第3話何フェチ?

3話何フェチ


昨日の一件後、エローナさんは浮いていた。いい意味ではなく悪い意味で。

自分なりに、配慮はしたつもりだがどうやらあの会話を聞かれてしまっていたらしく、クラスの女子は話しかけず、男も女の目を気にして話しかけずにいた。

「オハヨウゴサイマース田中さん」

向こうの方から話しかけてくれた。嬉しい。

「お、おはようエローナさん」

「聞きたいのですケド」

「どうしたの」

「田中さんは、何フェチですか?」

「尻かな」

「おシリですか。ふむふむ」

はっしまった反射的に、答えてしまった考慮すべきだった。

「こんなとこで話して大丈夫?なんか女子どうしのめんどくさいやつとかあるじゃん」

「気にしセーンワタシは、話したい人と話しマス。」

「そんなことよりおシリのどんなところが好きなのですか?」

エローナさん下ネタ話す時だけカタコト抜けるよね何でなんだろ 

「難しい質問をするなエローナさん。目の前に女がいたとして、どこを触り、どこを吸い、どこを舐めるのか。それ自分のDNAに刻み込まれているんだ。本能が尻が好きと訴えてきてるんだ!!!」

「なるほど、つまり本能でおシリが好きだと」

「そう」

「なら触ってみますか…」

いいのか触って、いやダメだ冷静に考えろ、まずなぜエローナさんはフェチを聞いてきたんだそれは自分のフェチを話したいからなんじゃないのか。ここで触ったらこの関係がなくなってしまうかも知れない落ち着け

「いや……大丈夫それよりエローナさんのフェチなの?」

「そーですか残念です。ワタシは、」

キーンコーンカーンコーン

「あっチャイムデースそれではサヨウナラ」

「うっうん」

えっさっき残念って言ったよね。ミスったーーー数秒の俺をぶん殴りたい。エローナさんの尻触りたった。またフェチの話の時にどうにか尻にもっていこう。



その後、一日中エローナさんに筋肉の素晴らしさについて聞かされた。

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エロカワイイエローナさんと童貞 @nasubidesu

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