えると、そういうテストをやるときには「色覚障がい」について、そしてこの世界の仕組みがマジョリティに便利にできていること(例えば信号機とか)についての、指導というか、お話があった方がよかったのではないか、などと思っています。