閑話休題 NLP=神経言語プログラミングについて徒然

名前だけ見ると、パソコンのプログラム言語の一種かな、と思ったりしますが、全然違います(笑)。


自己啓発手法の一種と考えてもよいと思いますが、私が注目したのは、”VAKタイプ別判定”という考え方です。


V…Visual=視覚 、A…Auditory=聴覚 、K…Kinestic=身体感覚(味覚、嗅覚、触覚) それぞれの頭文字をとって、VAKと名付けられています。


つまり、人間という存在は、五感を使って、外界(物質界)の状況を把握することで、行動しています。センサー=五感から入ってきた情報は、脳で処理されて、結果として、なんらかの反射行動をするわけです。


脳の全体処理能力は、人によって、ほとんど差はありませんが、五感のどれを重要視しているか、という処理分担に関しては、個人差があります。


極端な例を上げれば、視覚障害者は、視覚から情報が入ってきません。そのため、他の四感=聴覚、味覚、嗅覚、触覚からの情報を処理して、外界のことを知り、行動原理としています。そのため、聴覚が常人よりも発達(処理能力が高い)したり、嗅覚や味覚が敏感で、酒やワインなど微妙な香りを嗅ぎ分けたり、触覚の処理能力がたかくなることで、点字が読めたり、手先が非常に器用であったり、という結果になったりします。


一般的な場合では、VAKの処理比率は、7:2:1ぐらいになります。

脳の70%は視覚の処理に使われているのです。聴覚が20%で、身体感覚(味覚、嗅覚、触覚)が10%です。


ここで、私のVAKタイプを発表します!

私は、V=18点(少し低い)、A=56(非常に高い)、V=18(少し低い)となりました。実際に、小学校高学年のときに、仮性近視と判定され、メガネ生活をしております。今では、近視と乱視と老眼がセットになっています(笑)。


というわけで、視覚からの情報処理は苦手です。速読なんてできません。見開いたページを一瞬で覚えるなんて!

道理で、子供のころ、そろばん教室に通っていたけど、暗算が苦手で4級止まりでした。暗算だけ落ちるので、3級になれませんでした(泣)。得意だったのは、読上算(伝票算)です。聴覚処理が高いから、得意なのでしょう。納得です。


また、私は夢を見ません。。。。おそらく、覚えていないだけでしょうが、映像を脳裏に思い浮かべることができないので、普通の人の夢とは異なります。詳細に観察してみたところ、どうやら、映像に関しては、輪郭を覚えているようです。例えるならば、黒板にチョークで、ラフに線画を描いたような感じですね。


そのため、自動車の運転は苦手です。映像認識が弱いので、ノロノロ安全運転必須です。ナビがないと迷ってしまいまし、1時間以上連続運転すると、猛烈な眠気が襲ってきます。最初は、換気が悪くて酸素不足なのか、と思っていたのですが、VAKでタイプが聴覚タイプと判明したので、要するに、運転中に飛び込んでいる周囲の映像を処理する能力がパンク状態になって、脳がオーバーヒートして疲れてしまうから眠気が出てくるのだ、ということが理解できました。高速道路は極力乗らないようにしています(笑)


聴覚の能力に関係していると思うのですが、聴覚=テープレコーダーと関係させると、シーケンシャルな処理であり、これは、まさしく初期のコンピュータの動きと一致します。プログラムを頭から読み込んで、一つ一つ処理をこなして行く。


それが理由なのか、コンピュータ・プログラミングは、学生のころに非常に興味をもち、その方面へ就職したりしました。


あと、目覚ましは良く効きます。起こしてもらえなくても、目覚ましで十分起きれます。そのかわり、冷蔵庫から発するブーンというかすかな音などがあったりすると、気になって眠れません。


また、パチンコ屋のような、すごい騒音の場所は苦手です。ですから、パチンコはやったことがありません。海より山が好きです。涼しい、ということもありますが、木の葉の擦れる音、小鳥の鳴き声、せせらぎの音など、音に溢れているからです。景色はどうでもよいです。どうせ、脳裏に残りませんので、土産物屋で絵葉書でも買っておけば十分です。今なら、ストリートビューでOKです。。。。


と、具体例をあげれば切りがありません。VAKタイプによって、得意な感覚、苦手な感覚が個性として存在し、それによって、その人の行動も決まってくるわけです。


「あいつ、なんか変なやつだな?!なにか話が合わない」と思ったら、その友人(知人)は、VAKタイプがあなたと違っていることでしょう。


ビジネスの場で応用すると、相手がVタイプの場合は、凝って作った企画書、カラフルなパンフレット、すばらしいデザインの製品、などが効果的です。

相手がAタイプの場合は、事例、つまり、実際にそれを使ってみたことのある人の声、新製品発表会、セミナー、著名人の講演など、音で攻めるのが効果的。

これがKタイプとなると、とにかくサンプル置いておくから、使ってみてください、というのが一番効果があるとかないとか。


経営者はKタイプが多い感じです。なぜなら、Kタイプは、とにかく動くのが好きな人で、じっとしていられません。思いつたら、すぐに飛び出して行動する。典型的な営業畑です。商売相手が経営トップだと、同じKタイプが多いので、同タイプ意気投合しやすいのも、高評価点です。


ちなみに、イギリスでは、ハイスクールは、VAKタイプ別にクラス分けして、それぞれ専門の授業を行っているとのことです。日本では、そこまでどころか、VAKタイプ別判定など、ほぼ無名の存在です。大学に専門課程がないのもありますが。






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