第4.5話 復讐
血の臭いしかしない。床はほぼ真っ赤に染まっている。私自身の手や服も返り血で真っ赤に染まっていた。振り返ると黒服の男達の死体が積みあがっている。
敵討ちや復讐なんて意味のない行為だと分かっている。分かっていたが、これくらいしか親友を弔ってあげる方法が私には思いつかなかった。
幼少の頃よりずっと一緒にいた、私と同じ孤児だった親友。
数日前、街を取り仕切るマフィアの手によって殺された。
私はこれからどうしようか、親友を手にかけたマフィアは皆殺した。
もう生きる意味も目的もない。
「叶...、私はこれからどうすれいいのかな...」
血に染まった少女、白咲愛美は、亡き親友を想い空を仰いだ。
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