第13話 家で作戦会議時々イチャイチャ

昨日の土曜日は美玖のファッションショーを堪能させてもらって、とても楽しい時間を過ごすことができた。


今日は学校で美玖に来るラブレターの対策について話し合う事になっていた。


「うーん、やっぱり直接会ってハッキリ断った方が早いんじゃね?俺も一緒に会えば変なこともされないだろうし……。」


美玖が他の男に告白されるところを見るのは非常に嫌ではあるけど、その方が毎日下駄箱に入ってくるラブレターも無くなる気がする。


「えーー……猛以外の男から告白なんてされたくないよ。だったら学校でもイチャイチャしまくって、私達の間には入る余地が無いって分からせちゃった方がいいと思う。」


「そうは言ってもなー。いつもイチャイチャしてるのにラブレターがきてるから効果はあまり無いんじゃないかなぁ。これ以上のイチャイチャは先生からも気をつける様に言われちゃってるし……。」


「そっかー。確かに先生達に迷惑をかけるのは違うよねー。はぁ……次ラブレターが届いたら直接会って、猛以外の男は生理的に無理って伝えるしかないのかー。」


美玖が心底嫌そうにため息を吐きながら俺に身体を預けてきた。俺は美玖を抱きしめて頭をゆっくり撫でてあげた。


「相変わらず俺以外の男はダメなんだな。」


「当たり前じゃん!!猛は私の外見だけじゃなくて、本当の私を全部愛してくれるけど、他の男達は私と喋る時も胸を見ながら喋るんだよ!!下心丸見えのまま告られても嬉しくないっての!!私の胸や裸を見ていいのは猛だけなのー!!」


「美玖の気持ちがスゲー伝わってきたよ……。後、最後の言葉は嬉しすぎて、発狂しちゃうからあまり人前では言わないでくれな?」


仮に俺が発狂するところをクラスのみんなに見られたら恥ずかしすぎて学校に通えなくなりそう……発狂しながら美玖を抱きしめてキスしちゃいそうになるか?恥ずかしさよりも美玖を愛する気持ちが強くなって職員室に呼び出しコースになりそうな気がしてきた。


最近俺も美玖もイチャイチャの歯止めが効かなくなってきたからなぁ。


「あっ!いいこと思いついた!!私生徒会に誘われてるんだけど、男もいるから嫌だって断ってたんだけど、猛も一緒に生徒会に入ってイチャイチャしまくれば良いんだよ!!生徒会にいれば噂もあっという間に拡がるよ!!」


美玖は俺の顔を可愛く覗き込みながらとんでもないことを言った。


「はあ!?俺が生徒会なんて無理無理!!美玖は誘われてるけど、俺は誘われてないんだから入るなんて無理だって!!」


「それなら大丈夫!!3回目に誘われたときに猛と一緒じゃなきゃ無理ですって言ったらそれでも良いから入ってくれって言われてるんだよね!……ねぇ、猛お願い❤️」


美玖が俺を覗き込みながら瞳を潤ませながら言ってきた。


……そんな顔されても無理だって……。

……そんな、顔されてもム……。


「分かった!!美玖の為なら俺はなんだって出来るから任せておけ!!」


……ダメでした。だって!!最愛の美玖にあんな顔されながらお願いされたら断るなんて無理でしょ!!


美玖顔がぱあっと花が咲いたような笑顔に変わった。


「ありがとうー!!猛大好きー!!」


「おわぁ!?」


俺は美玖の勢いに押されてカーペットの上に押し倒された。

そのままズボンを脱がされていった。

……なんか脱がされてる!?


「美玖!!急にご乱心してるよ!?」


「だって猛がキュンとする事をするからだよ!!普通なら断る話しなのに爽やかな笑顔でカッコいい言葉を言いながら引き受けてくれたんだもん!!キュンキュンしすぎて我慢なんて無理❤️」


美玖が自分の唇を色めかしく舐め回しながら俺のズボンとパンツを慣れた手つきで俺から奪い去り、美玖自身も服を脱いでいった。


そのまま俺はサキュバスとなった蠱惑的な美玖によって喰べられるのであった。


……こういう美玖を見れるのも俺だけの特権だな!!枯れ果てるまで続いたけどな!!

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